2023年12月の記事一覧
小さな研究所らしきもの
隣に人家がないくらいの田舎で育ったので、一人暮らしで住宅地に引っ越して始めて知ったんですけれども、普通の一軒家で小さな商売をしている方が意外と多いんですね。一階部分を店っぽくしてる家もあれば、玄関先に商品の入った段ボール箱と手書きの値札にお金を入れる貯金箱くらいしか置いてないところもある。
商売の種類も様々で税理士や司法書士みたいな堅めな職業から食べ物や服などを売っているところ、ハンガーが段
痴漢冤罪が新時代の変質者を生みかける
ズボンのチャックを開けっぱなしのまま日常生活を過ごしてしまう時はあるものです。位置的につい閉め忘れてしまいがちですし、場所の割に皆さん意外と見てないのか、それとも場所が場所だけに指摘しづらいのか、全開に気づかずに1日を過ごしてしまう場合もある。家に帰って着替える時になってようやく全開に気づき、またやってしまったと思うことが今でもたまにあります。
そんな全開ライフを満喫していた時のことです。知
世間は私より脂肪を賢く使っている
私はどちらかと言うと痩せ型ですが、学生時代はなぜかそれだけで目の敵にされていました。同じクラスの女子が「そんなに細いのはズルい」と言うんです。「別に自分は細いとは思っていない」「普通に生活していれば普通はこうなる」「むしろ太りたくても太れない」というのが私の偽らざる気持ちなんですが、例え事実だったとしてもそれを素直に言うと痩せた身体にヒビを入れられかねないので、「ズルいと言われても………」と困惑
もっとみる全自動難易度調整ジョギングコース
ゲームを作る上で大変なもののひとつに難易度調整があると勝手に決めつけています。極端に難しかったり簡単だったりするのは楽なんです。大変なのは「ちょうどいい難易度」、これです。簡単ではないけれど、頑張れば何とかなる。そこを狙うのが一苦労なんです。遊ぶ人を想定し、その能力に合わせて難易度を調整しなければならない。ゲーム内の課題が、プレイヤー自信で解決できるものなのか、ヒントなどでサポートをする必要があ
もっとみるお化け屋敷の特殊な入口
私の幼なじみ、ここでは西岡君としておきますが、彼とは小学1年生の時によく遊んでました。
西岡君の隣には当時6年生の男の子が住んでいました。ここでは吉井君としておきますけれども、西岡君は吉井君ともたまに遊んでいたようです。
私と西岡君と吉井君の3人で遊んだことも何回かあります。1年生の我々からしてみたら、6年生は体力も知力も桁違いです。スポーツもゲームも、相当なハンデをもらった上に汚い手を
ストロングスタイル天日干し
本当はいけないことだと、やってる本人も分かっているとは思うんです。ただ、事実として、私が昔、暮らしていた家のそばにある公園の低い生垣には、しばしば布団やマットが干されていました。恐らく、近所に住むどなたかのものなんでしょうけれども、「持ってかれたらどうしよう」なんて不安を微塵も感じさせない、ストロングスタイルの天日干しです。
その公園はジョギングコースになっていたこともあり、ストロングスタイ
スポーツを巡るふたつの医者勢力
ジョギングを始めてしばらくした頃、ふくらはぎがやたらと痛くなりました。普通は病院一択なんでしょうが、当時の私にとって病院は怖いしカネがかかるし面倒くさいしで、最初から選択肢に入れていませんでした。とは言え、ふくらはぎはマジで痛い。
そこで、今後医者にかかるかどうかはともかく、まずはタダで楽で怖くない方法を選びました。図書館に行っていろいろ調べるんです。幸い、医者はその専門性の高さから伝統的に
名前が読みにくいのは年齢や時代のせいではない
大きな書店で何かいい本はないかフラフラしていた時のことです。女性がふたり、店内のポスターを眺めていました。どうやら親子のようで、白髪交じりのお母様は娘さんに何やら質問を投げかけていました。
ポスターに書かれていたのは、どうやらその書店でおこなわれるサイン会の案内のようです。とある作家の著書出版記念で行われるそのサイン会の開催は1ケ月後、参加者は応募者の中から抽選で決まるシステムでございました