OKOPEOPLE - お香とわたしの物語

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オープン・フェア・スロー──お香と社会の3つの「隙間」

こんにちは、お香の交差点OKOCROSSINGを運営している麻布 香雅堂代表の山田です。

お香をはじめとする和のかおりの専門店・香雅堂を手伝い始めておよそ10年が経ちました。思うところがあって初めてこのような文章を書くに至っています。みなさまにあまり馴染みのないと思われるお香業界の今をさまざまな観点で紹介しながら、お香の未来について考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

香木・香

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うれしいです!
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台湾茶、ご存じですか?

あなたの一日は何から?あ、飲み物の話です!

私はお白湯から。お白湯で一日がスタート。朝食のお供はブラックコーヒーか、お紅茶をストレートで一杯+たまにお代わり。あ、といっても最近は一日二食なんですけど。ブランチと夕食。おうち生活ってお腹あんま減らないですよね。そして夜型になりがちですよね…

日中は水か、お湯。水は常温という小さなこだわり。(冷たい飲み物全般が苦手)ジュースは滅多に飲みません。

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ありがたき幸せ
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「泥の香」 ~ 蟲たちの春

週末に買った鉢の植替えをしていたら、部屋がヒヤシンスの花と土の匂いで春一杯になった。

年明け以来、フリージアや水仙、ミモザ、菜の花と“黄色”にばかり目が行っていたが、徐々にピンクやラヴェンダーの花に惹かれてゆくのは季節が進んだ証拠。イエローに始まり、梅~桃~桜と”ピンクの饗宴”へと展開するのが春の階(きざはし)なのだろう。こうして私の部屋の彩りもレンギョウの黄色からヒヤシンスの春色に変ってゆく。

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オレンジジンジャーティーの香りをこころと身体で楽しむ週末。

お茶とスイーツが好きで、週末はちょこちょこカフェ巡りに出かけます。

忙しいときはコーヒーをいただくことも多いですが、のんびりな時は紅茶が多め。特に、フルーツのフレーバーとジンジャーの組み合わせには心が惹かれます。

本日はオレンジ×ジンジャー。

柑橘類のさわやかな香りとジンジャーのスパイシーさがよいです

中に生姜が入っております

ケーキの盛り合わせと一緒に

ベリーソースとの酸味の相性も楽

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お抹茶に合う練り切りです¨̮
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1,500年の和の香りの歴史をいろどる至高の香木「伽羅」を聞く──スティックタイプの「伽羅のお香」をつくりました

こんにちは、京都より200年の系譜をもつ香木・香道具店 「麻布 香雅堂」 代表の山田悠介と申します。「オープン・フェア・スロー」をキーワードにお香の世界に関わっています。

前回に引き続き、香雅堂の店頭で寄せられる声にお答えするnoteを書いてみようと思います! 今回は「スティックタイプの伽羅(きゃら)のお香はありますか?」というご質問についてです。

結論から言ってしまうと、「ありませんでしたが

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絶滅危惧種としての香道具~香道具ファンドNo.5「空女作の聞香炉」~

香道の神髄と言えるものが存在するとすれば、それは流派の御家元・御宗家の中にのみ在って、余人がその境地に至ることは、長い道のりを辿ってもなお困難を極めるものと想像します。
一方で、存じ上げる限りにおいては、志野流香道ご当代御家元も御家流香道先々代御宗家も同様に「香道は聞香(香木の香気を深く味わうこと)が出発点であり、到達点でもある」というような意味合いの解説をなされたと記憶しています。
香を聞くとい

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ものを作る家族と、喪失の香り

編集部より:シンガーソングライターのしずくだうみさんにエッセイを寄稿いただきました。もの作りの家に育ち、やがて表現活動へと導かれていったしずくださん。お香のかおりは、そんな家族を喪う記憶とともにありました。お香にふたたび出会い、自身のもの作りと家族の関係を振り返った記録。

お香の匂いが苦手だった。

私が産まれた時、曽祖母二人が生きていた。どちらも父方で、頻繁に顔を合わせるわけではなかったが、曽

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うれしいです!
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“香木としての白檀の香り”を気軽に楽しむには?──天の海シリーズ「星の林」

こんにちは、京都より200年の系譜をもつ香木・香道具店 「麻布 香雅堂」 代表の山田悠介と申します。「オープン・フェア・スロー」をキーワードにお香の世界に関わっています。

先日店頭でお客様から「白檀のお線香の香りと、日用品にある“白檀の香り”は印象が異なりますね」という言葉をいただきました。ときどき聞いてくださる方がいるので、今日はこの言葉を踏まえて香雅堂のお線香を紹介したいと思います。

いろ

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「Scents of Heaven」 ~ 今ここの記

「三渓園、行ってみたいですね」
「それならぜひ「観蓮会」に。早朝のハスの開花は本当に見事、こんなに香り高い花だったのかと驚きますよ」

──真夏の日本庭園を思い浮かべながら、ワインバーのカウンターで今年最後のボトルを空ける。店に年末の挨拶をと半年ぶりに自粛を押してやって来たのだ。せめてもう一本頼んで店主を喜ばせたいところだが、22時の閉店時間が切ない。

三渓園は以前に一度行ったことがある。本牧に

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絶滅危惧種としての香道具~香道具ファンドNo.4「火取香炉」~

※このnoteは、麻布 香雅堂が運営する「香道具ファンド」の関連商品を紹介しています。香道具ファンドについて、詳しくは以下noteを恐れ入りますがご覧ください。
『絶滅危惧種としての香道具』https://note.com/okopeople/n/nbb7b6aab65ef

香道具ファンドの対象商品は、毎月【第一土曜日】頃に、弊社オンラインショップKOGADO STORE内にて公開(その10日後

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潮とラム酒と葉巻香るプエルトリコ、自由と孤独の間で

編集部より:前回、私を取り戻す香りを寄稿してくれたcittaちゃんの新記事では、2年ほど前にプエルトリコを訪れた時のことを回想してくれました。この情勢でいつ行けるとも知れない異国の香りを感じてみてください。

2018年2月、単独でカリブ海に浮かぶアメリカ自治領、プエルトリコのサンファンに行ってきた。

旅は大好きであり、その中でも半分以上が一人旅である。日本からざっくり近い順番に思い出してみると

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