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『阿久津先生は幽霊が見えない』第3話
目を輝かせている阿久津
「幸子さん!いるんですね!!ここに!」
「…はい、まぁ」
2人のやり取りを見て?を浮かべる三沢
「あ、この人は見えていないし、聞こえていないので私が会話中継します」
「初めまして。私、桜林大学民俗学部教授兼心霊研究家の阿久津と申します」
そのまま男の方を見て言葉を繰り返す幸子
「あ、はい。ご丁寧にありがとうございます。わたし、蝉沢商事営業部…に勤めてました、三沢と申します」
『阿久津先生は幽霊が見えない』第2話
「この辺りで1番近い心霊スポット、Y駅横の地下横断歩道に行きましょう!!!」
顔を顰める幸子
その表情を見て阿久津の顔が明るくなる
「ほう。そのお顔!やはりご存じですか!!」
「いや…そこ心霊スポットっていうか、例の通り魔があったところですよね…」
「その通り。1ヶ月前のサラリーマン刺殺事件ですね!!…あれってまだ犯人捕まっていないんですよ。それどころか…」
情緒たっぷりに語る阿久津
「悪霊に殺