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香道は 敷居が高いけど 面白い

ござ

みなさんは「香道」というものをご存じでしょうか。
私はまったく知りませんでした。

とあるイラスト投稿サイトを見ていたら、女性がお香を焚いて嗅いでいて、その背景に縦の五本線が繋がったり繋がらなかったりしているものが書かれた紙が宙を舞っているイラストがありました。

綺麗なイラストだったのですが、内容については「これは何を表して?」となりました。
そして、そのイラストのコメントで「図は松風、明石、薄雲、野分。」という投稿がされていました。

ちょっと気になったので調べてみたところ、その様子は「香道」というもので、その記号は「源氏香図」というものでした。


江戸時代に誕生した「源氏香」というのは、香りに対する遊びで、
5つのお香を焚きそれを聞いて(香道では香りを「嗅ぐ」と言わず「聞く」というらしいです。)、同じ香りを当てるというものだそうです。

例えば、3番目と4番目が同じ香りであれば、下の記号のようなもので表され、これは源氏香の中では「明石」という意味であり、源氏香の中での答えになります。

明石

お香を焚いてそれを聞いて、同じものを探り当てる・・・。
なんと雅な遊びでしょうか。


お香と聞いて一番に思いつくのは「お線香」です。
「お線香」と言えば仏壇やお墓などの葬儀に関連するもの。
それくらいしかお香に対する認識はありませんでした。

一時ブームになりかけたこともある「インセンス」というものを部屋で炊いたこともあります。
※インセンスの和訳がお香です。

インセンスも色んな種類がありますが、それを何種類も買って、聞きくらべ・・・なんてことはもちろんしたこともなく、
そんな遊び方があるなんて(高尚すぎて)気付きすらしませんでした。


はるか昔は神様への通信手段として「煙」を使っていたのですが、
色んな木を燃やしているとき、いい香りが出た木がありました。
何かと思いその枝を見てみると何かの塊があり、
それがいい香りの元だったようです。

人はそれを採取し、必要な時に使うようになりました。
それが「お香」の始まりと言われています。

日本では最初はよい身分の人、特権階級だけのものでしたが、
淡路島に流れついた香りの良い木に民衆が驚き、そこから様々な人に広まっていったと「日本書紀」にも書かれていたようです。

江戸時代くらいになると、民衆の間でも広まっていき、香り袋を持ち歩いたり、前述の「源氏香」なども考案され、香りに対する認識も広まっていきました。


ただ、そこまで広まっていった・・・とは言え、私にとってはほぼ縁のない話ではありました。
というより、ご存じない方のほうが多いのでは・・・という世界です。

歴史が長い分内容も多岐に渡り、例えば先ほどの「源氏構図」は様々な名前で52通りもありますし、それ以外に組み合わせとして名付けられているものもたくさんあります。
香道に精通している方は全部覚えておられるのでしょうか・・・。

その他、香道の流派には「御家流」「志野流」という二つがあったり、茶道みたいなお作法があったり・・・となかなか敷居が高い世界だなとは思いました。

それでも「源氏構図」はなかなか面白いものだと思っています。
5つの香りで同じものを線で結び、それぞれに名前をつける・・・。
考えた人の遊び心が見えるようです。

何か星の間に線を引いて名前をつけた「星座」に通ずるものがあったりなかったり?
(ただ源氏構図は源氏物語五十四帖の最初と最後を抜いた五十二帖のタイトルから名付けたらしいですが。)


結局としては「香道」というものを知ったというレベルですので、
何かが始まったわけでもありません。

ただ、いくつか体験できる施設があったり、香木専門店もありますので、いつの日か体験してみたいと思います。

いやほんと、すごく素晴らしく雅な世界もあったものです。
昔の人の遊び心って、すごく想像力豊かなものだったんだなぁと、感心してしまいました。

もっと日本を知りたい!! と強く思った今日この頃でした。


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