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データ至上主義の違和感

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ホークス強い♪

それはいいとして、いつもこのスポーツ新聞の記事に、ほんのり違和感を感じる。

それは、やたらとデータだらけなこと。ちょっとうんざりもするし、ちょっと笑えてもくる。

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起きた現象について、それが歴史上あったことなのか初なのか、あったとしたら何年振りで何人目の偉業なのか、ひっきりなしに並べ立てる。

キューバコンビがホームランを出した試合は全て勝っている、なんて、たまたまでしょ。

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よく思いつくなというようなデータを引っ張り出しては、だから日本一になるのは76%と高い確率だ!と騒ぎ立てる。

とにかくスポーツ新聞には、この手のデータが踊りまくる。数字には主観が入らない(抜き出し方に大いに主観が入ってる気はするけれど)から、読者との意識合わせに異論はないんだろう。

共通言語として数字はある程度必要だとは思う。けど、そればかりでもない。

特に過去のデータとの比較ばかりしていると、自分の頭で考えなくならないか?過去にない初の現象に対応できなくないか?

76%という確率は高いけれど、24%側に入らない保証はない。過去にそうだったとしても、今回も必ずそうだとは言い切れない。

ビジネスの場でもよくある。とにかくデータを求められる。特に行政の仕事で多く、だからいつまでも新しいことはできない。だってデータがないから。

過去に倣って備えることはもちろん大事だけれど、過去が通用しないほどの変化が起きている今は、どんどんチャレンジしなきゃ。

データを並べて失敗しないことばかりに心を砕いてきた日本(急に話がデカくなる)。三菱の飛行機開発がいい例じゃない?いつまでも出来上がらず、時代はどんどん変化して、ついには国の大金を注ぎ込んだにも関わらず断念してしまったという。

データ至上主義の人は、防衛本能が強いのかもなぁ。それはヒエラルキー組織の弊害かもね。

長くなるので、この話はまた今度。





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