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おふさ観音の薔薇と紫陽花と、抹茶ぜんざい。

コインランドリーで洗濯が終わるのを待つ間、椅子に座ってテレビを観ていたら、おふさ観音では薔薇が見頃を迎えたとのニュースを偶々目にしました。何か心に感じるものがあり、ここに行こう!と奈良の橿原市へ赴きました。

高野山真言宗 別格本山
おふさ観音
イングリッシュローズと花まんだらのお寺

住宅街の中の細い路地を歩いていくと、民家に馴染むような佇まいのおふさ観音に辿り着きました。

もう入り口の所から花で溢れていました。入場は無料です。赤い提灯と花園が迎えてくれて、私の心はすっかり素敵な予感に満ちていきました。

この紫陽花の鮮やかな色合いに心奪われました。

薔薇も可憐で綺麗でしたが、紫陽花も見事で、ほんとに美しかった♡















色とりどりの提灯のトンネル。


メダカがいます。小さくて可愛い。懐かしい。メダカをまじまじと見るのは小学生の時以来です。

円空庭という庭園と、喫茶 茶房おふさが向こうにあります。

招き猫の提灯。にこにこ笑顔の招き猫。福を呼んでくれる可愛い提灯に癒やされます。


亀がいっぱいいました。とても可愛くて見つめてたら、私のすぐ近くを歩いていた参拝客の老夫婦の方が「甲羅干ししてるんやなぁ〜」と言って通り過ぎて行きました。甲羅干し、甲羅干し…。何故か印象に残る言葉でした。水から石の上に上がって、亀が日向ぼっこすることを甲羅干しっていうのか。私は甲羅干しという言葉を初めて聞きました。なんだか心がぽかぽかしてくる言葉でした。

庭園 円空庭

庭園があります。抹茶色の池を鯉がゆらりと泳いでる姿が見え、亀たちはくつろぎ、蝶々や、たぶん蜻蛉でしょうか、虫たちも飛んでいて、しばらく庭園の中に佇んでいるだけで、心がほぐれていくような安らぎを感じます。


喫茶 茶房おふさでひと休みします。
素敵な庭園を眺めながら。
抹茶ぜんざい

抹茶ぜんざいを頂きました。900円です。

可愛い鳥たちの下に柔らかい白玉があります。木匙で最初のひとくちを掬い、口に入れると、淡い温かさを感じる抹茶ぜんざいでした。

茶房おふさで席が隣り合わせたご夫婦も「ここいいなぁ。秋の紅葉の時もいいやろなぁ。夏に来てもいいやろなぁ。いいなぁ、ここ。いいなぁ」と、頻りにおふさ観音に訪れた喜びを語っておられて、たまたま一緒になった私にも優しく気遣ってくれるようなところがあり、穏やかな明るい雰囲気に満ち満ちたお二人で、やはり、あのような方々の口から出る言葉は、褒め言葉や、人を癒やすような言葉で溢れているのだと思いました。

またまた亀さんの甲羅干し

コインランドリーのテレビで見て、おふさ観音を訪れたこと。とても感じの良いご夫婦と、たまたま茶房で隣り合わせたこと。どれも、目に見えない神様のお導きのように感じました。偶然が重なって、心癒やす空間に導かれたことに感謝します。


本堂にお参りして、心願成就のお線香に火を灯し、お祈りしました。千手観音様、弘法大師さま、恵比寿様にもお参りし、手を合わせてきました。

穏やかな雰囲気に包まれた親しみやすいおふさ観音。花と慈愛に溢れた素晴らしいお寺でした。ありがとうございました♡


おふさ観音から家に帰って来て、晩ごはん。父が作ってくれた親子丼です。

三つ葉もわざわざ買いに行ってくれて、色鮮やかです。とても美味しかったです。

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