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結婚・出産・子育て・女性・仕事・待機児童を考えるマガジン

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2018年2月の記事一覧

「その先の○○」のために今を犠牲にする生き方

前回の就活や婚活も、「偏差値」至上主義?という記事でも少し触れましたが、幼い頃から人と比べられ、競争することに慣れすぎた私たちは、あとあとでいい思いができる(と信じている)ことをするために、今を犠牲にしてそれに捧げるような生き方をしているものだなぁと感じます。いい会社に入るためのいい大学、いい大学に入るための高校生活などなど、こういった類のものは無限にあります。「その先の○○」のために生きているの

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就活や婚活も、「偏差値」至上主義?

先日、例によって心の友と話していて気づいたことがあったので書いてみたいと思います。最近は大学に通う意味や奨学金について考える記事を書いていて(大学に通う意味と金銭的負担のしわ寄せ、奨学金が「就職するための借金」になっているの記事参照)、結局大学に行くのが「当たり前」で、そうしないと就職できなくなっているから行くだけという人が大半なのではないかと考察していました。そして、そのことが教育費の増大、少子

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大卒も共働きも、「当たり前」になると苦しい

大学の存在意義や奨学金、働く女性と子育てなど、社会にまつわるあれこれを考察する続きの記事です。先日書いた、奨学金が「就職するための借金」になっているという記事でも触れましたが、大学全入時代と言われて久しい現代において、大学に進学する理由として一番大きいのは「みんな行ってるから」「就職に大卒の肩書が必要だから」ということではないかと思っています。私も何も考えずに大学に進学した一人ですが、大学に高等教

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理念は「平等」、しかし性差は超えられない

前回まで、教育や大学進学について思うところを書いてきました。大学全入時代と言われて久しいですが、大学進学率のデータを見てみると確かに年々上昇していて、特に女性の大学進学率はここ数十年で急激に増加しています。私が大学に入るころのH18年には約40%、最新のデータでは約48%と、半数近くにも上っているようです(参考:平成29年版男女共同参画白書 概要版 )。女性が高い教育を受けられなかった時代から、女

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