どんな企業も売れるまで何度も試す『構築・計測・学習サイクル』と『MVP』
イェール大学出身の起業家エリック・リースは、SNSのベンチャー企業を立ち上げムダを排除する『構築・計測・学習サイクル』と『MVPサイクル』を生み出しました。
『構築・計測・学習サイクル』とは、構築・計測・学習を続け、ムダをなくす考え方で、『MVP』とは、製品が売れるかを検証するためにつくる試作製品のことです。
今回は、どんな企業も売れるまで何度も試す『構築・計測・学習サイクル』と『MVP』について紹介していきます。
IT起業家エリック・リース
イェール大学出身の起業家エリック・リースは、大学生の頃に起業しますが失敗していました。
さらに卒業後に1社立ち上げをして、失敗します。
そこで魔術師と呼ばれた天才投資家のスティーブ・ブランクと出会います。
天才投資家から指導を受けたエリック・リースは、「IMVU」という会社を立ち上げます。
リースが影響を受けた経営方針は、トヨタのムダを排除したリーン生産方式でした。
エンジニアは、「わからないならやってみよう」と闇雲にプログラムを書く人が多いこと。
エンジニアは、こだわりがつよく必要ないものに時間を使いたがること。
顧客に価値を提供できないものは、すべてムダで、時間単価の高いエンジニアへの給料が経営を圧迫すると気付きました。
『構築・計測・学習サイクル』とは
『構築・計測・学習サイクル』とは構築・計測・学習を続け、ムダをなくす考え方です。
トヨタのとった「リーン生産方式」とは、工程間にムダな在庫を置かないことでムダ・ムラをなくす生産方式です。
※リーンとは贅肉を削ぎ落すという意味です。
リースは、ムダを排除するためにエンジニアに余計なものを作らせず、製品化する前に試作品を高速で作って計測して改善するようにしました。
『MVP』とは
『MVP』とは、Minimum・Viable・Productの略で、製品が売れるかを検証するためにつくる実用最低限の試作製品のことです。
エリックの会社は、『MVP』を生み出し、1日に50回も『構築・計測・学習サイクル』を回し続けました。
その結果、2006年には、1900万ドル(約20億8,997万円)も資金調達することに成功しました。
エリック・リースは、魔術師と呼ばれた天才投資家スティーブ・ブランクから最高の生徒と呼ばれるようになりました。
最後に
今回は、どんな企業も売れるまで何度も試す『構築・計測・学習サイクル』と『MVP』について紹介します。
イェール大学出身の起業家エリック・リースは、SNSのベンチャー企業を立ち上げムダを排除する『構築・計測・学習サイクル』と『MVPサイクル』を生み出しました。
『構築・計測・学習サイクル』とは、構築・計測・学習を続け、ムダをなくす考え方で、『MVP』とは、製品が売れるかを検証するためにつくる試作製品のことです。
エリック・リースは、天才投資家スティーブ・ブランクの「実験と改善を続ける」教えとトヨタの「ムダをなくす」教えをITベンチャーに取り入れ大成功しました。
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