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日常雑感

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日常生活の中でふと頭に浮かんだことを雑記としてまとめています。
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#つぶやき

残骸が増殖し続けている私のポイント

残骸が増殖し続けている私のポイント

 別に "ポイ活" をしているつもりはない。むしろ、そんなことにエネルギーを使いたくないという気持ちの方が強いから、ポイ活否定派なのかもしれない。

 それでも知らず知らずのうちにポイントが増殖し続けている。

 時々、パソコンやスマホ上のアプリを整理している。するといつの間にか新しいアイコンが増えているのに気づく。開いてみるとポイントが付いているから、削除するのに躊躇してしまう。

 初めて行く

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『PTAから親を守る会』があってもよい?

 PTAから離れて数年になるが、まだ自分の中に "トラウマ" らしきものがあることに気づくことがある。PTAとの関わりの中で苦しんでいる人、悩んでいる人、何とかしようと奮闘している人たちの記事を目にしたり、話を聞いたりすると、何となく心が苦しくなる。

 全く無関係な立ち位置にいる人から、「そんなPTAなんてつぶしてしまえ!」という声があることも知っている。そうやって外野席から叫ぶだけでつぶれてく

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感染症と美容外科とマイケル・ポーター

 このところ、テレビを観ていて、どうも美容外科のCMがやたら目に付くような気がし始めた。もしかしたら、ずっと前からCMの流れる頻度は変わっていないのに、こちらの心理状態が変化したのだろうか。

 とにかく目立つ。

 目の敵にするつもりはないし、社会的に必要な医療を提供してくれる存在だということはもちろんわかっている。しかし、少なくとも美容外科は「不要不急」の医療ではない場合がほとんどではないかと

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"早く絶版になってほしい#駄言辞典"

 現役時代に大記録を打ち立てたコメンテーターが、ある女子競技に対して侮蔑的な発言をした。例によって、後日、本意ではなかったとの釈明をすることになった。言葉足らずとのことだが、真反対のことを言っているのに、どのように言葉を補えば、その本意にもっていけるのかということが気になった。

 これほどひどいのは極端な例かもしれないが、前からずっと違和感を覚えていたことがある。

 なぜ女子選手だけやたら「マ

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解説者かそれとも応援団か?

どうも最近、スポーツ中継番組の "解説者" と呼ばれる人たちの様子が以前とは変わってきているように感じることが多い。

試合やゲームなどが佳境に入ると、我を忘れたように絶叫してしまう。つまり "応援団" になってしまうのである。もちろんすべての人がそうだというわけではないが。

解説する人たちは、ほとんどがそれぞれの競技でトップクラスの選手だったはずだ。だから他の人よりもその競技への思い入れがずっ

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"書類の形式が整えばOK" はOK?

例の感染症のワクチン接種に行ってきた。

地元の自治体からワクチン接種券、予診票、説明書類一式が届いていたので、ざっと目を通し、予診票にあらかじめ記入しておいた。

受付で名前を告げ、接種券と予診票を出す。受付の人が、「ここにも日付と署名をお願いします」と言う。指さされたところを見ると、「医師の診察・説明を受け、接種の効果や副反応などについて理解した上で、接種を希望しますか。」と書いてある。

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フィクションと陰謀論

 テレビでドラマを観ていると、最後に、「このドラマはフィクションです」の断り書きが必ず出てくる。すべてチェックしたわけではないが、映画や小説でも「登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません」といった趣旨の表記がなされることが時々あるような気がする。

 そんなわかりきったことをなぜわざわざ言う必要があるのかとずっと思っていた。

 実在の人物や団体をモデルにしていたのなら

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理屈は分かるけど、どうも腑に落ちない(その4)

最近になってようやく "電気自動車" が一般の人でも手に入るようになった。

わが家で今乗っている車もだいぶ年数が経つので、次に買い替えるときは電気自動車か、少なくともハイブリッド車が選択肢に入ることになるだろう。水素自動車もあるが、水素ステーションの普及がまだだいぶ先になりそうなので、当面選択肢には入れないと思う。

それにしても、電気自動車は、構造が簡単だし、そのアイデアはずっと昔からあったは

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理屈は分かるけど、どうも腑に落ちない(その3)

数十年前のことだが、大学の専門課程の初めの頃の講義で、担当の教授が、「今の日本の原子力の主流となっている技術(軽水炉技術)はあくまで『つなぎ』の技術だ」ということを強調されていたのを覚えている。

現在原子力に関して数々の問題点が指摘されるが、今さら言われるまでもなく、数十年前の時点で、ほとんど分かっていたことだ。しかし、どうもこの『つなぎ』という意識が、この数十年で当該の業界内部でも、さらにはそ

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理屈は分かるけど、どうも腑に落ちない(その2)

生まれてからずっと関西圏に住んでいる。中学生の頃、大阪に新しい空港ができるという話が具体的になってきたと記憶している。

その理由は、幼いながらも理解していたと思う。大阪空港は市街地のど真ん中にあって、万が一の事故があったら大惨事になるし、騒音問題もなかなか解決できない。ということだったはずだ。

だから、新しく海上に空港を作るということになった時、多くの人はそれなりに納得していたように思う。もち

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理屈は分かるけど、どうも腑に落ちない(その1)

子どもの頃、「石油は、あと30年か40年で掘りつくされてなくなってしまう」という話を何度も聞かされた。その後、40年以上経つが、もちろん石油はなくなっていない。状況によっては、意図的に "減産" するというニュースを耳にするほどだ。いつの間にか石油資源が有限という話をまったく聞かなくなった。

もちろん理由の想像はつく。当時見つかっていなかった新たな石油資源が見つかった、探索技術や採掘技術が大きく

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新聞についての思い様々

このところ宅配新聞の折り込み広告がずいぶん少なくなっているように感じる。曜日にもよるが、かつてはかなりの量の広告が挟み込まれていたように思う。新聞販売店にとっては重要な収入源になっているはずなので、その経営は苦しくなっているのではないかと心配になる。

ときどき、新聞拡張員の人がやってくる。当方としては、今読んでいる新聞を変えたくないので、結局断ることになるのだが、昔の拡張員よりもずいぶん物腰が柔

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アウトレットモールと大相撲

年に数回アウトレットモールに行く。あまりブランド品に関心はないが、それでもどこかで聞いたことのあるブランドを掲げた店がひしめき合っている。一通り見て回るだけでかなり時間がかかる。広い上に、いつ行っても混んでいる。品揃えも多い。

外国からの観光客がたくさん来ていた頃は、いったいどうやって持って帰るのだろうとこちらが心配になるほどの荷物を抱えて歩く人をよく見かけた。最近はそれほどの人はあまり見かけな

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"海外" という言葉に感じる違和感

"海外" という言葉を聞くといろいろな思いが浮かんでくる。

会社員時代、ある物品をドイツからフランスに陸上輸送するプロジェクトにかかわったことがある。そのプロジェクトの契約件名の中に「海外輸送」という用語が入っていた。ある大組織の担当者との打ち合わせの際に、ドイツとフランスは地続きなのだから、「海外」へ輸送する、という言い方はおかしくないかと聞いてみた。その担当者曰く、たしかにそうだけど、すでに

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