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亡きキイチからの花束

《想定外すぎた母の誕生日》

■親孝行のつもりで

先日、母が高貴高齢者(本人のお気に入り)となり、また金婚式を迎えたこともあり、
ちょっとしたサプライズとして『亡くなった父から花が届く』というのを思いつきました。

■ついにその日が

当日、黒猫さんから母に予告メールがあり、『花って書いてあるわー。やだー誰からかしらー。ん?宇都宮配送センター?』などと言うので、ワクワクMAXで待ってたら、ついにキター!
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母『なに、差出人にキイチって書いてある…!あ、あなたの仕業ね』(仕業て!)

私『えー?私、知らないよー!誰かがキイチの名前で送ってくれたんじゃない!?』

母『誰がそんなことするのよ!あなたしかいないじゃない!!』

私『宇都宮に知り合いとかいないの?もしかしたら、キイチが(献体した)大学から逃亡して宇都宮に住んでるんじゃない!?』
 
母『おかしなこと言わないでよ!やめてよ気味悪い!』(容疑者を見るような目で私を見る)

私『だって焼いたとこ見てないから、そこにあるのキイチの骨かどうかもわかんないじゃん!』
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と、コツツボの前でちょっとした口論になり、
お互い引くに引けない状況に。
私のロマンチックな演出に乗っかってくれればいいのに。
ってか私も『バレた~?』とか言えば良かったのに。
なかなか思いどおりにいかないものですね…。

■そしてさらに恐ろしいのが

初回割引の定期便4回コースで登録したため、
今後毎週『キイチ』から花が届くことに…!
そのうち私が『ひょっとしたら父はどこかで生きてるんじゃないか』とか思いだしたらどうしよう。
スーツ姿のタモリが登場しないことを祈ります。

fromキイチ

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