ちゅん

日々の感想

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記事一覧

おかっぱ黒スーツ、80キロの涙

全てがこじれていく日々 3年勤めた仕事を辞めた。 突然の発熱、こじらせて肺炎。 店側とのやりとりもこじれて、ひどい退職だった。 病院まで歩く速度は、道端のアオムシの…

ちゅん
10か月前
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エドヴァルド・ムンク『病める子』/好きな絵画

透き通るような青白い肌で、少女の死が近いことは一目でわかる。 枕元の母親は少女の手を握り、うなだれている。 母親の丸い背には、この娘にしてやれたことがもっとなか…

ちゅん
1年前

ラベンダー。色と香りと。そしてあわあわ。

今朝は寝坊をしてアイメイクをしなかった。 ―――はずなんですが。 帰宅しメイクオフをするときに、あれ?メイクしたっけ?と思ってしまいました。 目の上まで青くなる…

ちゅん
3年前
1

ほっとする場所づくり:色のちからとグリーン

こんにちは、ちゅんです。 ほっとする場所づくりについて、考えたことをぽつぽつと書いていきたいと思います。 今日は「色」と「グリーン」でほっとしてみましょう♪ 突然…

ちゅん
3年前
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君への手紙

親愛なる 君 こんばんは。 直接出会うことはなかったけれど、同じ時間を生きていた人間です。 君が地球からいなくなってしまってから、毎日、君のことを考えています。 …

ちゅん
4年前
5

疲れ切ってお風呂に入れないとき

土・日・月、いろんなことがありました。 久しぶりにウウ〜と声がでちゃう泣き方をしました。 疲れ切ってお風呂に入れない。 お仕事もあるのに気力がわかない。 お風呂は…

ちゅん
4年前
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今日は知らない街に行くことにした

1.不合格というのは、歳を重ねるほど身にしみる 良い結果が得られない…というと聞こえが良すぎる。 「不合格!」「バツ!」「キミはいらない!」と言われているのであ…

ちゅん
4年前
5

夏目漱石のこと。

ブックカバーチャレンジで紹介した本。 6番目は、夏目漱石の小説ではなく、書簡集でした。 ひとりの人間として漱石が身近になる一冊です。 漱石が鈴木三重吉や森田草平を…

ちゅん
4年前
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マルクス・ガブリエル氏についてメモ1

今日、彼のドキュメンタリー番組「欲望の時代の哲学2020」見ていて思ったこと。 ・社会と自由 「社会」を動かすために「枠組み」をつくる。 その「枠組み」は、枠内の人…

ちゅん
4年前
3

声と作品

私は演劇が好きで、今まで様々な劇団の様々な作品を観て、そしてふと思ったのだ。 野田秀樹の声が、仲代達矢のような声でなくてよかった、と。 もちろん逆もそうなんですよ…

ちゅん
5年前
3

改元しても終わらない

改元で、日本が大騒ぎしている。 広辞苑で「改元」を調べると、「元号を改めること」とあった。 それはそうでしょう。 では、「改める」の意味は? これまた広辞苑で「改…

ちゅん
5年前
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おかっぱ黒スーツ、80キロの涙

全てがこじれていく日々

3年勤めた仕事を辞めた。
突然の発熱、こじらせて肺炎。
店側とのやりとりもこじれて、ひどい退職だった。
病院まで歩く速度は、道端のアオムシの方が速かった。

回復したものの、うつ状態がひどくなり、日中は気力がなく起き上がれない。夜は眠れず、不安で毎晩、お腹に白米を詰めた。
サルトルは「欲望」を「欠如」とみなし「欠如は埋められることを求める」と言ったが、私は心の欠如を満たそ

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エドヴァルド・ムンク『病める子』/好きな絵画

透き通るような青白い肌で、少女の死が近いことは一目でわかる。
枕元の母親は少女の手を握り、うなだれている。

母親の丸い背には、この娘にしてやれたことがもっとなかったろうかと悔やみ、自分を責める重たい雰囲気を感じる。
また、若い命を奪わんとする神に嘆き怒りつつも、神に対しそのような負の感情を持つことへの戸惑いまで見えるようだ。

母親の感情は引き裂かれんばかりに激しく動いている。
少女を思いながら

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ラベンダー。色と香りと。そしてあわあわ。

今朝は寝坊をしてアイメイクをしなかった。

―――はずなんですが。

帰宅しメイクオフをするときに、あれ?メイクしたっけ?と思ってしまいました。

目の上まで青くなるクマ。

こわい。
疲労が度を越している。

セルフですがパーソナルカラー診断をして、どうやらブルベ夏の界隈が似合うらしいと感じてから、アイシャドウは藤色のような薄紫色がお気に入りです。
商品名はたいてい「ラベンダー色」。

青色より

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ほっとする場所づくり:色のちからとグリーン

こんにちは、ちゅんです。
ほっとする場所づくりについて、考えたことをぽつぽつと書いていきたいと思います。
今日は「色」と「グリーン」でほっとしてみましょう♪

突然ですが、ふだん「色」を意識していますか?

昔、好きな色に紫を選ぶと「欲求不満」と言われたことがありました。

その鑑定はどうなのお〜?なんですが、でも私たちの気分と色って密接ではありますよね。

私自身を振り返ると、元気がないときにオ

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君への手紙

親愛なる 君

こんばんは。

直接出会うことはなかったけれど、同じ時間を生きていた人間です。
君が地球からいなくなってしまってから、毎日、君のことを考えています。

同じ地球に住んでいる生き物として、「安らかに」「ご冥福を祈ります」「ありがとう」などでは表せない思いを抱えています。
君と私にそれほど違いはなかったと思うからです。

君が、いつか私が訪れたこともある寒くて暗い灰色の砂地の中を、息も

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疲れ切ってお風呂に入れないとき

土・日・月、いろんなことがありました。
久しぶりにウウ〜と声がでちゃう泣き方をしました。

疲れ切ってお風呂に入れない。
お仕事もあるのに気力がわかない。
お風呂はボタンひとつでわくけど、ボタンを押すチカラがない。
どうにかしなければと焦ります。

抑うつ的な状態でお風呂に入れないというのはよくよく見受けられる困りごとですよね。

良く眠れるようになる、リラックスできるなどとお風呂に入るメリットを

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今日は知らない街に行くことにした

1.不合格というのは、歳を重ねるほど身にしみる

良い結果が得られない…というと聞こえが良すぎる。
「不合格!」「バツ!」「キミはいらない!」と言われているのである。
否定されるのは、しんどい。

結果から「努力がたりない」自分が浮き彫りになる苦しみもある。
でも「努力」も「たりない」も具体的にはっきりしない。
ここまでやれば確実、というのがわからないから。
それが焦りになる。

くわえて、失敗が

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夏目漱石のこと。

ブックカバーチャレンジで紹介した本。

6番目は、夏目漱石の小説ではなく、書簡集でした。
ひとりの人間として漱石が身近になる一冊です。

漱石が鈴木三重吉や森田草平を励ます手紙に、私が勝手に感情移入して励まされることも多く、くたくたになり傍線・付箋だらけになりました。

漱石は、神経衰弱や胃病に悩んだことでわかるよう、繊細な人です。
それでも浮つかない、酔っ払わない強さを感じます。

その源は、知

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マルクス・ガブリエル氏についてメモ1

今日、彼のドキュメンタリー番組「欲望の時代の哲学2020」見ていて思ったこと。

・社会と自由

「社会」を動かすために「枠組み」をつくる。

その「枠組み」は、枠内の人間を枠組みに最適化させる。だから、個人にとっての自由や自由意志は、実は、自由でも自由意志でもないのではないだろうか。

すくなくとも、枠組みは選択肢を狭めていく。

・単純化と複雑さ

「社会」を動かす「枠組み」は単純化を望む

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声と作品

私は演劇が好きで、今まで様々な劇団の様々な作品を観て、そしてふと思ったのだ。
野田秀樹の声が、仲代達矢のような声でなくてよかった、と。
もちろん逆もそうなんですよ。

両・演劇人のお声をご存じない方にはなんのこっちゃいという話、
でもね、きっと聞いたらすぐわかるから、どこかで聴いてみてください。

すでにご存知の方にはわかってもらえるだろうか、
野田秀樹の声が、仲代達矢のような声でなくてよかった、

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改元しても終わらない

改元で、日本が大騒ぎしている。

広辞苑で「改元」を調べると、「元号を改めること」とあった。
それはそうでしょう。
では、「改める」の意味は?

これまた広辞苑で「改める」を調べる。
「改める」には、「新しくする」と、
その補完に「これまでのをやめて、別のものにする」という意味があった。

「これまでのをやめて、別のものにする」は簡単に言うと
「替える」だろう。

「かえる」もいくつかあるが、漢字

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