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ニュイ的見解

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日常的に感じている様々なことを、 ふとした瞬間に書き留めていきたいと思っています
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2020年1月の記事一覧

窓辺の小さなこの部屋

窓辺の小さなこの部屋

「もう終わりにしよう」

その言葉を聴いたとき
2人が一緒に過ごすのは最後なのだと思った。
陽射しが差し込む風とおりの良いこの部屋は、
私たちのお気に入りの部屋だった。

部屋のなかを駆け抜ける心地の良い風が、
ときおり部屋の中に入ってきて
窓辺のカーテンを揺らしていた。

夏の暑い日も、冬の寒い日も
間取りの小さなこの部屋で肩寄せ合って笑い転げたあの日。

彼の言葉でもう2度とその日は戻らないこ

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人に伝える難しさ

人に伝える難しさ

自分の知っていることや、
自分の中ではわかってることを
相手に伝えるって凄く難しいと最近思います。

なぜなら相手に伝えることは、自分の中でわかってる事とは別ものだと思うからです。
きっと伝える際に自分の中で分かっているだけではダメで、どうしたら相手が理解できるように伝えられるか工夫することが大切だと思います。

そう考えると相手に伝えるということは、
相手が理解できるように伝えるということだと思

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はあちゅうさんの髪色に憧れて

はあちゅうさんの髪色に憧れて

本当はずっと前から髪をピンクにしたかった。けれども生まれてこのかたブリーチというものをしたことがない。
いつも「◯◯だから」とか、「△✖️だし」と
ブリーチをすることへの言い訳をしていた。
それは時に「髪が傷むやんな」という理由だったり…「営業職だから」という理由で避けてきた。
だけどある日…
はあちゅうさんのこの記事に出会ってしまった。

記事によると頭のてっぺんは黒、真ん中は金、毛先はピンクだ

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宇宙人の夫はナポリタン職人

宇宙人の夫はナポリタン職人

昨日家に帰ったら、一足早く家に帰っていた
宇宙人の夫が鼻歌を歌いながら
楽しげに何かを作っていました。

良い匂いに釣られて、キッチンを覗くと…
そこにあったのは、なんとナポリタン!!

フライパンをせっせと動かしながら、
「俺はナポリタン職人っ♪」

宇宙人の夫は楽しそうにそう歌ってるではないですか。

思い返せば…確かに前回も

ナポリタンを作ってくれてました。
そのとき、思わずBOSSのCM

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京都発!麺心よし田のつけ麺の世界

京都発!麺心よし田のつけ麺の世界

皆さんこんにちは!
突然ですが、皆さんはラーメンはお好きでしょうか?
かくいう私は、無類のラーメン好きです。
ラーメン好きが功を奏して、宇宙人の夫と色々食べ歩きをしています。
長年京都に住んでいますが、京都は意外にもラーメンの激戦区でもあるようでして…
ときに新しいラーメンに出会えることもしばしばあります。

そんな中でも今回は、最近見つけたお気に入りのラーメン屋さんをご紹介したいと思います。

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任天堂の新しいとびら

任天堂の新しいとびら

先ほどはロームの会社について、
書かせていただきましたが…
もう一つ京都の会社を語るうえで、
どうしても外せない会社さんがあります。

その会社の名前は任天堂NINTENDOです。

今やスーパーファミコン・Switchなど
誰でも知っている家庭用ゲーム機の会社となりました。
じつは任天堂さんには、
深い歴史があるのを皆さんはご存知でしたでしょうか?

任天堂のはじまりの歴史

今から131年前の

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One moment In Time

One moment In Time

追い求めても追いもとめても、
届かないものがこの世の中にはある。

それはどうしてもなりたかった夢だったり、
それはどうしても欲しかった誰かの愛だったり

何度もなんども挑戦して、でも手に入らなくて
ときには泣き出しそうな夜がある。

「どうして想いは叶えられないのだろう」
自問自答する絶望と苦しみのなかでどうしようもなくなり自暴自棄になりそうになる。

目の前が真っ暗で何もみえなくなる。

でも

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京都発祥ハマムラのからしそば

京都発祥ハマムラのからしそば

皆さんこんばんは!
突然ですが、皆さんは京の中華ハマムラをご存知ですか?
京都で大正13年・1924年にオープンした京都で最初の中華料理店です。

初代の濱村保三は明治から大正にかけて、サーカス団を率いて欧州を巡っていました。日本に戻って京都・四条に中華のお店を構えますが、当時中華料理はまったく浸透しておらず見向きもしてもらえなかったそうです。

そこで一般からロゴマークの公募をし、当時の立命館の

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街角の道化師

街角の道化師

木枯らしが吹きすさぶ、
冬枯れの街角をゆっくりと歩く。

街の街灯がポツリぽつりと点いてゆく。
私はこの街の道化師だ。
人を笑わすのがわたしの仕事。

楽しいときも
たとえどんなに哀しい時でさえも。
私の道化した姿をみて笑ってもらう、
そのひとときを人々に与えるために今日も私は街角に立つのだ。

昨日わたしの飼っていた可愛い犬が死んだ。
小さなその命はわたしの手の中で静かに幕を閉じた。
たとえどん

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寒い冬に暑い夏のことを考える。

寒い冬に暑い夏のことを考える。

1月も末となり、朝晩はとにかく冷えます。
底に溜まった京都特有の冷気を肌で感じながら、冷たくなった手をこすり合わせ歩きます。
そして白い息を吐きながら、帰る道すがら夏の暑い日を思います。
歩きながら思い描くのは子どもの頃の光景。

入道雲が空いっぱいに広がった空。
熱気で揺れる空気に滴る汗を流しながら、
急な坂道を自転車で一気に駆け上がる。
すると見えてくる昔ながらの駄菓子屋。
自転車を道の傍に

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なぜ冬の空は夏の空より澄んで見えるのか

なぜ冬の空は夏の空より澄んで見えるのか

ふと冬の空を見上げると、
薄い水色の空がどこまでも広がっているように感じるときがあります。

なかでも特にお正月前後の時期は、
澄み渡った空がどこまでも続いているような錯覚を起こしてしまいます。

どうして冬の空は夏の空よりも澄んで見えるのか、とても不思議に思ったので、少し調べてみました。

一説によると空が澄んでみえるかどうかは、
空気中に含まれている水蒸気やちりなどが多いか少ないかによるそうで

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21日は初弘法大師の日

21日は初弘法大師の日

こんにちは!少し前に宇宙人の嫁と分かったニュイです。また夫の秘密の進展があれば、お知らせいたします。

ところで京都の東寺では、毎月21日に弘法さんの日と呼ばれる日があります。

この日はもともと、弘法大師が亡くなったとされる入寂の3月21日を期して毎月21日に御影堂で開かれる御影共のことを指していました。御影共とは「みえいく」と読みますが、弘法大師の命日に御影(写真のこと)を掲げて、弘法大師を偲

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その人の感じたことが仕事になる時代

その人の感じたことが仕事になる時代

長い地球上の歴史からみたら、
今からほんの少し前のことです。

1975年に米MITS社が、世界初のパーソナルコンピュータ「ALTAIR」(組み立てキット)発売しました。

それまでは、パーソナルコンピュータの代わりにワープロが使われ、その前はタイプライターや紙が使われていました。

パーソナルコンピュータ通称パソコンが出来てからは、人々の情報は紙媒体ではなく画面のなかで処理をされてきました。

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