水谷光佑/株式会社クル

株式会社クル 代表取締役CEO 建築デザインを軸に遊休資産地の活用提案や地方のまちづく…

水谷光佑/株式会社クル

株式会社クル 代表取締役CEO 建築デザインを軸に遊休資産地の活用提案や地方のまちづくりのプロデュースなど、場の企画・デザイン・運営の提案まで行い、事業性とデザイン性を融合したワクワクする場づくりを行う。 https://kuru.co.jp/

記事一覧

個性を活かし、チームの力へ

弊社のバリューに「熱中する」がある。 常識や経験よりも個人の熱量がいいものを生み出すと思っているからだ。 私自身も、常に好奇心を持って様々な場所やモノ、人に触れ…

設計事務所の経営を見える化する

決算の数字を公開 弊社は、年に2回社内向けに経営報告会をする。 今月がちょうど決算の数字が確定し、そのタイミングだった。 メンバーは必参加だが、パートナーも参加で…

突然インドから連絡が来たのですぐに行ってみた

きっかけは、突然きた会社への問い合わせメールだった。 「インドから日本に来て、御社の湯布院のプロジェクトを見ました。 プロジェクトの相談したいのでお会いできますか…

フェアプレー

クルのバリューに「フェアに関わる」とあるが、 私自身普段から「フェア」という言葉を使うことが多く、企画やデザインのお仕事をいただく時やパートナーや下請けの方々へ…

運の確率

運の良さ 私はとても運が良いと思っている。 特に人の運が良い。 独立する時に、今のクルの取締役でありデザインの責任者と会えていなかったら多分ここまで成長できなか…

経験より熱量

新規事業を作りたい 私が以前勤めていた不動産デベロッパーの関西セクションのトップから「新規事業を作りたいからそのサポートをして欲しい。」と依頼があった。 大手企…

頼れるパートナー

私がクルに入社した当初(約6年前)は退職も重なり、4名のスタートだったが徐々に増えて、メンバーが20名弱になってきた。 決して大きい会社ではないが、年齢も経験もバラ…

自邸(リノベーションマンション)完成までのプロセス公開

少し前になりますが、中古マンションを購入し、フルリノベーションして、引っ越ししました。 そのプロセスを公開したいと思います。 なぜ公開するのか。 家を購入するにあ…

建築士ではない私が建築設計事務所を経営する価値とは

会社を継ぐまで 私は物心ついた時、父がデザインの仕事をしているということに何となく興味を持ち、父から勧められたわけではなかったのですが、あまり迷うことなく大学は…

あったらいいなを考える

我々は場のビジネスを共につくる建築設計事務所です。 用途や方向性が決まってハードのデザインをする前の企画の段階から関わることにこだわっています。(下記note参照) …

サンワカンパニー社との新しいPJ

今年3月に住宅設備機器のインターネット販売を行う株式会社サンワカンパニー社がマンションをリノベーションし、それを販売していくというPJが開始しました。(下記HP) …

KURU JAMとは

今年に入って、KURU JAMというイベントを始めました。 KURU JAMは、デザインとビジネスの領域を横断しながら活躍されている方をゲストにお招きし、現在の活動やその裏側に…

設計事務所の新しい「お金の頂き方」

当たり前ですが、建築設計事務所は、空間や場をデザインすることに対してお金を頂きます。
 しかし我々は最近それとは別の名目でも頂くケースが増えています。 それは、 …

KURUパートナーを募集します。

KURUは、建築設計をメインに、 場の企画、デザイン、運営までを共に並走するデザイン会社として 「土地や建物はあるが、どのように活用すればよいかわからない」 「想いは…

建築設計事務所の新しいカタチ

我々KURUは、創業35年になる建築設計事務所ですが、 建築設計事務所として新たなチャレンジをしています。 一言で言うと「場のビジネスを共につくる建築設計事務所」です。…

場をつくるということ

はじめまして。株式会社クルのCEOの水谷です。 我々は、建築のデザインを軸に場の企画からデザイン、運営までを一貫してクライアントと並走する「場づくり」の会社です。 …

個性を活かし、チームの力へ

個性を活かし、チームの力へ

弊社のバリューに「熱中する」がある。

常識や経験よりも個人の熱量がいいものを生み出すと思っているからだ。
私自身も、常に好奇心を持って様々な場所やモノ、人に触れたいと思うし、
メンバーにもそういう機会を自ら作って欲しいと思っている。
とはいえ、メンバーは普段目の前の仕事が忙しかったりするので、
外へ出たり、新たな情報を得る機会というのは比較的取りづらい。

そんな機会をつくるきっかけを会社として

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設計事務所の経営を見える化する

設計事務所の経営を見える化する

決算の数字を公開

弊社は、年に2回社内向けに経営報告会をする。
今月がちょうど決算の数字が確定し、そのタイミングだった。
メンバーは必参加だが、パートナーも参加できる。

目的は、会社の現状と向かうべき未来を共有すること。
内容は、前期の決算の数字(売上、外注原価、人件費、利益)を全て公開し、会社として今期何に注力するのかを発表する。

この時期になると、数字と向き合いながら1年前に言ったことを

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突然インドから連絡が来たのですぐに行ってみた

突然インドから連絡が来たのですぐに行ってみた

きっかけは、突然きた会社への問い合わせメールだった。
「インドから日本に来て、御社の湯布院のプロジェクトを見ました。
プロジェクトの相談したいのでお会いできますか?」
とのことだった。
たまに来るHPの問い合わせだが、海外からはほとんどない。

怪しいとは思ったが、話を聞くだけならと思い、
一旦「お会いできるなら」と返信すると
約2週間後、本当に約束の時間に来社された。

話をじっくり聞くと
「所

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フェアプレー

フェアプレー

クルのバリューに「フェアに関わる」とあるが、
私自身普段から「フェア」という言葉を使うことが多く、企画やデザインのお仕事をいただく時やパートナーや下請けの方々へ発注する上で、とても大切にしている感覚である。

元々私は不動産デベロッパーにいたが、デベロッパーというのは建物を建てて、それを売ったり貸したりする事業なので、必然的に発注者であることが多い。例えば、ゼネコン、設計事務所、広告代理店などが受

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運の確率

運の確率

運の良さ

私はとても運が良いと思っている。
特に人の運が良い。

独立する時に、今のクルの取締役でありデザインの責任者と会えていなかったら多分ここまで成長できなかったし、
会社が本当に苦しい時にある方にお会いして、関西の経営者コミュニティーをご紹介いただけていなかったら、今頃潰れていてもおかしくない。
また、今いるメンバーやパートナーも入社の経緯が面白かったりして
社外の方からどうやって採用して

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経験より熱量

経験より熱量

新規事業を作りたい

私が以前勤めていた不動産デベロッパーの関西セクションのトップから「新規事業を作りたいからそのサポートをして欲しい。」と依頼があった。
大手企業ではよくある話で、「何か新しいことを。」と経営陣が望んでいるが、いざ現場に降りてくると、「本業が忙しくて、、、」とか「やったことないから意思決定できない、、」とかよく耳にする。

我々もそんな相談をうけるのだか、企画までは良くても、いざ

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頼れるパートナー

頼れるパートナー

私がクルに入社した当初(約6年前)は退職も重なり、4名のスタートだったが徐々に増えて、メンバーが20名弱になってきた。
決して大きい会社ではないが、年齢も経験もバラバラな人が集まると良いこともあれば悪いことだってある。改めて各メンバーのポテンシャルをどう組織全体のパワーに変えていくかは本当に難しいが、その分面白い。

パートナー制度

我々のようなデザインの業界は将来独立して自分のデザインをしたい

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自邸(リノベーションマンション)完成までのプロセス公開

自邸(リノベーションマンション)完成までのプロセス公開

少し前になりますが、中古マンションを購入し、フルリノベーションして、引っ越ししました。
そのプロセスを公開したいと思います。

なぜ公開するのか。
家を購入するにあたり選択肢が少ないと思っているからです。
例えば中古マンションだと「大阪 リノベーションマンション」と検索すると不動産サイトが出てきて、その中の物件は、ほとんど同じようなキッチンや洗面で全然面白くない。
もちろんそれでも売れていくので、

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建築士ではない私が建築設計事務所を経営する価値とは

建築士ではない私が建築設計事務所を経営する価値とは

会社を継ぐまで

私は物心ついた時、父がデザインの仕事をしているということに何となく興味を持ち、父から勧められたわけではなかったのですが、あまり迷うことなく大学は建築学科に進み、大学院まで行きました。

僕なりに一生懸命設計課題に取り組んでいたのですが、一部の同級生のデザインした課題を見ては、自分にはここまでのアウトプットはできないと感じることが多く、ある意味自分が勝手に乗ったレールに対して不安を

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あったらいいなを考える

あったらいいなを考える

我々は場のビジネスを共につくる建築設計事務所です。
用途や方向性が決まってハードのデザインをする前の企画の段階から関わることにこだわっています。(下記note参照)

我々は少しばかり歴史はありますが、第2創業期のベンチャーですので、
社内で「あったらいいなを我々目線で考え、勝手に提案する」プロジェクトを立ち上げました。

社内メンバーがそれぞれ
「この場所もっとこうなったらいいのに。」
「この場

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サンワカンパニー社との新しいPJ

サンワカンパニー社との新しいPJ

今年3月に住宅設備機器のインターネット販売を行う株式会社サンワカンパニー社がマンションをリノベーションし、それを販売していくというPJが開始しました。(下記HP)

実はこちらは、弊社がお手伝いさせていただいたPJなのですが、(HPの下の方にこそっとKURUの名があります笑)
事の発端はというと古いマンションを購入し、それをリノベーションしてそれを再度販売する事業を私が前職で立ち上げていたこともあ

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KURU JAMとは

KURU JAMとは

今年に入って、KURU JAMというイベントを始めました。
KURU JAMは、デザインとビジネスの領域を横断しながら活躍されている方をゲストにお招きし、現在の活動やその裏側にある考え、楽しさ、苦悩などを私水谷と語っていただくオンライントークイベントです。
1、2ヶ月に1回のペースで、現在まで4回実施しました。

以下ご出演いただいた方々

第1回 株式会社アートアンドクラフト 取締役副社長 西川

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設計事務所の新しい「お金の頂き方」

設計事務所の新しい「お金の頂き方」

当たり前ですが、建築設計事務所は、空間や場をデザインすることに対してお金を頂きます。

しかし我々は最近それとは別の名目でも頂くケースが増えています。

それは、
デザインに入る前の場のビジネス構築をクライアント様と一緒に行う業務に対して
「準委任型企画業務」という名目で、月額報酬を一定期間(半年から1年)頂いています。
建築設計事務所としては珍しいお金の頂き方です。

なぜ準委任かというと、並走

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KURUパートナーを募集します。

KURUパートナーを募集します。

KURUは、建築設計をメインに、
場の企画、デザイン、運営までを共に並走するデザイン会社として

「土地や建物はあるが、どのように活用すればよいかわからない」
「想いはあるが場にどのように展開すればよいかわからない」
といった《場のお困りごと》をご相談いただいております。

例えば、
「何十年も使っていない線路跡地がある」
などのお題に対して、
ビジネスモデルを考え、カタチにするところまでを一貫し

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建築設計事務所の新しいカタチ

建築設計事務所の新しいカタチ

我々KURUは、創業35年になる建築設計事務所ですが、
建築設計事務所として新たなチャレンジをしています。
一言で言うと「場のビジネスを共につくる建築設計事務所」です。

デザインとビジネスの大きな壁設計事務所への依頼のほとんどは
「この場所にこれくらいのコストとスケジュールで
ホテルを建てたいので、デザインしていただけますか?」
と言われます。

この時点で、場所も既に決まっているし、コストも決

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場をつくるということ

場をつくるということ

はじめまして。株式会社クルのCEOの水谷です。

我々は、建築のデザインを軸に場の企画からデザイン、運営までを一貫してクライアントと並走する「場づくり」の会社です。

元々私の父が建築デザイン会社を創業していたが、私が不動産デベロッパーの会社を退職し、2020年に代表を承継しました。

私は、不動産と建築の両方を経験して、その領域が分断されていると感じていて、デザインの会社がもっと事業の上流から下

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