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ポエム

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2022年10月の記事一覧

[詩]コスモス

[詩]コスモス

霜焼けした僕の手を君は
花風ブレスでポップコーンだ
弾けてしまうロック調なミュージック

凍えた僕の心を君は
木漏れ日を伝えコンフォートさ
秋麗の日の已然形なツーリング

瞼を開けても閉じても
君のことを思い浮かべている
幸せだよ拡大するエントロピー

見渡す限りの地平線
秋桜が秋の声に揺られる
ありがとう
きっとこの言葉の意味を
いつか噛み締めてくれるでしょう

夕焼けに落ちた世界で僕は
1番星

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[詩]Sensenmann

[詩]Sensenmann

白白明けの刹那
僕は君に出会った
悲しみに暮れている
愛されたかったの?

鼻をつくような空気
どこか寂しさを感じる
自暴自棄なのかもね
不揃いな身体に涙

それは君が悪いわけじゃないよ
直感的直観的に
クラクション鳴らされたら
五月蠅いで一喝さ

A4の紙に書ききれない不満
世の中って理不尽ねって君は呟いた
正論辛かったら諦めて良い
痛いのは一瞬だけだから僕は誘った
平穏平凡を望んだだけなのに

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[詩]鳩は飢えたら穂を奪う

[詩]鳩は飢えたら穂を奪う

だからハッピーを潰して
潰して写して映してく
誰かの幸せを喰らって幸せに
この世は奪い合いハッピー

羅生門みたいな紅浮かべた女
キノコみたいな頭の男と歩く
二言3個と馬鹿言って羨ましいと思った

俺は俺は痩せ細り浮き出た肋骨を
掻きむしって迸るよーいドン始まるよ

accipiter dens
だからハッピーを潰して
潰して写して映してく
誰かの幸せを喰らって幸せに
この世は奪い合いハッピー

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[詩]unkissing for ever

[詩]unkissing for ever

若さが生い茂る
弱さを舐め合って
その日暮をすることが楽しかった

産まれた命と共に
永遠を誓ったのに
運命だと感じていたことでさえ

くだらない言葉に争いの火種
老いていく身体と反比例
完璧な家族を演じられなかった

愛してるよりも
抱き合う数よりも
溜息が増えていく
unkissing for ever
最後に言った一言はサヨナラだった

支配された価値観
逃げられない場所
鳥のように羽ばたけ

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