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エッセイ

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#旅しゃぶ更新部

noteを30日連続更新して変わったこと

noteを30日連続更新して変わったこと

①PVが3000から11000になった

一番の変化は、これかな。毎日更新しているからアクセスは増えて当然なのだけれど。
30日連続更新か1万PVになるまではとりあえず続けよう、と思っていたらどっちも達成してしまった。嬉しい!
もちろん今後も続けます。

②インプットを増やすようになった今までは本は読まないし、Web媒体の記事もあまり目を通すことはなかった。
でも、アウトプットをするには当然、イン

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夏に気後れしてしまうあなたに送る、夏っぽくない夏のうた

夏に気後れしてしまうあなたに送る、夏っぽくない夏のうた

梅雨が明けると世の中は、まってましたとばかりに短い夏のハンドルを切る。
やれ海やらビアガーデンやら、花火大会やら、一夏の恋、やら。
そういう雰囲気は別に嫌いじゃなくて、でも、そのアクセル全開のテンションについていけないことも、しばしばある。正直に言うとね。

そもそも、夏はそこまで好きじゃないし、なんなら暑いのは苦手だし、どちらかといえば気温が上がり切っていない早朝の空気や、喧騒をおさめるように沈

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謝っても足りないのなら、謝ることをやめればいい。

謝っても足りないのなら、謝ることをやめればいい。

ここ一年ほどの、主に彼に対しての嫉妬やヒステリックは本当に酷いものだった。

彼がテレビの芸能人を褒めただけで泣き出したり、ちょっと連絡がないだけで別れてしまいたくなったり、「大嫌い!」と怒鳴って電話を切ったこともある。

もともとそんな性格ではなかったから、わたしはわたしのことが本当にわからなくなり、このままならいつか彼に愛想を尽かされてしまう、こんなに迷惑をかけるなら別れたほうがいいのではない

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あの美しさの前に、カメラを構えることは無粋だった

あの美しさの前に、カメラを構えることは無粋だった

帰り道、背中に響く大きな音。なんでもないただの騒音だったら、目も留めずにイヤホンをするのに、夏のわたしは思わず足を止めて振り返った。

姿は見えないけれど、場所もわからないけれど、花火の音。

暑さも人混みも苦手なわたしは、花火大会なんて滅多に行かないけれど(せいぜい3〜4年に一回だ。)、記憶に残っている花火大会が3つあって。
ひとつめの話はこちらでしたので、今日はふたつめの花火大会の話をしようと

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自分の生まれた日を知らずに生きる人々【映画/存在のない子供たち】

自分の生まれた日を知らずに生きる人々【映画/存在のない子供たち】

両親を告訴する。僕を産んだ罪で。

胸がつまるコピーに惹かれて、映画「存在のない子供たち」を観た。

以下、映画のネタバレです。

***

「人間が想像するすべての不幸な出来事は世の中で起こっている」といつか誰かが言っていた。
日本で普通に暮らしていれば遭遇しないであろう混沌とした世界は、映画の中の話というわけでは決してないはずだ。

戸籍のない少年、ゼイン。
自分の誕生日も知らず、年齢もわから

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PMSと気づくのに一年かかった話

PMSと気づくのに一年かかった話

ここ一年ほど、感情の浮き沈みがとても激しくなった。その原因がPMS(月経前症候群)かもしれないと気づいたのは、ほんの数日前のこと。

わたしがこのnoteで伝えたいのは、PMSによる情緒不安定が自分では本当に気づきにくく、いかに厄介なものか、と言うことです。

***

わたしのPMSによる情緒不安定は、こうだ。

仕事中、自分の些細なミスや相手のちょっとした一言でイライラしてしまう。わたしはこ

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あの頃のわたしが憧れていたもの

あの頃のわたしが憧れていたもの

地下にひそむ秘密の温室
20歳のわたし
パルテノン神殿
雲の上を歩くこと
知らない誰かがわたしを迎えにくること
木の上につくる秘密基地
わがままなお姫様
普通の女の子
運命を変えるような恋
そしてその恋を失ってしまうこと

海の中で歌を歌うこと
真っ赤な口紅
世界中にわたしだけになってしまうこと
異国の寝台列車
自分を映さない鏡
開かない扉の向こう
運命に選ばれること
灯台守
傘で空を飛ぶこと

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置いていかれた、花火の夜。

置いていかれた、花火の夜。

今日は隅田川の花火大会だったらしい。
わたしはあいにく仕事だったので、クライマックスの様子だけテレビで見ていた。

隅田川の花火大会には一度だけ行ったことがある。二十歳の夏のことだ。

当時好きだった人にふたりで花火に行こうと誘われた。好きな人と花火に行くことも、東京の花火大会に行くこともはじめてだったわたしは、とても楽しみにしていて。

でも結局、人がたくさんいたので立ち止まってゆっくり見ること

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