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好きな曲①「サザン・ウインド-中森明菜」

作詞: 来生えつこ 作曲: 玉置浩二
1984年にリリースされた、中森明菜の8枚目のシングル。

不思議なメロディだと思う。
出だしの「あいさつするのよ海風に」で既に音程がよく分からない。コード進行などの音楽理論に長けている人なら、不思議な感じの正体を説明できるんだろうか。教えてもらいたい。

イントロ、間奏も大好き。上手く表現できる語彙力がないけれど、ギリギリな感じ。音にもメロディにも、爽やかな切迫感がある。
イントロから一旦静まり、歌が始まる妖しい雰囲気がいい。
「パナマ帽〜」に入る前のスネア三音×2がいい。
サビに入るところの確信的な2音がいい。
全体的に金管と弦のバッキングがかっこいい。特に好きなのは「果実酒は」のあとの金管。

中森明菜の水色の衣装がとっても似合っていてめちゃくちゃ可愛い。当時19歳で、ふっくら可愛らしい時期から、儚げで美しい時期へ、ちょうど過渡期のように見える。
ポニーテールで笑顔のときもあれば、髪は無造作におろしたままで、なんだか泣きそうな表情のときもある。詳しく知らないけれど、大変な時期だったんだろうか。サビのさりげない振り付けが好き。

豪華なセットも見ていて楽しい。大きな錨を背景に、煌めく水色の中で歌っている映像がいちばん好きだったけれど、なくなっていて残念。

パナマ帽。パナマソウの葉から作られたもので、起源はパナマではなくエクアドルなんだって。当時は口語でも使っていたのかな?

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