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凡庸“Netflix”雑記「ターミネーター 0」

凡庸“Netflix”雑記「ターミネーター 0」

Netflixでターミネーターゼロがやっていたので、勇んで観た。予告があんまりにも良かったから。期待が最大限に増し増し、ラーメン二郎じゃあるまいし。

で、先ほど見終わったのだけど、正直、しっくりこなかった。

硬質で直線的な感じが、ターミネーターだと思う。疾走感があり、硬くブレのない中で、アクションやストーリーが進んで行く。感じ?

それが、このターミネーターは、実にウェットな仕上がり。まるで、

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凡庸”映画”雑記「インサイド・ヘッド2」

凡庸”映画”雑記「インサイド・ヘッド2」

インサイド・ヘッド2を観る。

思春期を迎える少女の日常の物語。大きな事件が起こるわけでなく、思春期の、危うい変化で生まれる、人との関係性にひたすら苦悶する様子が、赤裸々に語られる。

頭の中(心の中?)に、巣食うさまざまな感情が、一人の生き方に右往左往し、何とか、世界に寄り添わせようとする。今まさに取り囲もうとしている社会に、正しく、心地よく着地させようと悪戦苦闘する。

新たに生まれる、さまざ

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凡庸”創作”雑記「ルック・バック」

凡庸”創作”雑記「ルック・バック」

有体な言い方をすると、「感動した!」

しかない映画なんだけど、それで、終わってしまう物語なのだけど、今でも、胸の中がクラクラしている状態なので、思いついたことを書いてみる。

その間「関心領域」を観て、映画が始まって、初めの画面を見た途端、”美しい”ととろけた。こんな、戦争のそれも、ユダヤ人虐殺の陰惨な物語なのに、”美しい”とは、不遜に違いない。

だけど、監督の思考の形を、徹底した意思のもとに

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凡庸”映画”雑記「デデデデストラクション後章」ネタバレあるので気をつけて!!

凡庸”映画”雑記「デデデデストラクション後章」ネタバレあるので気をつけて!!

待ちに待った後章が今日から始まったので、観てきた。

見応えのある作品で、最後まで楽しんで見ることができた。それなりに満足した。

前章での主人公たちの謎も明かされて、それも結構丁寧に詳しく。個人的にはそれに時間を取るよりも、もっと、宇宙人と地球人のあれやこれやを描いてくれなだろうかと、残念に思う。

相変わらず、あのちゃんの演技は素晴らしかった。今回は、彼女の独壇場。みたいな感じで、とても印象に

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凡庸雑記「ゴールデンカムイ」これから楽しみにしている人には悪しからず(ネタバレはないけれど)

凡庸雑記「ゴールデンカムイ」これから楽しみにしている人には悪しからず(ネタバレはないけれど)

映画の「ゴールデンカムイ」が評判が良いので観てきた。

アニメを絶賛している身としては、どんなもんだろうかと、怖いもの見たさで映画館に足を運んだ。

初めは観るつもりは無かった。もう、アニメでいいんじゃないか。あれが、完成系じゃないかと思っていた。(本来漫画だからあちらの方が完成系なのだけど)だけど、巷の声はすこぶるいいし、プロモーション映像も悪くない。

とりあえずは、観とくべきか?良くても悪く

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凡庸”レンタル”雑記「PSYCHO-PASS  PROVIDENCE」

凡庸”レンタル”雑記「PSYCHO-PASS  PROVIDENCE」

Amazonプライムビデオで「PSYCHO-PASS PROVIDENCE」を観た。

映画館で上映していた時、大好きなPSYCHO-PASSシリーズなので、絶対観るべしと誓っていた。が、やっぱり映画館では早々と上映が終わり、見逃してしまった。

そのうち、数ヶ月か数年後には、AmazonプライムかNetflixで配信されるだろうと、諦め時を待つことに。そうして、数ヶ月後Amazonプライムで有料

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凡庸“創作”雑記「日本のことを描いた2作品」

凡庸“創作”雑記「日本のことを描いた2作品」

日本を描いた2作品
最近、日本を舞台とした作品を2作見た。それが、予想以上に面白かったので、少し呟いてみる。

一つはドラマ、もう一つはアニメ。どちらも、作ったのは海外のスタジオ。

最近は日本をネタとして、作品が作られることが多くなった。

別に、自分とは関係ないのだけど、嬉しくなってしまうのは、この国に住んでいる人としての、人情として、致し方無いこととして、広くご勘弁を。

本格ヤクザドラマ「

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Netflixでいよいよ「PLUTO」(プルートゥ)が始まった。

Netflixでいよいよ「PLUTO」(プルートゥ)が始まった。

アトムを題材に浦沢直樹が新たに作り上げた意欲的な作品。多くのファンを得た名作。らしい。

残念ながら、僕は彼の作品は「パイナップルアーミー」、「マスター・キートン」それから「モンスター」以外は読んでいないので、噂では聞いていたが、実際自分の目で確かめてはいない。

正直なところ、初期の彼の作品、原作者は別にいて、絵を彼が担当。その作品たちが好きだった。「パイナップルアーミー」、「マスター・キートン

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凡庸”岡田麿里”雑記「さよならの朝に約束の花をかざろう」

凡庸”岡田麿里”雑記「さよならの朝に約束の花をかざろう」

普通におもしろかった。拍子抜けするぐらいに。

「アリスとテレスのまぼろし工事」で、盛大に混乱させられたので、良い感じで力を抜いて見たら,これが、なんだか普通にしっかりと楽しめた。

岡田麿里監督脚本。癖の強さに身構えたが、普通に撮れるじゃないの。と、失礼極まりない感想を持った。

そういえば、この作品を見てMAPPAの社長がいたく感動し、是非ともと岡田麿里氏に作品作りを依頼したようだ。

永遠の

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凡庸”不確感想”雑記「アリスとテレスのまぼろし工場」

凡庸”不確感想”雑記「アリスとテレスのまぼろし工場」

今さっき見てきたばかりの、正直な感情を走り書き。あてにはしないで。

感想として、全編話の流れか遅く想像の速さに比べ何段も遅く感じた。衝撃的なCMで余計な想像を膨らませすぎたせいだ。

刺激的で疾走感のある場面展開と、むき出しの感情を吐き出した、痛いセリフで満たされていると思っていた。もちろん、人によっては、岡田麿里らしい、人の感情に手をのめり込ませる部分を見つけられると思う。僕は見つけられなかっ

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凡庸”Netflix”雑記「アグレッシブ烈子」

凡庸”Netflix”雑記「アグレッシブ烈子」

Netflixでアニメを作っているけど、あんまり面白いものはないことはないが、手放しで褒められるものは少ない。この間の「サイバーパンク エッジランナーズ」のような名作もありけど、すごいカリスマ監督が撮って、期待していた作品が今一歩なんてこともある。

どうも、当たり外れが多いというのがNetflixアニメの感想である。

それに、そこそこ面白かったとしても、話の途中で止まったままで、なかなか次が出

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凡庸”映画”雑記「BLUE GIANT(ブルー・ジャイアント)」

凡庸”映画”雑記「BLUE GIANT(ブルー・ジャイアント)」

「BLUE GIANT」ブルー・ジャイアントの評判がとても良い。漫画の時から、興味を持っていた。それならばと、観ることに。

本当に評判が良くて、誰も彼もほめそやしている。それも、日ごろ目に耳にする名のある人が。これなら、見て損はないかもしれなと、楽しめるに違いないと、気持ちを固めて、一応、仕事終わりの定時後 映画館に入った。

ちなみに、芸術品に一言、二言ある有名どころが、褒める作品が自分に合っ

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凡庸“映画”雑記「映画大好きポンポさん」

凡庸“映画”雑記「映画大好きポンポさん」

映画は90分に収めないといけない。そんな持論を展開するポンポさん。だから、この映画、編集の重さと苦しみを描いている。

ここまで、編集の匙加減一つで、映画の生き死にが決まり、作家の創造性が評価される映画って、そう言えば古今東西無かったなあと、あらためて思う。

ポンポさん、名プロデューサーのお祖父さんから、幼い時に映画の帝王学を学んだ。映画好きなら、こんな好機は飛び上がるほどの喜びだが、彼女にとっ

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凡庸“アニメ”雑記「チェンソーマン」

凡庸“アニメ”雑記「チェンソーマン」

昨日設定したFire TV Stick 4K Maxで、今日午後、色々と観て楽しんで過した。

そのーつに「チェンソーマン」があった。

今回観た8話はその後半は今までの予定調和を根底から覆し、別の次元に投げ捨てられた様な、驚き、悲しみ、そして、これからへの心躍る喜びを感じた。

この作品、強く海外の映画とドラマを意識し作られている。カメラが見せる場面展開、構図、動きすべてがアニメのそれではなく、

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