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#推薦図書 ビジネスに役立つ本 まとめ

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#推薦図書中心に 、ビジネスに役立ちそうな本をピックアップ
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#書評

【推薦図書】シン・二ホン

【推薦図書】シン・二ホン

Yahooで活躍している安宅氏の400ページを超える大作ですが、読みだすと引き込まれます。企業レベルの話ではなく、国家レベルでの大きなことを提言していて、Society5.0から人材育成論まで、あるべき国の姿を描いています。データベースマーケティングに携わっている方なら「そうそう」とうなづくところがたくさんあります。ぜひご一読を。

【キーワード】

データ×AI、一人負けを続けた15年間、AI-

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【書評】なぜ日本企業のビジネスは、もったいないのか

【書評】なぜ日本企業のビジネスは、もったいないのか

日本企業はもっと強くなれる!とこの本の著者である黒田豊氏は断言しています。先日、黒田氏の講演で感銘を受けたので、著書を読んでみました。

端的に言うと、日本企業は①ビジネス・イノベーションの仕組みが作れない、②画期的なアイデアを消してしまう日本的思考と環境、③優れたアイデアを生んでも、グローバル展開できない現状、の3点だと看破しています。技術や人材は揃っているのに生かし切れていないということなので

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【書評】デジタル時代のマーケティング・エクササイズ

【書評】デジタル時代のマーケティング・エクササイズ

マーケティング実務家には非常に役に立つ本をご紹介します。

現在の置かれている状況は変化が激しい訳ですが、今までのように時間をかけて戦略を練って、なんて言ってられません。なので、世間に広まっている理論やフレームワークなどを活用して、短時間で判断する方が手っ取り早いです。

本書では、外部環境分析、内部資源分析、新たな市場の策定、マーケティング戦略の立案、マーケティング戦術の策定、実行計画に基づく施

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【書評】統計的な? 数字に騙されないための10の視点

【書評】統計的な? 数字に騙されないための10の視点

題名の通り、統計に基づく結果を都合よい解釈をおこなう事例を10の視点に分類して説明している。この説明を見ると、政治的なキャンペーンは多くはこれらのどれかに当てはまるように思える。

具体的には、1.アンケート調査。2.世論調査。3.コスト。4.パーセンテージ。5.平均。6.大きな数字。7.相関関係と因果関係。8.危険なフレーズ。9.リスクと不確実性。10.経済モデル。

こうやって疑いだすと全てが

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【書評】事例で学ぶサブスクリプション

【書評】事例で学ぶサブスクリプション

国内外のサブスクリプションモデルの計43社も実例が出ているので、サブスクってどんなものを扱っているのかわかる。国内の事例でも知らないものがあったり、すでに休止したものあって、動き早い。

【書評】実践的CXM(カスタマー・エクスペリエンス・マネジメント)

【書評】実践的CXM(カスタマー・エクスペリエンス・マネジメント)

顧客志向の経営を目指しているBtoC企業経営者もしくは経営企画担当の方にはお勧めできる本です。

かいつまんで言うと、顧客はなぜ同じサービスを使い続けるのか?それは「頭の満足」以外に感情面、つまり「心の満足」が左右するという考え方を基に、その「心の満足」の計測手法として、NPSを採用しましょう、その数値が上がれば顧客は心から満足して、継続的に利用するようになりますよ、という趣旨になります。

かな

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【書評】CX(カスタマー・エクスペリエンス)戦略

【書評】CX(カスタマー・エクスペリエンス)戦略

社名を「CXコンサルティング」としたくらいなので、自分の中ではビジネスのど真ん中になるので、参考となる著作を紹介していきます。

著者の田中さんは野村総合研究所にてCXを中心に活動している方で、CX戦略を具体的に進めようとする企業にとって教科書となる一冊です。

CSとCXの違いを分かりやすく説明していたり、日本企業の事例もあって、よくある翻訳本のような取っつきにくさがありません。

顧客満足度で

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【書評】あなたの意思はどのように決まるか?

【書評】あなたの意思はどのように決まるか?

「意思決定」サイエンスに関する大学院の授業を受講しましたので、そこで推薦された「ファスト&スロー」を再読しました。著者のダニエル・カーニマンは心理学者なのにノーベル経済学賞を受賞しています。

そこには様々な人間の思い込みについて書かれており、学術的な内容を分かりやすく解説しています。

上巻では、直観的、感情的な「早い思考(システム1)」について書かれています。特にヒューリスティクスとバイアスに

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【書評】技術経営 MOTの体系と実践

【書評】技術経営 MOTの体系と実践

大学院でロードマッピングの授業を受講しました。その中で参考図書として紹介されていたので、2012年発行なので少々古い感もありますが、読んでみました。

そもそも技術経営とは何なのか?そこから始まります。当時は学問領域としてもいわゆる理系文系入り混じっている感じで大学によって位置付けが異なっていたようです。(現在も、、、)

その位置付けによって、MBAに近い「経営」に力点を置くか、工学的な「技術」

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