羽栗明日

羽栗明日です。小説家です。 職業は医師をしながら小説を書いています。 小説にできないア…

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羽栗明日です。小説家です。 職業は医師をしながら小説を書いています。 小説にできないアイデアをこちらに書いていきます。 とりあえず毎日更新で1000字程度の記事を書いていきたいと思います。 小説家になろう https://mypage.syosetu.com/292052/

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  • 「理」シリーズ

    正しさとはなんなのか。「理」について考えました

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    魔法使いになりたかっただけ 本編まとめです

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固定された記事

なぜ私はTwitterが恐ろしいのか

 第94回アカデミー賞の授賞式で妻を侮辱されたと感じたウィル・スミスが壇上のコメディアンを平手打ちした、というニュースは世間を駆け巡り、「ドライブ・マイ・カー」が…

羽栗明日
2年前
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最近おもしろかった映画とか本とか漫画とかアニメとかをつらつら書いていきたい。

羽栗明日
1か月前
2

なぜ客観と主観について考えるのか

 X(旧Twitter)やYahooニュースのコメント欄では、常に様々な意見が飛び交っている。その中にはあくまで個人的な主観的意見をぶつけるだけのコメントも存在する。個人的…

羽栗明日
1か月前
4

SNSはなんのための場なのか。交流の場なのか、発信の場なのか。私は常に後者だったが、世間的には前者の場が多いのだろうか。

羽栗明日
1年前
8

なぜ私は伊達巻を食べたのか「山上蒲鉾店 手焼き伊達巻」編

 ここ最近記事を書いていなかった、と言うのは今後話すとして。  みなさま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。  さて、お正月といえ…

羽栗明日
1年前
11

みなさまあけましておめでとうございます。
さて、伊達巻の季節がやってきましたね。

羽栗明日
1年前
5

湧いてきた沸いてきた
「理」について更新していこうと思います。土日にアップしていきます

羽栗明日
2年前
9

ここ二日間、投稿できなかった。少し書ける内容の吟味をしていきたいので一週間程度休もうと思います。
次回からも週二回程度の更新でできればなと思っています。

羽栗明日
2年前
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【連載】お人好しのキツネ その10【短編童話】

 続いて夜空に一本の虹が輝き、水面に反射しました。 「わあ、これが『逆さ虹』なんだね」  キツネは嬉しそうにそう言いました。  それから冬が明けた頃。  リスの…

羽栗明日
2年前
9

【連載】お人好しのキツネ その9【短編童話】

「まったく。君は本当にお人好しだな」  周りのみんなは口をそろえてキツネに言いました。  キツネは少し笑いながら、どんぐりを池に投げ込みました。 「お願いします…

羽栗明日
2年前
7

なぜ私は「理」を考えるのか 集団編①

個人で定義をしてきた「理」 「理」とは「正しさ」の最小単位であることは何度か述べてきたが、いずれもそれは個人でで捉えた事象だったり、個人での感情をピックアップし…

羽栗明日
2年前
11

【連載】お人好しのキツネ その8【短編童話】

「そういえばキツネくん。最後はどんな願いを叶えるつもりだい?」  ヘビがキツネに尋ねました。 「最後はね、リスくんの願いを叶えようと思うんだ。冬眠の準備ができて…

羽栗明日
2年前
9

【連載】お人好しのキツネ その7【短編童話】

 しばらくすると、フクロウがコマドリとヘビとアライグマとクマを連れてきました。  コマドリはまだ泣いていました。アライグマは足の根っこが強く絡まっていたので、ま…

羽栗明日
2年前
6

なぜ私はnoteを続けているのか

はじめのきっかけは脳内のアウトプット ここまで四か月くらいnoteを続けてきた。これまで140くらいの記事を書いてきたが、だいたいは世の中の考察が多かった。考察をし…

羽栗明日
2年前
14

【連載】お人好しのキツネ その6【短編童話】

「そうかい」  もの知りのフクロウはなんでも知っています。  リスの冬眠の準備が終わっていることも、そのせいで森中のどんぐりがないことも。リスがヘビにコマドリの…

羽栗明日
2年前
6

【連載】お人好しのキツネ その5【短編童話】

 どんぐり池はとてもにごっていました。牛乳みたいなくすんだ色の水面には、顔が反射がしないほどにごっているので、そこの水を飲もうと思うやつはいませんでした。  到…

羽栗明日
2年前
8
なぜ私はTwitterが恐ろしいのか

なぜ私はTwitterが恐ろしいのか

 第94回アカデミー賞の授賞式で妻を侮辱されたと感じたウィル・スミスが壇上のコメディアンを平手打ちした、というニュースは世間を駆け巡り、「ドライブ・マイ・カー」が国際長編賞を受賞したのがかき消されてしまった。ウィル・スミスはその後謝罪して自身の行いをわびたらしいが。

 SNSでも連日この話題で賑わっていて、妻の尊厳を守るために立ち上がった男として称賛されたり、自身の憤りを暴力として発散した男とし

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最近おもしろかった映画とか本とか漫画とかアニメとかをつらつら書いていきたい。

なぜ客観と主観について考えるのか

 X(旧Twitter)やYahooニュースのコメント欄では、常に様々な意見が飛び交っている。その中にはあくまで個人的な主観的意見をぶつけるだけのコメントも存在する。個人的には「わざわざ言わなくてもいいのに」とも思う。

 ではなぜ彼らが、表明しなくてもいいような主観的意見を表明するのだろうか。

客観と主観の正義 さてあなたが「客観的であることと主観的であること、どちらが望ましいか」と問われた場

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SNSはなんのための場なのか。交流の場なのか、発信の場なのか。私は常に後者だったが、世間的には前者の場が多いのだろうか。

なぜ私は伊達巻を食べたのか「山上蒲鉾店 手焼き伊達巻」編

なぜ私は伊達巻を食べたのか「山上蒲鉾店 手焼き伊達巻」編

 ここ最近記事を書いていなかった、と言うのは今後話すとして。

 みなさま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 さて、お正月といえばおせち料理。田作り、栗きんとん、昆布巻などなど様々なものがありますが、やっぱりみんなが一番好きなのは”伊達巻”。私も伊達巻は大好きなので、せっかくならいろいろな伊達巻を食べていこうと思った次第だ。

第一弾は、山上蒲鉾店さんの「手巻き

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みなさまあけましておめでとうございます。
さて、伊達巻の季節がやってきましたね。

湧いてきた沸いてきた
「理」について更新していこうと思います。土日にアップしていきます

ここ二日間、投稿できなかった。少し書ける内容の吟味をしていきたいので一週間程度休もうと思います。
次回からも週二回程度の更新でできればなと思っています。

【連載】お人好しのキツネ その10【短編童話】

 続いて夜空に一本の虹が輝き、水面に反射しました。

「わあ、これが『逆さ虹』なんだね」

 キツネは嬉しそうにそう言いました。

 それから冬が明けた頃。

 リスのいたずらはまだ続いていました。しかしそれは誰かを傷つけたり騙したりというものではなくて、みんなが心のそこから笑いあえるようなものでした。

 そしてキツネはまだお人好しでした。

 でもそんな彼を周りのみんな、特にリスがよく手伝って

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【連載】お人好しのキツネ その9【短編童話】

「まったく。君は本当にお人好しだな」

 周りのみんなは口をそろえてキツネに言いました。

 キツネは少し笑いながら、どんぐりを池に投げ込みました。

「お願いします。リスくんが今年も問題なく冬を越せるようにしてください」

 キツネはそう言いましたが、湖に変化は起こりません。

 みんなは口々にどうしてだろうと言いました。

 そこへ、フクロウに連れられてリスがやってきました。

「みんなリスく

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なぜ私は「理」を考えるのか 集団編①

個人で定義をしてきた「理」 「理」とは「正しさ」の最小単位であることは何度か述べてきたが、いずれもそれは個人でで捉えた事象だったり、個人での感情をピックアップしたりしてきた。その中で最初に浮かんできた感情には「理」が存在するので、それは「正しく」、捉えられる感情は「人生経験(という概念)」に基いて感じられる。

 さて、これは個人の中での話である。

「正しさ」がぶつかり合う集団 集団とは、個の集

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【連載】お人好しのキツネ その8【短編童話】

「そういえばキツネくん。最後はどんな願いを叶えるつもりだい?」

 ヘビがキツネに尋ねました。

「最後はね、リスくんの願いを叶えようと思うんだ。冬眠の準備ができてないというから」

「「「リスだって!?」」」

 みんなはいっせいに驚きました。

「僕、あいつにコマドリさんの卵を食べていいって言われたから食べたんだよ」

 ヘビがそう言います。

「まあ、ひどい。そんなことだとは思わなかったわ」

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【連載】お人好しのキツネ その7【短編童話】

 しばらくすると、フクロウがコマドリとヘビとアライグマとクマを連れてきました。

 コマドリはまだ泣いていました。アライグマは足の根っこが強く絡まっていたので、まだ怒っていました。

 ヘビとクマは、バツの悪そうな顔をしています。

「さあ、みんな揃ったぞ。早く願いを叶えなさい」

「うん、わかった」

 キツネはそう言って、どんぐりを一つ池に投げ込みました。

 すると不思議なことに池が虹色に輝

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なぜ私はnoteを続けているのか

はじめのきっかけは脳内のアウトプット ここまで四か月くらいnoteを続けてきた。これまで140くらいの記事を書いてきたが、だいたいは世の中の考察が多かった。考察をしながら自身がどう目の前の事象を処理しているかを把握し、なにかきっかけが掴めたのならそれをアウトプットしてきた。

まず大事だった小説 同時に小説もアップしてきた。半分くらいは以前登校していたものの焼き直しだったりしたが、何人かの方に実際

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【連載】お人好しのキツネ その6【短編童話】

「そうかい」

 もの知りのフクロウはなんでも知っています。

 リスの冬眠の準備が終わっていることも、そのせいで森中のどんぐりがないことも。リスがヘビにコマドリの卵を食べるように言ったのも、リスがクマをそそのかしてアライグマに話しかけるようにけしかけたことも。

 それでも一つだけ知らないことがありました。

「キツネくん。君は一体何をお願いするつもりだったのかな? そんなどんぐりを三つも持って

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【連載】お人好しのキツネ その5【短編童話】

 どんぐり池はとてもにごっていました。牛乳みたいなくすんだ色の水面には、顔が反射がしないほどにごっているので、そこの水を飲もうと思うやつはいませんでした。

 到着したキツネは、さっそくお願いを叶えようとどんぐりを池に投げ込もうとしました。

「キツネよ。こんなところで何をしようとしているんだね」

 後ろから声をかけられたキツネが振り向くと、そこにはフクロウがいました。

「ものしりのフクロウさ

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