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個性を活かし、チームの力へ

弊社のバリューに「熱中する」がある。

弊社バリューの1つ

常識や経験よりも個人の熱量がいいものを生み出すと思っているからだ。
私自身も、常に好奇心を持って様々な場所やモノ、人に触れたいと思うし、
メンバーにもそういう機会を自ら作って欲しいと思っている。
とはいえ、メンバーは普段目の前の仕事が忙しかったりするので、
外へ出たり、新たな情報を得る機会というのは比較的取りづらい。

そんな機会をつくるきっかけを会社として少しでも提供したいという思いから試しながらここ数年で会社の施策をちょっとずつ増やしてきた。
なかなかうまくいかないものも正直あるが、
今回は、定着しているおすすめな施策をご紹介したいと思う。

新たな気づきを得る

興味をシェアしよう
メンバーは、図書代として月に5,000円までは会社が経費として負担する。
小説であっても、マンガであっても何冊でも購入しても良い。
特に感想文などを書く必要はない。
ただし、ルールは電子書籍ではなく、リアルな本を購入すること。
それと購入してからしばらくは、会社の本棚に置いておくこと。
だから会社の本棚は基本種類別に並べてあるが、この1枠だけは、色んな種類の本が定期的に入れ替わる。

シェア本棚

本のタイトル見ただけで、「絶対買ったのあいつやろ!」とわかるものもあれば、「これ買ったの誰やねん笑」と盛り上がったり、「これ欲しかったから中身を見てから私も買う!」なんてことも起こったりする。
当然貸し借りも自然と起きたりしていて、個人の興味関心が本がきっかけでコミュニケーションが起きる。

・新たな体験をしよう
移動や宿泊、食事などについて半年に一回のみ3万円を会社が経費として負担する。
行きたいホテルでも食べたい食事でもいいが、その学びを定例会議でチームにシェアできるものというルールにしている。
話題のホテルの宿泊だったり、イベントだったり、美術館だったり、内容は様々だが、彼は最近こんなところに興味あるのかーと知れるきっかけとなっていて面白い。
こちらは本と比べれば取得率が低く、会社としてどうやって取得率を上げるかが課題だ。

・面白い人と会おう
最近社内パーティーをよくしている。いくつか理由はあるのだが、そのうちの一つは、私が外部で会っている面白い人を社内に連れてきて、メンバーに紹介するためだ。
経営者は立場上、色々な人に会うし、その度に新たな発見があることも多い。
でもその人と一緒に仕事するタイミングはいつやってくるかわからない。
むしろ仕事は一緒にしていないが、とても仲の良い人だっている。
その人を社内パーティーに連れてくることによって、
メンバーにも新たな刺激や発見があれば嬉しいし、と同時に来てくれたゲストにもKURUを理解してくれるきっかけになるかもしれない。

・デザインの好みを語ろう
こちらも月1回、最新の建築雑誌を題材に、自分たちの好みを言い合う会も有志で開催されていて、実際の建物をきっかけに各々の嗜好性を共有する。ここではどのデザインが優れているかではなく、若手であろうが好きか嫌いかを言い合う。
そしてなぜ好きだと思うのか、また嫌いだと思うのかを深掘りしていく。
最近始まったのだが、少しのお酒とつまみだけでいつも遅くまで繰り広げられている。
こちらは今後はゲストを呼ぶなどアップデートしていきたいと思っている。

白熱すると画面に群がる笑


個性をシェアすることでチーム力が上がる

少し前は各々のプロジェクトを各々がこなしていっている感じで、
その奥にある「なぜそう考えたのか」「どうしてそのデザインに行き着いたのか」というところがお互いわからず、議論が起こりにくい状態だった。

正直、「なぜ議論をもっとしないんだ」とやきもきすることも多く、
形式ばった「〇〇ミーティング」を増やそうとしたが、中々定着もしなかった。だったらもう少し我々が楽しみながらお互いの価値観を共有できるような時間を作るイメージで上記のようなことを試している。

個人の興味をどんどんチームにシェアすることで
こういうデザインなら、こういう企画なら誰が得意か好きそうか。ということがお互い認識できている状態というものを作りたい。

人数が増えてきたのだから、
みんなの個性を最大化し、それが集合知となって
クライアントへ還元できたらもっと最高だ。

クライアントやステークホルダーにまで伝染するくらい
我々が「熱中する。」

まだまだもっとできることがあると思っているが、
私自身がメンバーの興味関心を知ることが純粋に楽しいし、
このような会社としてのスタンスはずっと大事にしたいと思っている。

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表紙写真
Photo by tamu1500 on cizucu


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