#小説
ブックレビュー ロバート・マッキー著『ストーリー』(7)前半 第3部 ストーリー設計の原則 ストーリーの本質
更新の間が空いてしまい、申し訳ありません。
『ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』のレビュー第七回を投稿します。
(各回をまとめたマガジンはこちらです。)
※これまで1章分ごとにレビューをしてきましたが、第7章にあたる『第3部 ストーリー設計の原則 7 ストーリーの本質』はボリュームが大きいため、投稿を前、後半に分けます。
この投稿は「前半分」です。
※ こちらのレビューは
正しい恋の終わり方 1
0/オープニング
『ごめん、もう、無理だ。ごめん』
よく知っていたはずの、だけどほんとは全然知らなかったのかもしれない、きみの声。
私は何度も再生ボタンを押してしまう。心臓をえぐられるような痛みを感じながら、それでもその傷に消えるなと念じて、自分の胸にナイフを突き立てる。
1.
「ようするにさ、あたし一人が盛り上がってただけで向こうからしたらとっくに終わってたらしいんだよねえ」
芳川一馬と歩