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読書記録④神さまたちの遊ぶ庭/宮下奈都
友人が貸してくれた。ゆうパックで。
「宮下さんのエッセイが好き」と彼女が言うので、私は小説しか読んだことがないからエッセイも読んでみたいな、と言ったら、「じゃあ送るわ」って。
2.3ヶ月に1回は会っているのだし今度会ったときでいいよって言ったのに、数日後にポストを覗いたら入っていた。
品名の欄にある「書籍」という字。私にとっては見慣れた友人の筆跡。夫がそれを眺めながら「本を送ってくれる友だちがいる
疎遠になるのは寂しいけれど、
近々会おうと連絡するのは躊躇われる。
人と会うのが億劫なときがある。
否、楽しみに思う気持ちと同時に、常に億劫な気持ちがある。どこで会おう。何時に会おう。何を話そう。
会っているときは楽しい。
別れるとまた悶々とする。今日のお店どうだったかな。時間は負担にならなかったかな。あの話はしないほうがよかったかな。あの返答はよくなかったかな。話を遮ってなかったかな。楽しかったかな。
会う約束をしながら