マガジンのカバー画像

性教育関連

37
性教育関連の活動録、所感などを記していきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

よくある、「天才の育て方」系の育児コラムを見て感じたこと

自分のFacebookのポストしたものを、こちらにもアーカイブしておきます。

PRESIDENTの教育系コラムを読んで、モヤァっときて書きました。

「子供を〇〇のように育てる」など、子育てを、育成ゲームか何かだと思っている大人や世の中の認知を変えるのが、私のライフワークのひとつだな、と改めて思いました。

子供は、その子として育つのであって、「藤井聡太くんのように育つのが正解」のような概念を押

もっとみる
教育虐待のもとと、社会的な処方箋

教育虐待のもとと、社会的な処方箋

社会的マルトリートメント(不適切な養育)という概念を提唱した武田信子さんのnoteを拝読した。

「教育虐待と教育熱心の違いはなんですか」という問いは、需要があるらしい。

虐待と熱心の違いは何、という問いが生まれること自体が、子どものことを話しているのに、当事者である子どもの思いが不在である、ということがよく表れているなあ、と悲しくなります。

武田さんが提案している、教育虐待のストッパーになり

もっとみる
死について 〜はぐ♡ラボの生と性を語るお茶会Vol.31 振り返り〜

死について 〜はぐ♡ラボの生と性を語るお茶会Vol.31 振り返り〜

こんなテーマで行われた、前回のはぐ♡ラボお茶会から、2週間と少し、たちました。(ほんとはすぐ後からこれを書いているのにまとまらない^^;)

今回は感想を少しまとめて書きたいと思い、noteへ。お茶会は毎度たくさん気づきはあるものの、今回のテーマは、なにか、生と性についてすごく根幹に関わることにたどり着きそうな気がしました。

人にとって、死ぬというのはどういうことか?を問う時、科学から言えること

もっとみる
9/29(木) はぐ♡ラボの生と性を語るお茶会 レビュー

9/29(木) はぐ♡ラボの生と性を語るお茶会 レビュー

Twitterに投稿した、9/29(木)はぐ♡ラボの生と性を語るお茶会Vol.30のレビューをまとめます。

<10/5 追記>
次回お茶会の告知です。今回話題になった「死」について、もう少し対話を深めてみたいと思っています。ご参加希望の方は、もっくんのSNSか mokkuncafe@gmail.com までご連絡ください(^^)

子供へ送る本

子供へ送る本

あまり読書の習慣がない我が子らに、本を贈ろうかと思う。(珍しく普通)

学校から毎年、推薦図書のリストが配られてたりするのだけど、そもそも、小学生の頃の自分がこういうもの(大人がすすめる良き本)がとても嫌いだったので、今まであまり気に留めていなかった。

でも、よくよく見ると、これは私も読んだぞ、という本がたくさんある。

十五少年漂流記、すごく好きで、何回も読んだ。ちいちゃんのかげおくり、3年生

もっとみる
久々、子供への性教育のはなし

久々、子供への性教育のはなし

気がつくと、前の記事から1週間経ってしまった。日々、たくさんのことを考えていて忙しい。おかげさまで、確定申告は無事に終わり、そして子どもたちも新学期2週間で、生活にもだいぶ慣れました。

久しぶりに子供への性教育の話をします。

ちょうど1年前にこんな記事を書きました。久しぶりに読んだら、私、ずいぶん尖ったこと書いてますね(笑) 今も基本的には同じことを思ってます。

相変わらず、風呂でのゆる性教

もっとみる
はぐ♡ラボの生と性を語るお茶会Vol.26

はぐ♡ラボの生と性を語るお茶会Vol.26

昨日4/12(火)、タイトルのお茶会を行いました。

主に性教育をテーマにしたお茶会を2年間継続的に行ってきましたが、中井聖さんが個人活動としてやっていた「はぐ♡ラボ」に、最近わたしと、思春期保健相談師の間々田陽子(あきこ)さんを加えてもらったのを転機に、名前をちょっとリニューアルしました。

参加者は、私たちとオンラインの方を含め、7名。

今回のテーマは『保健室から見える風景』。育児休暇中の養

もっとみる
支配する・される

支配する・される

不穏なタイトルですけれども、最近これに関することを、病むレベルで考えています。パワーゲームです。

わたしも育ちの関係上、これに結構縁があって、自信を失っているときに、支配しようとするタイプに絡まれるんです。おかげさまで最近はあまりありませんけども。

わたし一見、優しそうで人当たりいいじゃないですか。しかもできるだけ人のためになろう、その場を丸く収めようと頑張るんですね。でもそんなに気が長くない

もっとみる
今更ですが、「性教育認定講師」の資格を取りました

今更ですが、「性教育認定講師」の資格を取りました

こんにちは。

noteを定期的に書こう、書こう……とずっと手帳に目標を書き留めて、書いては1発屋というのを繰り返した1年でしたが、久しぶりに過去ログを読み返して、理由はわかりました。

重い。(笑)

こんな重たい記事が毎日書けるわけない。私は忙しい。ライスワークとしての仕事、ライフワークとしての仕事、家事育児、その他。時間がないのです。

それでも何か、ものすごく世の中に訴えたいことが溜まって

もっとみる
「自己責任」はどこまで

「自己責任」はどこまで

ある記事をきっかけに、「自己責任」という言葉と社会について、考えています。

内密出産に関する記事こちらは、身の上の事情から内密出産を望んだ女性と、それを受け入れた慈恵病院側のエピソードです。

意図しない妊娠出産のリスク、コストが不当に女性に押し付けられる、という側面を改めて感じさせられる話でもあるのですが(妊娠を告げた相手はLINEをブロックして逃亡したそうです)

社会的な困難を抱える人の中

もっとみる
【性教育】SNSの使い方・性犯罪被害について 〜クロ現のコラムを見て思うこと〜

【性教育】SNSの使い方・性犯罪被害について 〜クロ現のコラムを見て思うこと〜

先週、NHKのクローズアップ現代で、こんな番組が放送されたようだ。性教育系の人の中でちょっと話題になっていた。

概要はリンク先を見て頂きたいのだけど、リサーチ目的で「14歳女子中学生」のプロフィールでTwitterの囮アカウントを開設したら、エロ目的の男が一方的に卑猥なメッセージを送りつけたり、接触を図ったり……というものが相次ぐ、という事例の紹介と、

あとは、「グルーミング」といって、一旦親

もっとみる
久しぶりの所感

久しぶりの所感

noteをご無沙汰してしまった。ここのところ業務連絡の量が多すぎて、それをお知らせするだけで精一杯で💦 (もっくん珈琲サイトのお知らせを小まめに更新していました)

新月を機に、私の考えていること(所感)もまた伝えたいな、と思った。なぜならみんなともっと話したいからだ。

さそり座に太陽が入ったあたり(10月の後半)から、人間関係や世界のことをたくさん考えている。

先月、ようやく性教育認定講師

もっとみる
7/13(火) 男の子ママのための思春期講座&お話会開催のお知らせ

7/13(火) 男の子ママのための思春期講座&お話会開催のお知らせ

noteではご無沙汰になってしまいました💦

いつものお茶会とは別企画で、『男の子ママのための思春期講座&お話会』を開催します!

男子の二次性徴の知識的な部分は、性教育の講師をしている聖さんにレクチャーをお願いし、わたしは対話のファシリテーターということで、やらせていただきます(*^^*) うちの長男は3年生。当事者として、いろいろお話できることもあるかと思います。

現役の思春期真っ盛りのマ

もっとみる
「感じるオープンダイアローグ」を読んで

「感じるオープンダイアローグ」を読んで

『感じるオープンダイアローグ』読了しました。こちらはaudiobookではなくKindleにて。いつも一緒に性教育の活動をしているはぐ♡ラボの聖さんに勧めてもらいました。

精神を病んでいる人や、何らかの困難を抱えている人が、薬ではなく、医療的ななにかではなく、ただ対話によってこころが癒やされていく…という不思議なスキーム、以前から少し興味はあったのですが、やっとまとまった本が読めた。「オープンダ

もっとみる