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第二回怪獣小説大賞 中間ピックアップ
皆さん進捗いかがですか!!
2022年も後少し。2023年が来てしまう。2023年ってもっと未来のイメージなかったっけ? ……なんてことを毎年言っている気がする──。
レギュレーションに則して参加いただいた作品は現在計13作品。
第一回の時よりもちょっぴりタイトなスケジュールにも関わらず、第一回の時以上に作品の集まる勢いがあり、ありがたいところです。
作品の〆切は1月3日。三ヶ日の終わ
デザート・ファルコン
グシャリ、と万華鏡が潰された。
未来の為に、先人が託してくれていた希望。あの万華鏡を手に入れる為に、どれだけの人間が犠牲になったか。
そんなことなどお構いなく、あの少年は万華鏡を握り潰したのだ。
「これでお前たちの野望も終わりだ!」
少年は叫んだ。ゾロゾロと、私の部下が彼を取り囲んでいることなど、恐怖にも値しないと吐き捨てるかのように。
「キサマは分かっていない。あの万華鏡は、未来だ
ハッシュタグRTした人の小説を読みに行く 感想置き場。
21名の参加を受け付けました。
感想を随時投稿していきます。
NO.1
女子高生の私がオッサンに変身するだけの話 ~馬鹿げた能力も使いようと思ったけど、オッサンの姿に親友が惚れてしまって困ってます~
作者:GAN
流れ星の光を受けた女性達が特殊能力を得た世界で、スルメイカ喰ったらおっさんになる能力を持った女子の話。発想がとことん面白い。おっさんになる能力だけじゃなくておばさんになる男子もい
『AUTO HALL CITY』Chapter11:Black kitty's diary(ノエルの日記)
File1
あー、テステス。
(間)
3月22日。逃亡生活1日目。
私はノエル。今日からお姉ちゃんのスノウ共々、ロビンさんのところでお世話になることになった。
それに伴い、以前から付けていた日記を改めて付け直すことにする。
この日記を録音する為に、ロビンさんから未接続の端末機器を貰った。何から何までお世話になりっ放しで頭が上がらない。
私から見て、ロビンさんは服装も格好良い理想の女性
『AUTO HALL CITY』Chapter10:Ambiguous Past of A Little Gifted(真夜中の幻と霊媒の夢)
『Chapter10:Ambiguous Past of A Little Gifted』
空は暗く、天然の光は星明かりくらいだけの時間。そんな時間でも、この眠らぬ街は変わらず煌びやかさを消さないが、それでもやはり昼とは違う。
真っ当な生活をしている人間の殆どは眠りに入り、活動しているのは訳ありの人間が多い。そうでなくても、地下街や裏通りが活発になる。
故郷では、真夜中は幽霊の時間とも呼
『AUTO HALL CITY』Chapter9:Temptation of Lost Cats(迷子の猫と孤独な暗殺者)
『Chapter9:Temptation of Lost Cats』
その依頼人は深々とフードを被っていた。
この混沌とした街では珍しくない服装ではあるが、それにしても顔がすっぽりと覆わせてしまうフードは、視界も悪そうで少し心配になるほど。
「スノウと言います」
「スノウさんっすね。わたしはロビン。ここの調査係兼所長代理っす。ウチのことはどこで聞いたんすか」
私は事務的にそんな質問を