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凡庸”映画の日”雑記「デッドプール&ウルヴァリン」

凡庸”映画の日”雑記「デッドプール&ウルヴァリン」

デッドプール&ウルヴァリンを観る。

正直、つまらないとは言わないけれど、通り過ぎるのをただ見つめていた。乗り切れずに、立ち尽くしていた。そんな感じ。

一発目の(映画の)デットプールは気に入っていた。あの、疾走感が好きだった。軽妙とは言うには、憚られる下品なジョークと、容赦ない殺戮に、歓喜した。(ほとほと人間と言うのは、恐ろしい)

それを記憶してたので、今日、映画の日。普段よりはお得に鑑賞でき

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凡庸”映画”雑記「BlackBerry」

凡庸”映画”雑記「BlackBerry」

さっき、Netflixで「BlackBerry」を観た。

今さらBlackBerryとは。どうしてだろうか。AppleやGoogle、Facebookなどなど、綺羅星のような、今をときめく企業ではなく、もうすでに消えてしまった(どうもそうらしい)会社のことなんて。

と、不遜なことを頭にちらつかせながら、それでも、いっ時は世界中のビジネスパーソン(それもできるイケイケの)が使っていた、スマートフ

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凡庸”創作”雑記「ルック・バック」

凡庸”創作”雑記「ルック・バック」

有体な言い方をすると、「感動した!」

しかない映画なんだけど、それで、終わってしまう物語なのだけど、今でも、胸の中がクラクラしている状態なので、思いついたことを書いてみる。

その間「関心領域」を観て、映画が始まって、初めの画面を見た途端、”美しい”ととろけた。こんな、戦争のそれも、ユダヤ人虐殺の陰惨な物語なのに、”美しい”とは、不遜に違いない。

だけど、監督の思考の形を、徹底した意思のもとに

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凡庸”未来”雑記「のん」やっぱり天才って......

凡庸”未来”雑記「のん」やっぱり天才って......


「未来」オーディブルで、「未来」を聴いた。

湊かなえの小説。名は知っていたが、詳しくは知らなかった。20年後のじぶんからの手紙が届けられる。その、説明文が気になり、聴いてみた。

丁度、村上春樹の騎士団長殺しを聴き終わった直後。これも、あの世とこの世の狭間を描いた、幻想的な物語なのか。そう、不要な期待をしながら。

予想を反し、行けども行けども、出会えども出会えども、見事なまでに、現実的な不幸

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凡庸”映画”雑記「関心領域」

凡庸”映画”雑記「関心領域」

「関心領域」を観てきた。

地味な映画。子供を連れた家族連れや、熱情にうなされた恋人たちが訪れることはない。と言うと、偏見かもしれないけれど、まあ、正しいのではないか。

いつ終わるかわからない、そんな映画。

そこで、代休を取って、今日、今さっき、観てきた。

映画レビューの星が、さほど高くなかったので、とても不安だった。それに、もう一本興味がある映画があり、そちらと、散々悩んだ。

ただ、初志

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凡庸”映画”雑記「フォール」

凡庸”映画”雑記「フォール」

NetflixやAmazonプライムビデオで、日々、映画やドラマ、アニメが配信されている。次々、現れては消え、全く追いつけない。それでも、性懲りも無く、追い求める。

興味を持った作品や、名の知れた作品は、とりあえずダウンロードして、まずは、頭の数分を観て、気にいれば、そのまま観続ける。

だいたい、iPadの気楽さにかまけ、時間がある時に、ちょこちょこと、ぶつ切りでの鑑賞が基本である。

その中

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凡庸”映画”雑記「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 」暇つぶしで追加 ネタバレ感想

凡庸”映画”雑記「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 」暇つぶしで追加 ネタバレ感想

昨日デデデのことを書いた。でも、感想を述べる上で、不十分なところがある。

物語の核心となる部分の理解が不十分どころか、全くボヤけて見えていないいるところだ。

前章で突然変な物語が始まる。主人公の二人の幼少の物語。不可解だったのが、主人公のあのちゃんがやっていた方の性格が全く違っていた。一体何を見せられているのだろうと思いつつ、話はどんどん進む。

そのうち、宇宙人と出会う。

そして、彼が持つ

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凡庸”映画”雑記「デデデデストラクション後章」ネタバレあるので気をつけて!!

凡庸”映画”雑記「デデデデストラクション後章」ネタバレあるので気をつけて!!

待ちに待った後章が今日から始まったので、観てきた。

見応えのある作品で、最後まで楽しんで見ることができた。それなりに満足した。

前章での主人公たちの謎も明かされて、それも結構丁寧に詳しく。個人的にはそれに時間を取るよりも、もっと、宇宙人と地球人のあれやこれやを描いてくれなだろうかと、残念に思う。

相変わらず、あのちゃんの演技は素晴らしかった。今回は、彼女の独壇場。みたいな感じで、とても印象に

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鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎の感想もどき

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎の感想もどき

この映画とても評判が良く、面白そうだなぁと気にはなっていたが、子供の時から散々観てきた鬼太郎を今更と躊躇していたら、劇場上映が終わり、機会を失ってしまった。

やっぱり観たらよかっかもと、残念に思っていたら、嬉しいことにAmazonプライムビデオで配信が始った。これは観ないわけにはいかない。子供向けの食い足りないものだったら,途中で辞めてもいいし、良ければ観続ければいい。配信は気楽で良い。(良くな

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凡庸”映画”雑記「異人たち」多少ネタバレ

凡庸”映画”雑記「異人たち」多少ネタバレ

異人たちを観る。

とても地味な映画。されど、良い映画。

山田太一作。大林信彦監督の映画。これを、海外で元として映画化した。基本的な物語は同じ。最後のどんでん返しも。

良質で良心的に丁寧に作品を撮っているのが、好感が持てる。大林監督が彼独特の映像マジックで、ドラマティックな部分のある作品にしていたが、こちらは呆気ないほど、日常と異が重なり合う。その辺の差異のなさに、誠意と物足りなさを感じた。

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凡庸”映画”雑記「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」

凡庸”映画”雑記「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」

このアニメ全体に流れる、儚さと危うさが、とても惹かれてしまう。
何気ない普通の日々が、柔らかに流れる中、手の施しようもない破滅の姿。この塩梅の良さが、作者の知性と感性の高さを感じさせる。

なぜだか、破滅の姿を見せる物語が好きだ。

とても惹かれてしまう。これは侘び寂び、儚さを、つい口にする日本人の性なのだろうか。でも、愛している全滅の物語は海外製ばかりだ、「ハローサマー、グッドバイ」や「渚にて」

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凡庸“ドラマ”雑記「沈黙の艦隊」

凡庸“ドラマ”雑記「沈黙の艦隊」

どうしても国とか世界とか、その中で繰り広げられ厳しいやり取りなど、日本の中で日々あくせくしていると、我関せずとなってしまう。

世界の中の、日本という国の国民だから、自分と直結しているに違いない。だけど、遠い世界の物語として、世界中で行われている様々な、現実を捉えてしまう。

それどころか、日本国内での政治に対しても、傍観を決め込んでいる。恥ずかしい事だ。

世界の中で、今まで微妙な力のバランス関

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凡庸雑記「ゴールデンカムイ」これから楽しみにしている人には悪しからず(ネタバレはないけれど)

凡庸雑記「ゴールデンカムイ」これから楽しみにしている人には悪しからず(ネタバレはないけれど)

映画の「ゴールデンカムイ」が評判が良いので観てきた。

アニメを絶賛している身としては、どんなもんだろうかと、怖いもの見たさで映画館に足を運んだ。

初めは観るつもりは無かった。もう、アニメでいいんじゃないか。あれが、完成系じゃないかと思っていた。(本来漫画だからあちらの方が完成系なのだけど)だけど、巷の声はすこぶるいいし、プロモーション映像も悪くない。

とりあえずは、観とくべきか?良くても悪く

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凡庸”レンタル”雑記「PSYCHO-PASS  PROVIDENCE」

凡庸”レンタル”雑記「PSYCHO-PASS  PROVIDENCE」

Amazonプライムビデオで「PSYCHO-PASS PROVIDENCE」を観た。

映画館で上映していた時、大好きなPSYCHO-PASSシリーズなので、絶対観るべしと誓っていた。が、やっぱり映画館では早々と上映が終わり、見逃してしまった。

そのうち、数ヶ月か数年後には、AmazonプライムかNetflixで配信されるだろうと、諦め時を待つことに。そうして、数ヶ月後Amazonプライムで有料

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