小川 純

身体調整家。シンガーソングライター。

小川 純

身体調整家。シンガーソングライター。

記事一覧

人生の涼しさ

設置した当初から効きの悪いエアコン。 リビングが冷えてくるまでにかなり時間を要する。室外機に直射日光が当たるのも効きを悪くさせる原因らしくあてはまる。 日当たりが…

小川 純
14時間前
2

クラウディ マンデイ

昔からある自分と同じ言葉を話せる人がいないという感覚。同じ国に住みの同じ言葉を使っているのに。普段忘れていたこの感覚がある時顔出して少しの間また寝食を共にするよ…

小川 純
1か月前
3

雲雀

昨夜坂本龍一が亡くなったことを知った。 もう長い間ガンで闘病(この言葉が適切かは分からないが)しながらの音楽活動だったことも知っていた。 ある時彼が担当した映画…

小川 純
1年前
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桜の時期

久しぶりに文句なしのお天気。いい陽気だ。 週末に桜を楽しめるのも今日明日で最後だろう。それもあってか街は人出も多く桜の木の下でスマホをかざす光景をいたるところで…

小川 純
1年前
4

雨と手応え

雨の土曜日の朝。 そこまで寒くないが昨日に比べれば気温は下がっている。例年よりも大分早く咲き始めた多くの桜の花びらがこの雨で落ちていくことだろう。 それにしても…

小川 純
1年前
3

やわらかな地獄で

近くや遠くで無数の鳥達の鳴き声がしている。 昨日の朝よりも薄日のようだがそれでも部屋の空気は柔らかく寒さを感じない。 窓を開ける。カーテンを両端へまとめる。 植物…

小川 純
1年前
3

忘れる。思い出すために。

佇まいを見る。 声の強弱や息づかい、視線の動き、歩行のリズムなどそのどれ一つにフォーカスすることなくぼんやりと眺めるように感じる。 僕は仕事として人を観察し違和…

小川 純
1年前
3

それと似た何か

今朝は朝陽がとても柔らかくて綺麗だった。 ここ最近夜はお酒を飲んで酔ってそのまま寝てしまうのでダラダラとした夜更かしにはならずむしろ普段からすれば早寝なので今朝…

小川 純
1年前

冬の真ん中で

昨夜から今朝にかけて胸が詰まった感じがして何度も途中で目を覚ました。内容は覚えていないが気分の良くない夢を見ていた。寝相を色々と変えてみたがしっくりこなかった。…

小川 純
1年前
1

小寒。その後

これを書いているのは2023年1月10日(火) 1月6日(金)は小寒の初日。「寒の入り」といわれ寒風と降雪の時節で寒さが厳しくなる頃だそうだ。 確かにこの日を境に寒さの…

小川 純
1年前

回復ということ

ここ数日眠りの具合が良くない。 一昨日は久しぶりの録音でその前日から神経が昂っていていたので眠りが浅いのは仕方ないと思ったが今朝も何度か途中目を覚ましながらの朝…

小川 純
2年前
1

セロトニン

バスを待つのに椅子に座っている。いつだったか雨の日に同じ椅子に座っていたのだが同じ場所が今も雨漏りしていてそこだけ人が座らずに空いている。半年以上前だったかも知…

小川 純
4年前
3
人生の涼しさ

人生の涼しさ

設置した当初から効きの悪いエアコン。
リビングが冷えてくるまでにかなり時間を要する。室外機に直射日光が当たるのも効きを悪くさせる原因らしくあてはまる。
日当たりが良すぎるせいかそもそも熱が籠りやすい建物なのかその両方なのか。
ともかくエアコンによって冷え過ぎることのないおかげで冷房によって体調を崩すということからは免れている。
今日の日中外は38°ということになっている。

仕事場の名前を変えて1

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クラウディ マンデイ

クラウディ マンデイ

昔からある自分と同じ言葉を話せる人がいないという感覚。同じ国に住みの同じ言葉を使っているのに。普段忘れていたこの感覚がある時顔出して少しの間また寝食を共にするように僕の側にある。

久しぶりに予定のない休みの日だ。
昨晩気絶するようにいつのまにか寝てしまっていた。長くは寝てないが割とスッキリしている。
外は曇っていて動きがなく今の自分の心持ちと同調している。決して幸せではないが調和のようなものを感

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雲雀

雲雀

昨夜坂本龍一が亡くなったことを知った。
もう長い間ガンで闘病(この言葉が適切かは分からないが)しながらの音楽活動だったことも知っていた。

ある時彼が担当した映画のサントラを聴いてその和音のキツさに病の影響を感じた。気のせいかもしれないが。身体の踏ん張りが効いていない、そんな感じを受けたことを覚えてる。

その後も病状がどのように推移していったかなどは詳しく知らないが作品を世に出し時折メディアで本

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桜の時期

桜の時期

久しぶりに文句なしのお天気。いい陽気だ。
週末に桜を楽しめるのも今日明日で最後だろう。それもあってか街は人出も多く桜の木の下でスマホをかざす光景をいたるところで目にする。

いつからかあまり桜に興味がなくなった。特に綺麗だなぁとも思わない。「桜の時期かぁ」とか「あぁ咲いてるなぁ。」「あぁ散り始めたなぁ。」と思うだけである。

昔は千鳥ヶ淵やその他でも桜の時期には出かけて綺麗だなぁとか思いながら名所

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雨と手応え

雨と手応え

雨の土曜日の朝。

そこまで寒くないが昨日に比べれば気温は下がっている。例年よりも大分早く咲き始めた多くの桜の花びらがこの雨で落ちていくことだろう。

それにしても最近はよく眠れる。布団に入ってから意識がなくなるまで下手したら1分もかかってないかもしれない。かと言って春眠暁を覚えずといった感じでもなくむしろ普段よりも30分くらい早くに目覚める。二度寝にならない程度に布団の中で少しまどろんでから起き

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やわらかな地獄で

やわらかな地獄で

近くや遠くで無数の鳥達の鳴き声がしている。
昨日の朝よりも薄日のようだがそれでも部屋の空気は柔らかく寒さを感じない。

窓を開ける。カーテンを両端へまとめる。
植物に水をやり夕べのまま放置していた洗い物を流しへ持っていく。コンロに火をつけお湯を沸かす。

さして興味のないSNSのアプリをタッチし眺める。色とりどりの写真と共に人々のその時の想いや感情を綴った短めの文章が表示される。

綺麗に写そうと

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忘れる。思い出すために。

忘れる。思い出すために。

佇まいを見る。

声の強弱や息づかい、視線の動き、歩行のリズムなどそのどれ一つにフォーカスすることなくぼんやりと眺めるように感じる。

僕は仕事として人を観察し違和感や乱れたところを探し調整を施すことをしている。多くは痛みや不調を抱えた人がお客さんとしてやってくる。

観察と書いたが僕は本来人を観察することが好きではない。調整と書いたが調整するとは一定の目的をもって相手の身体を操作することなのだけ

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それと似た何か

それと似た何か

今朝は朝陽がとても柔らかくて綺麗だった。

ここ最近夜はお酒を飲んで酔ってそのまま寝てしまうのでダラダラとした夜更かしにはならずむしろ普段からすれば早寝なので今朝も一度6時半に目が覚め7時を回ったところで起きて水を入れた薬罐に火をつけつつお風呂を溜めた。

数日前高田馬場の書店でたまたま見かけた女性精神科医の書いた本を読みながらお湯に浸かった。この分野はそれなりに興味があるがはじめて聞く名前の方の

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冬の真ん中で

冬の真ん中で

昨夜から今朝にかけて胸が詰まった感じがして何度も途中で目を覚ました。内容は覚えていないが気分の良くない夢を見ていた。寝相を色々と変えてみたがしっくりこなかった。

電気、ガスの料金明細の数字に一段と今年の冬の寒さが際立つような気がした。少しは厚着して過ごそうかとも。

ここ数日は朝起きるのが億劫になっている。そのせいもあってか朝の時間がいつもより忙し無いものになってしまう。

仕事場に着いて朝の準

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小寒。その後

小寒。その後

これを書いているのは2023年1月10日(火)

1月6日(金)は小寒の初日。「寒の入り」といわれ寒風と降雪の時節で寒さが厳しくなる頃だそうだ。

確かにこの日を境に寒さの質が変わった感もあり翌日の施術での症状も首、頭の痛みが多く(ほとんどが左)取るのに手こずった。
自分の正月休み呆けもあるのか調整の手がまとまらず輪郭のはっきりしない間延びした時間が過ぎていく感じがした。

こうした時はリターント

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回復ということ

回復ということ

ここ数日眠りの具合が良くない。

一昨日は久しぶりの録音でその前日から神経が昂っていていたので眠りが浅いのは仕方ないと思ったが今朝も何度か途中目を覚ましながらの朝だった。寝相も布団から頭が上にはみ出る形になっていて上へ気が上がっているのが抜けようとして頭から抜け切れてないような感覚があった。いよいよ春先の傾向かと思った。

一昨日は未明に目を覚ました時に寝る前には確実に消して置いた電気が二つも点い

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セロトニン

セロトニン

バスを待つのに椅子に座っている。いつだったか雨の日に同じ椅子に座っていたのだが同じ場所が今も雨漏りしていてそこだけ人が座らずに空いている。半年以上前だったかも知れないし一年以上前だったかも知れない。と考えていると雨漏りしてたのはもう少し横だったような気もして来た。もう春の雨だなと思っていると大して待たずにバスが来た。電車もバスもあいにくの天候のせいかコロナウィルスのせいかは知らないが空いている。イ

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