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ハロー・フロム・ベルリン

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ベルリンでの生活、カルチャー、日常生活について
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#海外

距離と価値-ヨーロッパで1年暮らして思うこと

距離と価値-ヨーロッパで1年暮らして思うこと

海外で過ごす・暮らすことは全くもって特別なことではない。
ただ物理的に距離が隔てられているだけ、それだけなのに異国の建築、気づきなどをつぶやくとあっという間に通知が来る。
少し得意げになって、自分に価値があるかのように感じてしまうけど、私がすごいのではなくて、ただその物理的な距離の価値である。
もちろん、距離があることによって生まれる差を自覚したり、比べたりすることはそれだけで意味がある。

なぜ

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Notes#01: after a year in Berlin

ベルリンに来た。約11ヶ月ぶり。
ずっと戻りたいと思っていたはずなのに、いざ降り立ってみると、
驚くほどベルリンはベルリンのままで、私は私のままだった。

同じ季節、違和感のない臭い、変わらない風景、友達との再会、お気に入りのお店。

感情が揺さぶられることもなかった。ただただ当たり前の生活が、一時停止されていた映像が再び再生するような感覚。

少しだけ電車の駅の並び順を忘れていたり、新しいウォー

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Markthalle Neunのストリートフードマーケット

Markthalle Neunのストリートフードマーケット

ベルリンはマーケット、立ち食い文化がさかん。
それらを掛け合わせたような場所がkreuzbergにあります。
その名もMarkthalle Neun.

大きな屋根がかかって、その中にフードトラック、テントなどでストリートフードが軒をつらねます。
普段は朝から夕方の6時までオープンしているのですが、木曜だけ夜遅くまで開いていて、多くの人で賑わっていました。

日本にもキッチンカー文化はありますが、

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ベルリンのギャラリーその2:Ehemalige Jüdische Mädchenschule

ベルリンのギャラリーその2:Ehemalige Jüdische Mädchenschule

ベルリンに留学中の建築学生の私が紹介する、ベルリンのおすすめのギャラリー第2弾、Ehemalige Jüdische Mädchenschuleです。

旧ユダヤ人女学校だった建物をリノベーションし、現在3つギャラリー、1つの博物館とレストラン、カフェになっている建物です。
こちらは観光ガイドにも載っているのでご存知の方も多いかもしれません。

ギャラリーの目抜通り、MitteのAugst str

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ベルリンのギャラリーその1.König Galarie

ベルリンのギャラリーその1.König Galarie

ベルリンは、「アートの街」「現代美術の最先端」とよく言われ、アーティストがたくさん住んでいる街です。実際に数多くの美術館やギャラリーがあります。
街を歩いているだけで、あれ?ここはギャラリーがいっぱいあるという感じで、ベルリンの街の数カ所に集中してあります。

個人的には、パリやニューヨークに比べると常設で大量の名作を所蔵している美術館がたくさんあるというよりも、マニアックな個人のコレクションや、

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ビールの国のビールのお祭り

ビールの国のビールのお祭り

9月の最後の週末にビールの国のビールのお祭り、オクトーバーフェストを体験するためにミュンヘンに行ってきました。

朝ホテルから会場に向かうと、すでに瓶ビールを片手にして、みんな民族衣装を着て、同じ方向に歩いていく。

この期間だけのために、巨大なビアホールが何十軒も立ち上がり、遊園地がやってきて、屋台が立ち並ぶ。とても仮設とは思えない規模。

これも仮設。本物のディズニーランドがそこにはありました

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