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つれづれ

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ひとつの時代の終焉

ひとつの時代の終焉

赤松良子さんが亡くなられましたね
と言っても「誰?」って人も多いでしょうが、、、
私にとっては、完全にひとつの時代が終わったなと感慨深いです。
 
赤松さんは元キャリア官僚で「男女雇用機会均等法」の制定に奔走された方。数年前にその時のドキュメンタリーを見たことがありますが、本当に壮絶でした。

どう壮絶かというと、、、
法の制定にあたって、おじさんたちからの力づくの阻止(なんでそこまで反対するのか

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行政と接点のない人々

行政と接点のない人々

先日、親を介護の末看取ったという女性の話を聞いていて、なるほどと思ったこと。

彼女は独身。仕事一筋でバリバリキャリアを築いてきた。
その彼女(Aさんとする)が母親の介護を通して、行政のサービスの素晴らしさを知ったという。一人の人間に対して20人超の福祉サービスの人々が協力し合って彼女の負担を減らしてくれたと。なんてすごいことだと感動して熱っぽく語るAさん。

それはいいことなんだけど、ちょっとし

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踏み出すのは億劫なんだけど、やっぱりよかったの繰り返し

踏み出すのは億劫なんだけど、やっぱりよかったの繰り返し

自分でもホントずぼらだなぁと思う。
すぐにめんどくさくなって、どうやって止めようかと考えている。
自分で申し込んでおきながら、、、

ピンときたセミナーやイベントごとは、割とすぐに申し込むタイプ。わ、面白そう、と食指が動くその勘は大切にしている。

なのに、だよ。

その時がやってくると、申し込んだ時の勢いはすっかり消えていて、どうやってサボろうかと考える自分がいる。特に、聴くだけのセミナーではな

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あなたも死ぬって知ってた?

あなたも死ぬって知ってた?

誰もがいつかは必ず死ぬのだということ
もちろんみんな知っている

けど、本当にそう思って暮らしている人は
少ないのだろうなと思う

いつかは来るけれど、それはまだまだずっと先のこと
ましてや自分の身近で起きるなんてことはないからと
考えることをせずに生きている

頭では分かっているけど、体感として理解はしていない

だから、誰かが亡くなると必ず出てくる言葉
「まさかそんなに早く」
「もっと○○して

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本当に余計なお世話だった苦い思い出

本当に余計なお世話だった苦い思い出

毎年この日が来ると心が痛むちょっぴり苦い思い出がある
私の「余計なお世話」が本当に余計になってしまった反省の思い出

20代の若造だったころ、長崎には出張でよく行っていた
特急を長崎のひとつ手前の浦上で降りる
私が向かうのはそこからタクシーで20分ほどの、道の尾というちょっと不便な場所
なので若造のくせに、駅からタクシーで向かうことが許されていた

その日は何故か多くの人がゾロゾロと浦上駅で降りた

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メダルの数を数える時、そこに選手の顔は見えなくなる

メダルの数を数える時、そこに選手の顔は見えなくなる

とんとスポーツに縁がない。そもそも勝負事が苦手。
これまで学校の体育以外にやったスポーツと言えば、営業のためのゴルフくらい。決して運動音痴ではないけど、ストイックに体を鍛えたりすることにまったく興味がない。

で、今はオリンピック一色だ。いや、一色と思っているのは一部の人で、私のように特に興味がなければ、テレビの中継もほぼ見ないから、ほとんど蚊帳の外だ。

いや、選手たちは素晴らしいと思うよ。この

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政府にラクさせているのは私たちなのか、、、

政府にラクさせているのは私たちなのか、、、

【この国は法治国家なのか】という九州大学南野森教授のコラム

「法治国家とは(中略)法に基づかない(市民の権利や自由を制限する)義務を人が負うことはないし、法によらない権利・自由の侵害が許されることはない」
 
「もちろん、ことは感染拡大防止や医療崩壊回避という正真正銘の公共福祉のためなので(中略)多くの人が自粛等の要請に応じることは、望ましいことだとも言えるだろう」
  
「強硬な手段を用いるた

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おっさんは利害でしか動かない

おっさんは利害でしか動かない

上野千鶴子さんのインタビュー記事「日本への危機感」

「あなた方は社会を変えたいと思っている人たちです。しかし、社会を変える力を持たない人たちの集まりです」
  
きっつーい😱
 
でも、確かにそう。
いくら「森発言は許せん!」とここで毒を吐いたところで、彼を辞めさせることはできない。
 
 
「もう女性は十分変わったのに、変わってないのは男と組織。意思決定権のある人がその力で変えるしかない」

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データ至上主義の違和感

データ至上主義の違和感



ホークス強い♪

それはいいとして、いつもこのスポーツ新聞の記事に、ほんのり違和感を感じる。

それは、やたらとデータだらけなこと。ちょっとうんざりもするし、ちょっと笑えてもくる。

起きた現象について、それが歴史上あったことなのか初なのか、あったとしたら何年振りで何人目の偉業なのか、ひっきりなしに並べ立てる。

キューバコンビがホームランを出した試合は全て勝っている、なんて、たまたまでしょ。

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夏を健康的に過ごすワタシのやり方

夏を健康的に過ごすワタシのやり方

言いたくないけど暑い。連日35℃超とかもう日本は亜熱帯だな。

そんな中、我が家はここ数年ほぼエアコンなしで過ごしている。そんなに我慢してるわけじゃなく。そして比例するように体調がよくなり、私の「冷え症」もすっかりよくなった。

なんでかなーと考えてみると、「汗をかく」ことに尽きる気がする。汗をかき慣れるってことも大事なようで、すぐに汗腺が開くから熱中症のように熱が体にこもらないもよう。

私は3

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可哀そうってあんまり言わないで 人生は四苦八苦

可哀そうってあんまり言わないで 人生は四苦八苦

甲子園がなくなって可哀そう
吹奏楽コンクールがなくなって可哀そう
高校総体がなくなって可哀そう
「可哀そう」あんまり言われるとどんどん落ち込んでいく。
 
長い人生、理不尽なことはあふれてる。自分ではどうにもならないことはこれからもたっくさん起きる。それを諦める訓練は、早いうちにしておいた方がいい。これまで普通にあったマジョリティ側に入れない、マイノリティな人の辛さに気づくチャンス。
 
津波にあ

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「○○させていただいています」とは誰に断っているんだろうか?

「○○させていただいています」とは誰に断っているんだろうか?

このコロナ自粛中、オンラインセミナーを何本か受けたんだけど、その中の1人の講師のしゃべり方がどうも気になって仕方なかった。
あんまり気になるからメモってみた(笑)

「・・・事業をさせていただいております」
「・・・在宅勤務をさせていただいております」
「・・・業務をやらせていただいております」

自己紹介の間だけで何回言っただろう。その「させていただいたいる」のは、いったい誰に断ってるんだろうか

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テレワークのひきこもり極意

テレワークのひきこもり極意

自粛生活も長くなってきましたね。
一人暮らしの方は特に、生活のリズムが狂ってきたり、独り言がやたら多くなったりしてませんか?笑

私も最初のころはそうでした。でも、テレワークも長くやってると(10年超)だんだんコツが掴めてきて、今回の自粛生活も毎日快適に過ごしています。

突然のテレワークであたふたしている人もいるでしょうから、私の経験でよかったらと、いくつか思いつくことをお伝えしますね。あくまで

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少しメディアから離れてみては?

少しメディアから離れてみては?

芝居人の話を聞いていて「ほお~っ」と思ったこと。

欧米人は「ソリッド」日本人は「リキッド」と言われるらしい。
岩壁を前にして芝居をしないといけない時、欧米人は「この壁を克服してやる」と思うけど、日本人は「この壁をどう生かすか」と考える。

その芝居人が言うには、これは日本語に主語がないことと関係しているのではないかと。

「水が飲みたい」時、英語なら「私は水を飲みたい」となる。ところが日本語だと

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