麻布 香雅堂

京都より200年の系譜をもつ香木・香道具店 「麻布 香雅堂」のnoteです。「オープン・フェア・スロー」をキーワードにお香の世界に関わっています。www.kogado.co.jp _ お香の定期便「OKOLIFE」oko-crossing.net/okolife/

麻布 香雅堂

京都より200年の系譜をもつ香木・香道具店 「麻布 香雅堂」のnoteです。「オープン・フェア・スロー」をキーワードにお香の世界に関わっています。www.kogado.co.jp _ お香の定期便「OKOLIFE」oko-crossing.net/okolife/

    マガジン

    • 香道具ファンド【麻布 香雅堂】

      香道具ファンドは、香道具を販売した売上の一部を必ず次の香道具の生産&販売に使用することで、絶滅危惧種としての香道具を守る試みです。細々と・試行錯誤しながら、文化との向き合い方を考えていきたいと思っています。

    • 聞香会のアーカイブ【麻布 香雅堂】

      香雅堂が主催するイベント「聞香会 ~香木三昧のつどい~」の内容をアーカイブするマガジンです。このマガジンは、後世において香木の研究が行われるときの歴史的資料・一次情報として使用されることも(大げさかもしれませんが)見込んでいます。聞香会当日はもちろん、後日のnote上も含めて、何でもお気兼ねなく・お気軽にご質問をいただき、活発な情報交換の場になることを望んでおります。

    • OKOPEOPLE - お香とわたしの物語

      • 118本

      OKOCROSSING が運営する、香りにまつわる「わたしの物語」を編み集めるプロジェクトです。https://oko-crossing.net/okolife

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    技術を継承するー香道具ファンド2年目のいまー

    こんにちは、京都より200年の系譜をもつ香木・香道具店 「麻布 香雅堂」 代表の山田悠介と申します。「オープン・フェア・スロー」をキーワードにお香の世界に関わっています。 絶滅危惧種ともいえる香道具を細々と守りつづける「香道具ファンド」の活動が2年目に入っております。前回のnoteでは、香道具を載せるお盆や棚「指物」をつくる方が引退されてしまった…という悲しいニュースをお伝えしました。 ですが、その引退された職人である伊豫さんと会長の山田(眞)が力をあわせて、指物作家・益

      • 【聞香会のアーカイブ】2022年10月26日・五味の会・酸

        (注:録音の都合で最初と最後の内容が記録されておらず、申し訳ございません) (古五味名香の極状コピーを回覧して…) 「会長」五味シリーズでお炷きしている古五味・手本木はすべてあちらから。 「連衆」じゃあ、あの中に『京極』って木が載っているわけですね。 「会長」はい。米川常伯っていますよね。米川常伯って志野流系の人らしいんですけれど、 志野流の文献によると、その昔、五味の手本木(てほんぼく)・手鑑(てかがみ) を十種類選んだんですね。だから、各味ごとにふたつ選んでます。

        • 【聞香会のアーカイブ】2022年9月28日・六国の会・佐曽羅

          「会長」皆さん、いらっしゃいませ。本日はようこそお越しくださいました。今日もよろしくお願いいたします。 えっと、初めての方はおられますか。はい、聞香会そのものがお初めてですか? …ただ聞くだけの会なので、もし何かございましたら、遠慮なくおっしゃっていただいて…よろしくお願いいたします。 今の六国シリーズでは木所ということで、その各木所の分類っていうものがどういうふうに行われてきていて、それぞれの特徴がどこにあるかなっていうふうなことで進めておりますが。 今日のメニュー、昨

          • ARTS&SCIENCE/エッセンシャルオイルを使ったサシェのコラボレーション制作

            セレクトショップ・ブランドのARTS&SCIENCEさんとコラボレーションして、2種類のサシェを制作しました。提供いただいたエッセンシャルオイルをいかし、心に癒やしをあたえるオリジナルブレンドのお香です。ARTS&SCIENCEさんとのコラボレーションは約10年前のポケットサイズのサシェの制作以来になります。 クリスマスも近い今、ホリデーシーズンにぴったりの今回のサシェはサイズもすこし大きめ。ベッドサイド等に置くことでエッセンシャルオイルのウッディな香りが落ち着きや癒しをも

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            OKOPEOPLE編集室 他

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            [12月17日(土)-18日(日)]企画展「村上雄一・お香と暮らしの道具展」と同時開催「1年を癒やす中国茶と聞香の会」のお知らせ

            香雅堂では12月17日(土)から18日(日)の2日間にわたって、岐阜県は土岐の陶芸家・村上雄一さんによる企画展「村上雄一・お香と暮らしの道具展」を開催します。 また、展示期間中に1日2回「1年を癒やす中国茶と聞香の会」も同時開催。村上さんの作品を手にとって味わいながら、聞香と中国茶、和菓子をお楽しみいただける特別なイベントです。 企画展の概要本展は陶芸家・村上雄一さんをお迎えし、お香立てや香炉、香合などお香の道具をはじめ、茶器や食器といった日々の生活に寄り添うような作品を

            gallery nagu/「うつろひ twilight」の制作、聞香会「naguとうつろひをテーマとした香りを聞く会」&発売会開催

            三浦半島の海岸にあるgallery naguさんとコラボレーションして、スティックタイプのお香「うつろひ twilight」を制作しました。また、10月22日~23日の2日間にわたって発売会を実施、2日目の23日には「naguとうつろひをテーマとした香りを聞く会」を開き、香雅堂ならではの聞香体験とトークを行ないました。 コラボレーション制作の第一弾「うつろひ twilight」 gallery naguさんからもらった「うつろひ」というテーマ、ギャラリーのイメージにも合う

            泉屋博古館東京/『古美術逍遙──東洋へのまなざし』展における、お香に関する所蔵品の調査と特別講座

            六本木・泉屋博古館東京さんのリニューアルオープン記念展Ⅲ『古美術逍遙——東洋へのまなざし』の開催にあたり、お香に関する所蔵品の調査および、調査結果を踏まえた特別講座「香りを聞く」を泉屋博古館東京にて開催させていただきました。 所蔵品の調査では、和の香りの専門家として、香木「紅葉賀」をはじめ、美しい香炉や香合、お香をたしなむ風景が描き込まれた屏風絵などを検分しました。特に香木「紅葉賀」は格式高い「六十一種名香」の一つ。全体に細い和紙の帯が一定間隔で巻き付けることにより、厳重に

            デンマークの夏の暮らしとお茶とお香

            強い陽射しに、生ぬるい空気ー8月のデンマークは暑さがぶり返し、もう最後ともなろう夏らしい日々が続いている。デンマークの夏は日本の夏に比べて短く、すぐに寒く、薄暗くなってしまうから、暑いとはいえ貴重な夏日だ。街の人々はそんなデンマークの夏を満喫するべく、アイスクリームショップに行列を作ったり、海に行ったりと思い思いに過ごしている。 冬には葉のついていなかった街の木々も青々と茂っており、道端には雑草が花を咲かせている。なもなき雑草たちはそれぞれに花を咲かせる時期が異なっており、

            【聞香会のアーカイブ】2022年7月27日・六国の会・真南蛮

            「会長」どうぞよろしくお願いいたします。いやー暑いのに皆さん(笑) 倒れそうになるんですけど。 「会長」本日は真南蛮を聴き比べるという会でございますが。初めてご参加の方おられますか。一人、お二人。えっとこれまで…。 「連衆」五味の会先月。 「会長」五味の会お越しになっている。そちら様は? 「連衆」私は初めてです。 「会長」そうですか。分りました。じゃあどうしましょうかね。ただ香木ってどんなもんかっていう何か疑問とかお持ちのことあります? 「連衆」とりあえずは皆さん

            根津美術館/企画展「阿弥陀如来 浄土への憧れ」の為のスティック香

            【製作年】2022年 【形状】スティックタイプのお香 【香りのタイプ(※)】現代的

            【聞香会のアーカイブ】2022年6月29日・五味の会・苦

            「会長」お暑い中ようこそいらっしゃいました。よろしくお願いいたします。今回全く初めてご参加の方っておられますか。えっと、どうしようかな。香木の基本的なお話とかちょっといたしましょうかね。 じゃあえっとですね全体が一応4時終了の予定。まあその、いつも計画倒れが多いんですけれども。はい。 (連衆笑う) という目標を立てつつ。えっとですね。香道でいう香木っていうのは、基本的に香道で使う場合しか言わないのが基本ですが。じゃあどういうものを香木というかという中で大きく分けて三種類な

            慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート/嗅覚に着目した新しいヘルスケアシステム「余薫」

            慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI: Keio University Global Research Institute)が運営する「KGRI独立自尊プロジェクト」。その一環でミラノスキーチームが開発したプロダクト「余薫(よくん)」 が6月7日よりイタリアで開催される世界最大規模のデザインの祭典、ミラノサローネに出展されました。 香雅堂はチームメンバーに香道体験の機会を提供したり、和の香りの文化に関する幅広いヒアリングにお応えしたり、プロダクト案に対

            【聞香会のアーカイブ】2022年5月25日・六国の会・羅国

            「会長」ようこそいらっしゃいました。  「連衆」よろしくお願いいたします。  「会長」よろしくお願いします。 昨年、六国に関して6回に分けてやってまいりましたが、参 加できなかった方がそこそこおられるんじゃないかということで、継続して開催していこうということにさせていただいて います。  それで、今回聞香会というか、こういうものに初めてご参加の方って3人ぐらいおられるんでしたっけ。はい。お香はお稽 古とかなさっているんですか、どこかで。  「連衆」私ですか?組香を御家流の先生

            嶋ゞ/香菓子 時鳥 と お香のセット

            食べるお香=香菓子(こうがし)。 お香の定期便 OKOLIFEのお香「時鳥」をイメージしてつくったお香を感じさせるお菓子=香菓子と、時鳥のお香のセットです。香菓子は、葉山で和菓子の創作をおこなっている嶋ゞの小島直子(Instagramアカウント @shimajima.kashi)さんにおつくりいただきました。 青々とした奥深い山林を眺めているような静謐な「時鳥」の香り。香菓子にもお香と同じ香料(桂皮・丁子・薄荷)を部分的に使用することで、その世界観を味覚でも味わうことがで

            【聞香会のアーカイブ】2022年4月27日・五味の会・甘

            0:00 会長 これから五味に触れていく訳ですが、五味というものの考え方に関しては諸説あります。絶対的なものがあるとすれば、流派の御家元・御宗家に継承される規範・基準を挙げることが出来ます。 六国五味という概念のより所としては、御家元・御宗家から教わる(師説を受ける)ことが最適です。   具体的に志野流の場合でしたら、御伝授の際に聞かせていただけるということになりますが、機会は一度限りなので、いつまでもそれを記憶に留めておくっていうことが香りの場合、特に難しいことなので…。

            香道のお稽古とはどのようなものなのか?【7月10日 新しいクラスを開講します!】

            こんにちは、京都より200年の系譜をもつ香木・香道具店 「麻布 香雅堂」 代表の山田悠介と申します。「オープン・フェア・スロー」をキーワードにお香の世界に関わっています。 お客様とお話ししていると、「香道のお稽古ってどんなことするの?」「どんないいことがあるの?」というご質問をよくいただきます。今日は誠に僭越・恐縮ではありますが、香雅堂・香道に関わって10年強の筆者の個人的な主観に基づいて、回答をさせていただきます。少しでも香道という文化に親しみを持っていただき、関わる人口