寒い冬に暑い夏のことを考える。
1月も末となり、朝晩はとにかく冷えます。
底に溜まった京都特有の冷気を肌で感じながら、冷たくなった手をこすり合わせ歩きます。
そして白い息を吐きながら、帰る道すがら夏の暑い日を思います。
歩きながら思い描くのは子どもの頃の光景。
入道雲が空いっぱいに広がった空。
熱気で揺れる空気に滴る汗を流しながら、
急な坂道を自転車で一気に駆け上がる。
すると見えてくる昔ながらの駄菓子屋。
自転車を道の傍に止めて、えんじ色の屋根が目印の駄菓子屋に入ると、ぽんぽん菓子やヨーグレット達が目に入ります。お気に入りのお菓子は沢山あるけれど、どれにしようか迷いながら狭い店内を見渡します。いくつかお菓子を手に取って見比べておばちゃんに手渡したあと、思いついたように慌てて瓶のコカコーラも追加で購入するのです。炎天下の下、駄菓子屋の軒下で食べる駄菓子には格別の美味しさがありました。
そんな夏の光景を思い返していると、
心なしか少し暖かくなるから不思議です。
こんな日にはうちに帰って、温かい鍋やご飯を食べるに限ります。
早くうちに帰ってご飯を食べよう。
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