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明らかな解決法が存在しない課題に挑戦すること
6月に新聞各社は「日本の先生、遠い働き方改革 そのしわ寄せは授業内容に」という見出で小中の先生の長時間労働について詳しく報じました。経済協力開発機構(OECD)の調査によると長時間勤務の原因は授業に関する研究に費やすというより、部活動や保護者とのやりとりなど雑多な仕事に時間を割いている、割かざるを得ない実態が明らかになりました。私はこれを少し異なる視点で記事を読みました。「明らかな解決法が存在し
もっとみる磨こう感性!積み上げよう体力!広げよう友だちの輪!
1月14日からの修学旅行のプログラムをみていると、ワクワクする内容を通して人間力を育てる意図がとても反映されていると感じました。2年ほど前、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)がベストセラーになりました。著者はロンドン・ビジネス・スクール教授のリンダ・グラットン、アンドリュー・スコットさん。高校2年生のみなさんが人生100年と聞いてもピンと来ないかもし
もっとみる「一生ものの人間力をそだてる」視点から時代を読む
令和元年度は入試改革の混乱、文部科学省の失態として記録される年度になるかもしれない。そもそも入試改革のいきさつを振り返ると、大変懸念される問題が浮き上がる。2000年代に入りOECDが実施する学習到達度調査(PISA)で読解力や理数のリテラシーにおける日本の順位が低下した。まずこれが教育改革の原動力となっている。また、AIの台頭やネット社会の進化を想定したソサエティー5.0社会の到来にむけてイノ
もっとみる今日一日 (佐藤愛子)
今日一日、親切にしようと想う。
今日一日、明るく朗らかにしようと想う。
今日一日、謙虚にしようと想う。
今日一日、素直になろうと想う。
今日一日、感謝しようと想う。
研究1年目を終えるにあたって
発達障害など種々困難さを有する生徒が高等学校にもかなりの人数が入学している。教育課程の編成基準を改定して、新領域となる「自立活動」を編成できるようにして、高等学校において個々の能力・才能を最大限に伸ばす特別支援教育を実施できるようにする方向が打ち出されている。本研究はそのための実証的研究を行うものである。文科省で行われた研究協議会の席でも初等中等教育局特別支援教育課課長補佐は「本研究は高等学校での
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