落語のお話 【小三治さんのこと3】
ある「柳家小三治独演会」でのこと。
一席目を聴いていて、なんだかとても心地よく感じたことがあります。
いつもと同じくおかしくて大笑いしたのはもちろんなのですが、それだけではなく、いつもとは違う「心地良さ」を感じたのです。
なんと表現したら良いのか分からないのですが、う~ん、言葉が滑らかというか、静かというか、穏やかというか、適切な言葉が思い浮かびません。
私が心地良かったというよりも、むしろ小三治さん自身が心地良さそうに思えたのです。
何がどうというものはないのですが、心地