青春時代は疾風怒濤

青春時代をゲーテは疾風怒濤(独:Strum und Drang)と呼びました。いよいよ高校時代という後期青年期のスタートです。自分とはどういう人間なのか、と自問する一方で他者に対する目も気になる。妙に比較して優越感を得たり、勝手に落ち込んだりする時期でもある。周りに認められたい、仲間が欲しいという気持ちもあるのに孤独でいたいと思うこともある。なかなか自分自身でも自分が把握できない時代です。この一件危うい青年期を後の人生の根っこにするためにはどのような人と出会うかに決まると言っても過言ではないでしょう。この微妙で、人生に決定的に影響を与える時代にどのような師と友に出会うかということです。4月のこの時期にオリエンテーション合宿が設定されていることには大きな意味があります。風に揺れる葦は心もとないけれど君をサポートする先生方や気の置けない仲間と出会うきっかけとなれば嬉しいですね。他者と繋がり自分を理解してもらうためにはオープンマインドで行きましょう。リアルな体験を通して良き師、良き友と出会い、今後の学校生活を送る活力を得て帰校することを期待します。

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