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Twitterホロコースト否認論への反論(19):ラッシニエはアウシュビッツのガス室を否定した。それともティース・クリストファーセンか?

目次
1.アウシュビッツのプレートの修正
2.切り離されたクレマⅠの煙突?
3.窓付きガス室のドアがペラペラ?
4.ロイヒターレポート
5.イギリス政府による嘘の疑惑
6.最初のホロコーストの流言
7.アウシュビッツのプール、病院など
8.Arbeit macht frei.
9.ワールド・アルマナックのデマ
10.赤十字統計のデマ
11.赤十字が死の収容所を視察?
12.チャーチル、アイゼンハワー、ドゴールの回想録には書かれていないガス室?
13.エリー・ヴィーゼルはガス室について言及しなかったのか?
14.エリー・ヴィーゼルは偽者?
15.より多くのヴィーゼルもの
16.アウシュビッツの暗号解読
17.生存者はガス室を見たり聞いたりしなかったのか?
18.アンネ・フランクの日記
19.ラッシニエはアウシュビッツのガス室を否定した。それともティース・クリストファーセンか?
20.ラーソンのデマ
21.偽物、信用できない、間違った目撃者
22.ガス室の壁に引っ掻き傷?
23.ダッハウのガス室、ブロシャートの手紙
24.生存者のリーバーマンとアウシュビッツのオーブン
25.ラシャウト文書
26.ホロコーストの偽写真?
27.科学がホロコーストを論破?
28.ブリタニカでガス室についての言及はないのか?
29.リストジェフスキー先生?サイモン・ウィーゼンタールのノルマ?
30.アウシュビッツでは小さな子供や人は仕事に不向き?
31.ユダヤ人はホロコーストについて嘘をつくのか?
32.確定した死亡者数?
33.ヒルバーグと有名な証人は、ツィンデル裁判で嘘つき、詐欺師であることを示したのか?
34.シンドラーのリストはフィクションの話?
35.ブルーノ・バウムはアウシュビッツで偽のプロパガンダが作られたことを認めたのか?
36.変わり続ける収容所の死の犠牲者数?
37.ソ連だけが見つけた死の収容所?
38.リックのホロコースト否定
39. 6桁の刺青でも被害者は600万人?

▼翻訳開始▼

19.ラッシニエはアウシュビッツのガス室を否定した。それともティース・クリストファーゼンか?

否定派の主張

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ツイート:ポール・ラッシミエ(原文ママ:「ラッシニエ」の誤り)、反ナチのフランス・レジスタンス共産主義者-アウシュビッツに1年滞在。「アウシュビッツにガス室はなかった、それは嘘、神話だ」
(ツイート内画像の文字は、元ツイートが既に存在せず、類似ツイートもないため解読不能)

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ツイート:1944年1月から12月までアウシュビッツに滞在したティース・クリストファーゼンが『アウシュビッツの嘘』を執筆。大量ガス処刑はない! 「我々は初期キリスト教徒と同じように迫害されている」
(ツイート内画像の文字は、元ツイートが既に存在せず、類似ツイートもないため解読不能)

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ツイート:ティース・クリストファーゼン:「多くの人が私に連絡を取り、私の(アウシュビッツに関する)発言を確認することができるが、公にすることを恐れている」
(ツイート内画像の文字は、元ツイートが既に存在せず、類似ツイートもないため解読不能)

簡単な反論:ラッシニエはアウシュビッツの収容者ではなかった。彼はブーヘンヴァルトに収監されており、そこには確かにガス室は存在しなかった。これも否定派の嘘だ。クリストファーゼンはカメラに撮られ、自分は真実のすべてを語ってはいないと言った。

更なるコメント悪名高い嘘つきのラッシニエが言ったとされる引用は、実際には、アウシュビッツの地域の実験農場に配置されていたSS隊員ティース・クリストファーゼンの言葉である。またしても、ツイッターの操り人形たちは、否定する人たちを正すことさえできないのだ。

ラッシニエのアウシュビッツ否定は、このように無関係である。

クリストファーゼンについては、ハンス・メッツナーが次のように説明している。

クリストファーゼンは、収容所を訪れたはずなのに、ビルケナウに4つの火葬場があることも知らなかった。彼は、「アウシュヴィッツに...火葬場がある」とだけ聞かされた。航空写真とゾンダーコマンドの地上写真によると、1944年夏、アウシュヴィッツで野外火葬が行なわれていたにもかかわらず、彼はビルケナウの野外火葬について何も知らなかったのである。したがって、クリストファーゼンは観察力が乏しく、ビルケナウについての信頼できる伝聞情報を得る才能があまりなかったか、自分の記録を書き残した時点で、ひどい記憶喪失に陥っていたかのどちらかであろう。

クリストファーゼンの説明は、CODOHにおいてジョン・ジマーマンワールハイトによって詳細に分析され、不十分であることが判明した。

さらに悪いことに、彼はアウシュビッツについて真実を語っていないことを認める映像を撮られたのだ。これは、マイケル・シュミットのドキュメンタリー『Wahrheit Macht Frei』で見ることができる(こちらはYouTubeのコピー;56分35秒までスクロール)。

Ich will uns entlasten und verteidigen, dann kann ich das nicht mit dem was wir tatsächlich getan haben. Ich leugne das nicht. Aber jeder Verteidiger, der etwas zu verteidigen hat, der wird doch nicht das Belastende aufführen. Aber alles das trifft mich nicht, ich mache weiter, ich käme mir vor als Verräter an meinen Freunden, wenn ich jetzt widerrufen würde. Das hab ich nie getan.

<ドイツ語より直訳>
私たちの容疑を晴らしたい、弁護したい、では実際にやったことでは無理です。それを否定はしません。しかし、守るべきものがある擁護者は、何が証拠になるのか挙げようとしません。でも、そんなことはどうでもよくて、今さら撤回したら、仲間を裏切るようなものだ、と私は続けます。私は一度もしていません。

<英訳より翻訳>
私たちの容疑を晴らしたい、弁護したい、では実際にやったことでは無理です。否定はしません。しかし、何かを守らなければならない擁護者は、罪を犯すようなものを提示することはないでしょう。 でも、そんなことはどうでもよくて、私は続けます。今さら撤回したら、自分が仲間を裏切ることになります。私は一度もそんなことはしていません。

この 「証人」はここまでだ。

▲翻訳終了▲

ラッシニエについては、記事中のリンク先に詳しいですし、Wikipediaにもあります。ホロコースト否認の父と呼ばれる人ですし、上記文中にあるように、ブーヘンヴァルトとミッテルバウ・ドーラ強制収容所の二つの収容所にいましたが、両収容所にはガス室はありませんでした。クリストファーゼンは上記の通りですが、1970年代に『アウシュヴィッツの嘘』という本を書き、出版しました。

「ナチスの強制収容所にいた人物がガス室を否定している!」や「アウシュヴィッツにいた元親衛隊員がガス室など見たこともないと言っている!」などは、否定派にとっては喜ばしいのかもしれません。しかしラッシニエは上記のPHDNサイトによって、徹底的に暴かれているように、よくもまぁそれだけの嘘・出鱈目を言えたものだなと思えるほどの人物であり、クリストファーゼンは上記のように元親衛隊員の仲間の名誉を守るために本当のことは言わないと、その動機まで語っている始末です。

ホロコーストの嘘を暴きたいが為に、これらの嘘つきを利用しようとする否定派ってどうしようもなく頭がイカれてると思います。

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