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日々雑感

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日々思ったこと、感じたことを特にテーマを決めずに書いています。
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2021年6月の記事一覧

車椅子の泥酔者

車椅子の泥酔者

ある晩、自転車で歩道を走っていると、車道の真ん中にこんもりとした塊が置いてありました。
その場所は整備されたばかりの道路で、車道が広く、大きくカーブしたところ。
カーブを曲がってくる車からは見通しが悪い場所で、しかも夜だったので、車がこの塊にぶつかっては大変、と思い、自転車を降りてその塊を道路の端に寄せようと近づいてみると...
その「塊」は人間だったのです。

小太りの男性が車椅子に乗ったまま前

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何のための診察だか

何のための診察だか

昨日は2週間に1度の診察日でした。

2月に転院した今のクリニックの先生は、その前のクリニックの先生と違って、話を聴いてくれます。
前のクリニックでの「診察」は30秒ほどで、気分の悪さを訴えても、「そういう日もありますよ」「この天気ですから」と言うだけで、それ以上の話は聞いてもらえない。
もちろん、薬も変えない。

今のクリニックでは話を聴いてもらえ、薬も患者と相談しながら少しずつ変えたり減らした

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激躁状態のころ

激躁状態のころ

私が「うつ病」を発症したのは今から約20年前のことです。

しかし、ある時期から「本当にうつ病なのだろうか」と思うようになりました。
というのも、薬のせいもあったと思いますが、落ち込んでいたかと思うと、途端に元気になり、「もう治った!」とばかりに激しい活動をしてしまうことが何度もあったからです。

海外赴任から戻った私は毎日定時に退勤していました。
そのころの私は和太鼓を始め、様々なものに熱中して

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目立たないけど

目立たないけど

口が軽い人、いますね。
どんなに「誰にも言わないで」と、ことわって話したのに、黙っていられない人。
信用できません。
「もう二度とその人には大事なことを話すまい」と思ってしまいます。

反対に、口が堅い人。
信頼できる人です。
でも、口が堅いことって、気づきにくいですね。
目立たないから。

同様に、何かをしたこと、人のために何かをしてあげたことは気づかれやすいですね。
相手に感謝されます。

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依存症

依存症

最近Twitterで読んだあるツイート。

『痴漢、覗き、盗撮、ストーカー、風俗通い...
性依存に対する世間の目は冷たい。
とても他人に言えない。
変態、変質者...それが世間の性依存に対する目。
「治療」が必要な「病気」とはとても思ってもらえない。
でも、私たちだって、やめなくてはいけない、やめたい、と思っているんだ。
分かってるんだ。

でも、やめられない。
どうにも抑えられないこの衝動。

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自己選択

自己選択

ときどき、目にしたり聞いたりすること。

電車の中で高齢者に席を譲ろうとしたら、「結構です!」と強い調子で断られたという話。
譲った方は「せっかく譲ってあげたのに」という気持ちでしょう。
確かに「せっかく」なのです。
それなのに、席を譲られたその高齢者はなぜ断ったのでしょう。
もしかしたら、健康のためにできるだけ立っているようにしていたのかもしれません。
或いは、次の駅で降りることになっていたのか

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Steve Jobs氏の思い出

Steve Jobs氏の思い出

Apple Watch欲しいな~

なんて、思っていて、懐かしんでいること。
私、Steve Jobs氏に会ったことがあるんです。
「会った」と言えるかどうか、分からないけど。
「まぢかで見た」と言ったほうがいいのかな。

MS-DOSというOSで動作するIBM PCが世の中の標準だったところに、Macintoshという画期的なパソコンを発表し、世界を驚かせた直後のことでした。
今、当たり前になっ

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また休んだ

また休んだ

一昨日の午後から続いている頭の重さがとれず、残念ながら今日も仕事を休みました。

残念です。
無念です。
悔しいです。

せっかく先週は5日間勤められたのに。
前回5日間勤められたときもその翌週に二日半休んでいます。
5日間勤めた疲れが翌週に出ているということなのでしょうか。

でも、前回はこの二日半の間に暴食していましたが、今回は今のところしていません。

元気ならテレビでスポーツやドラマを見る

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無念の早退、でも...

無念の早退、でも...

先週は5日間勤められたので、「今週も!」と思っていた昨日。
午前中は業務に集中でき、順調だったのに、午後になって急に落ち込み、早退。
週の初日からつまずいてしまいました。

早退は無念ではありますが、この2週間くらいは、落ち込んだときの気の持ち方がそれまでとは変わってきています。

2週間前までは落ち込むと自棄になり過食に走っていましたが、今は「そのうちに回復するさ」と思えるようになっています。

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うつ状態のきっかけ

うつ状態のきっかけ

「心が雨漏りする日には」(中島らも著P.40)にこんな一説があります。

「おれのようなタイプの人間が、やる気はあるのにやることがないという状況に置かれると、当然の帰結としてうつ症状になる。」

20年前、うつ状態になったときの私が正にそうでした。

日付が変わり、終電を逃すまで働き続け、タクシーで帰宅する毎日。
そんな生活を続けた後の海外赴任。
ここでも担当する国や地域への出張の連続。
出張から

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絵画教室

絵画教室

コロナが今のようになるまで、私は月に1度、家の近くの障がい者施設でボランティアをしていました。

その施設は重度・最重度の知的障がい者の入所施設です。
そこで私がボランティアを始めたのは2000年の8月ですから、もう20年以上が経ちます。
この間、食事、入浴、散歩、外出、外泊、デー活動のお手伝いなどをしてきました。
そして、昨年までやっていたのは「絵画教室」でのお手伝い。
この施設ではこの絵画教室

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五日間皆勤

五日間皆勤

今週は月曜から昨日まで、遅刻も早退もなしに五日間仕事に行けました。

辛くて、着替えては「やっぱりダメだ」と脱ぎ、「やっぱり行こう」とまた服を着る...
これを何度も繰り返して、やっとの思いで家を出た朝もありました。

最近で、五日間勤められたのは5月初めと先々週です。
また、4月下旬から5月下旬までは、5月連休があったものの、1ヶ月間休まずに出社できました。

その間には気分が落ち込んだ日があり

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切符を買えない

切符を買えない

元気だったころ、というと、もう20年近く前のことになりますが、音楽、落語、お芝居などをよく観に行っていました。
週に1度は何か観に行っていたように思います。

良い席をとるためにファンクラブや劇場の友の会的なものにもたくさん入っていました。しかし、病気が重くなり、そういうものを観に行けなくなったので、それらはすべて退会しました。

最近は症状が安定している日が増えているとはいえ、まだ観に行くことは

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さおだけ屋

さおだけ屋

最近、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」という本を読みました。
読書が苦手な私ですが、200頁ほどのこの本を二日で読み終えました。
それはさておき、「さおだけ屋」。
私が住んでいる所には今でもごくたま~に「た~けや~、さおだけぇ~」という売り声とともに「さおだけ屋」が回ってきます。
私が子供のころからいますから、半世紀以上生き残っている商売です。
子供のころといえば、さおだけ屋だけでなく、石焼き芋、

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