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皆さん、こんにちは。 私は福岡県筑後市で理容室を営んでいます。 日々のお仕事の中で …

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皆さん、こんにちは。 私は福岡県筑後市で理容室を営んでいます。 日々のお仕事の中で 「人を生かし自分も生きる」 ということをテーマに 考えて行こうと思い 書き始めました。 どうぞよろしく!

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑭

地の巻、詳細を読み解く                                 「全てにおいて拍子(リズム、テンポ、間)が重要だ」        …

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉖

火の巻、詳細を読み解く 火の巻は 水の巻の応用編であり より実践的で その内容はきわめて 心理学的、力学的で 興味ぶかい。 「場所と状況を    見きわめよ」 戦闘…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉕

水の巻、詳細を読み解く 「構えあって構えなし」 ㉓でのべた「構え」 のことであるが そもそも 自分の武器(スキル)を 活用するにあたって 一定の形に構える と…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉔

水の巻、詳細を読み解く 「太刀(技能、能力)の使い道」 太刀(たち)すなわち 自分の技能、能力は それを正しく使うことが 重要だ。 自分が活用する 技能、能力…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉓

水の巻、詳細を読み解く 「五つの構え(かまえ)のこと」 ここでいう構えとは 自分の武器(スキル)を たずさえて 未知の相手から 信用を得るための 武器(スキル…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉒

水の巻、詳細を読み解く 「足のつかい、事のはこび方」 ものごとを進める場合は かかとを強くふむように 自分の信念を強く念頭におき 大小、遅速のちがいはあるが …

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉑

水の巻、詳細を読み解く 「人の信用を得たければ   太刀(自分のスキル)を常にみがけ」 まず、何よりも 相手の信用を得るのだという 強い気持ちで自分のスキルを…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑳

水の巻、詳細を読み解く 「目くばりということ」 武蔵は日ごろの 生活や仕事のときから 目のくばり方は 「大きく、広く」くばるのである。 観の目:  物ごとの本…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑲

水の巻、詳細を読み解く 「どんな時も変わらぬ姿勢を保つようにしなさい」 体のかまえ(姿勢)は 顔はうつむかず、あおむかず、曲げず (視界よく周りが見わたせるよ…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑱

水の巻、詳細を読み解く 「一瞬のうちに的確な判断を下すような修業とは?」 行き過ぎた緊張、たるみ、偏見、こだわり 雑念をとり払うことは さまざまな道を志す上で…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑰

水の巻、詳細を読み解く ”水の心を手本として、勝利の道を見出していく。” 「心の持ちよう」 いかなる場合においても 心の持ちかたは 平常の際と変わってはならな…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑯

地の巻、詳細を読み解く  「武蔵の兵法九つの原則」 以下の九つの原理原則を心がけて 人の道を鍛錬しなければならない。 広く大局を見ることなくしては 人生の達人…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑮

地の巻、詳細を読み解く  「拍子は ”はずみ” ともいう」 ある 物体にはたらく力は  質量×加速度にひとしい。 これは物理学でいうと 運動の法則だが 人間の…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑬

  地の巻、詳細を読み解く        「馬は耐久性が強く、頑丈なのがよい」 武蔵は 武芸に使うさまざまな 武器、道具などの 些細なことにとらわれて  本来…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑫

  地の巻、詳細を読み解く    「我が太刀の徳によって世を治め、自らを治めるのである」 武蔵は太刀、兵法によって 世間を治め、自分を治めて 行くのだと言っ…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま ⑪

 地の巻、詳細を読み解く  「物事に成功をおさめるためには、全機能、全手段をフルに活用すべし」 武蔵の実践する二天一流は 二刀流である。(二本のバチで太鼓を打…

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑭

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑭



地の巻、詳細を読み解く                           

     「全てにおいて拍子(リズム、テンポ、間)が重要だ」              

拍子というものがはっきり

しているのは

舞踏や音楽などである。

これは,拍子がよく

合うことによって

調子よく行われる。                

武芸の道も、弓を射

鉄砲をうち馬に乗る

ことま

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉖

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉖



火の巻、詳細を読み解く
火の巻は
水の巻の応用編であり
より実践的で
その内容はきわめて
心理学的、力学的で
興味ぶかい。

「場所と状況を
   見きわめよ」

戦闘の場において

”太陽を背おって立つ”

という原則がある。

その理由は

自分の後ろに

太陽がくるように

して立つと

敵の視界を

太陽の光でさえぎり

見えずらくして

逆に

自分はしっかりと

敵を見ることができ

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉕



水の巻、詳細を読み解く

「構えあって構えなし」

㉓でのべた「構え」

のことであるが

そもそも

自分の武器(スキル)を

活用するにあたって

一定の形に構える

ということは

あるべきことではない。

「構えあって構えなし」

ということである。

スキルを使う形は

相手との関係により

その場所により

状況に応じ

臨機応変に、、、

どんな形でスキルを

活用しようとも

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉔

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉔



水の巻、詳細を読み解く

「太刀(技能、能力)の使い道」

太刀(たち)すなわち

自分の技能、能力は

それを正しく使うことが

重要だ。

自分が活用する

技能、能力を客観的に

よく知ることが大事だ。

どんなにすぐれた

技能、能力を持っていても

その細かい機能の原理を

無視して使おうとすると

うまく行かないものだ。

例えば

PCを使うにあたっては

PCの能力を無視して

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉓

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉓



水の巻、詳細を読み解く

「五つの構え(かまえ)のこと」

ここでいう構えとは

自分の武器(スキル)を

たずさえて

未知の相手から

信用を得るための

武器(スキル)を使う

スタンスのことである。

(スキル=知識、技能、能力、話術 etc・・・)

五つの構えがあるのだが

どの構えも

構えそのものにはとらわれず

何より、大事なのは

相手の信用を勝ちとることを

一番に考える

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉒

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉒



水の巻、詳細を読み解く

「足のつかい、事のはこび方」

ものごとを進める場合は

かかとを強くふむように

自分の信念を強く念頭におき

大小、遅速のちがいはあるが

自然に歩くくらいの気持ちで

左右の足をまえにだすように

進めるのがよい。

ものごとを上手く成し遂げるためには

陰陽ということが大切とされている。

陰つまり信念、目的

陽つまり策(作戦、策略)

この二つをバランスよ

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉑

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ㉑



水の巻、詳細を読み解く

「人の信用を得たければ
  太刀(自分のスキル)を常にみがけ」

まず、何よりも

相手の信用を得るのだという

強い気持ちで自分のスキルを使うのである。
(スキル=知識、技能、能力、話術 etc・・・)

使い方をまちがえれば

信用をなくすことになるから

注意すること。

自分のスキルを

固定してしまってはならない。

”固定” は ”死” であり

”固定さ

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑳

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑳



水の巻、詳細を読み解く

「目くばりということ」

武蔵は日ごろの

生活や仕事のときから

目のくばり方は

「大きく、広く」くばるのである。

観の目:
 物ごとの本質を深く
 見極めることを第一とし

見(けん)の目:
 表面のあれこれの動きを見ることは
 二の次とせよ 

と説いている。

世の中のできごとを

広く大きな目くばりで見わたし

物ごとの本質を深く

見きわめることがまず

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑲

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑲



水の巻、詳細を読み解く

「どんな時も変わらぬ姿勢を保つようにしなさい」

体のかまえ(姿勢)は

顔はうつむかず、あおむかず、曲げず
(視界よく周りが見わたせるように)

目をきょろきょろさせず
(落ち着きがないように見え、視線をさとられるから)

額にしわをよせず、眉の間にしわをよせ
(策略をさとられないよう)

目の玉を動かさぬよう
(視点をさとられないように)

またたきをしない気持ち

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑱

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑱



水の巻、詳細を読み解く

「一瞬のうちに的確な判断を下すような修業とは?」

行き過ぎた緊張、たるみ、偏見、こだわり

雑念をとり払うことは

さまざまな道を志す上では

大切なことですが

武蔵は「心を静かにゆるがせ」ると

いっている。

”心を静かにゆるがせる” なんとなく

ニュアンスとしてはわかるのですが

具体的にはどんな状態か

考えてみました。

適度な緊張の中で
(その緊張を

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑰

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑰



水の巻、詳細を読み解く

”水の心を手本として、勝利の道を見出していく。”

「心の持ちよう」

いかなる場合においても

心の持ちかたは

平常の際と変わってはならない。

平常も、非常事態の際も

精神をひろやかに、まっすぐにし

むやみと緊張せず

また、たるむことなく

かたよった心をもたず

心を静かにゆるがぜて、そのゆるぎが

一瞬もゆるぎ止まらぬよう

よくよく気をつけることであ

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑯

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑯



地の巻、詳細を読み解く

 「武蔵の兵法九つの原則」

以下の九つの原理原則を心がけて

人の道を鍛錬しなければならない。

広く大局を見ることなくしては

人生の達人となることは

できないからだ。

常にこの原理を心がけて

ひたすらに励ならば

まず、現象面で人にまさり

物を見る目においても

人にまさる。

また、鍛錬によって全身が

意のままに動かせるようになれば

肉体的に人にま

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑮

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑮



地の巻、詳細を読み解く

 「拍子は ”はずみ” ともいう」

ある 物体にはたらく力は 

質量×加速度にひとしい。

これは物理学でいうと

運動の法則だが

人間の働きや

社会現象についても

いえることである。

勢いがそれだ。

勢いがつくと

意外な力を発揮する。

孫子はこれを

「激流は石をも漂わしてしまうそれは勢いがあるからである」

と表現している。

人生における勢い

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑬



  地の巻、詳細を読み解く

       「馬は耐久性が強く、頑丈なのがよい」

武蔵は

武芸に使うさまざまな

武器、道具などの

些細なことにとらわれて 

本来の目的を見失うことを

いましめている。                 

仕事に使う道具は

それぞれの特徴をよく見きわめて

その時々で使い分けるようにする。

ちかごろの道具は見てくれ(形、色、デザイン)

などにばか

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑫

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま  ⑫



  地の巻、詳細を読み解く

   「我が太刀の徳によって世を治め、自らを治めるのである」

武蔵は太刀、兵法によって

世間を治め、自分を治めて

行くのだと言っている。

武蔵の考えでいうならば

「自分の仕事によって、社会をよくして、自分をよくして行く」と

いってるのだ。

仕事の成功という狭い考え

だけにとらわれずに

自分の人間性を磨き

社会全体の幸福を考えていたのです。

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剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま   ⑪

剣豪、フリーランス武士「宮本武蔵」が後世に伝えたかった生きざま ⑪



 地の巻、詳細を読み解く 

「物事に成功をおさめるためには、全機能、全手段をフルに活用すべし」

武蔵の実践する二天一流は

二刀流である。(二本のバチで太鼓を打つのにヒントを得たという話も残っている)

                                   二刀流の考え方

〇 持っている手段を、あますところなく活用すること。                        

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