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気づき帖2(160920~)

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日々の生活の気づきの備忘録その2。
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#言葉

「端的」に話す人の尺

「端的」に話す人の尺

スーパーイノベーターの沼田尚志さんからのご縁で、日テレNEWS24「the SOCIAL」に出演してきた。久々の電波の生放送。やっぱり定期的に「尺が決まった中で自分のオピニオンを話す」という訓練は必要だなと痛感します。

ゲシュタルト崩壊みたいに、しゃべってるうちに「あれ、語尾ってどうなってるのが普通なんだっけ?」とか、わけのわからんことがよぎったりする。『と思います』『という風になっていくはずで

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「やる」を逃がすな!

「やる」を逃がすな!

下ネタじゃないですよ笑

仕事で様々な会社をよりよい組織にしていくお手伝いをさせてもらっていますが、最近ふと気づいた「気を付けたほうがいい言葉」がある。『やる』という言葉。

・それは誰が「やる」んですか?
・最後まで「やらせて」ください。
・次回、いつ「やり」ますかね
・A部署とB部署とで合同で「やる」のがよさそうですね
・いいねーそれ、ぜひ「やろう」

いくらでも例文書けますけど、日々これでも

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未来から見てもきれいな話し方

未来から見てもきれいな話し方

「きれいな日本語を扱う人」っていう概念がある。単語のチョイスとか、語気の優美さとか、いろいろな定義があると思うけど、『話した内容を文字に起こしてもそのまま読みやすく読める』ということがあるなあとこないだ気づいた。

5月に下北沢の本屋B&Bでやったトークイベント「自分らしさの作り方、自分らしさの伝え方。」のログミーさんの記事を読んでそれに気づいたんです。

話の中身や、その場の話しやすさとか楽しさ

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夢は単語じゃかなわない。

夢は単語じゃかなわない。

いろいろなところでファシリテーションをするのだけど、その時、参加者や依頼主から一番よく言われるお悩みの一つに、「セッションでいかに盛り上がっても、結局実行まで至らない」というものがある。そりゃまあ確かに残念な顛末ですし、ファシる側としても何とか避けたいわけで、100回200回とやっていくうえでいろいろなパターンを見てきたのだけど、一番手っ取り早く、実現率を上げる思考転換は「単語じゃなくて文章で考え

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本気は具体に現れる

本気は具体に現れる

数年前に受けたあるOB訪問。日本の農業にイノベーションを起こしたいと思ってます!という熱い女の子だった。実家が農家で、ひいき目無しにおいしい野菜を作っていると思っているけど、なかなかお金に換えることが難しく、知人もどんどん廃業していって、いいものが世の中でちゃんと認められるようにしたいと。引き込まれる話しぶりで、うんうんと聞き入って。で、僕はいじわるなので、試しに「TPPってどう思う?」と聞いてみ

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イチローは「言葉」だった

イチローは「言葉」だった

金曜日、朝イチで今度出す単著にまつわる取材を受けるため、AERA.dotの西岡さんと待ち合わせして、開口一番、イチロー選手の話になった。引退会見がすごかったと。それは完全に僕もそう思ってからの夜明けだったので、禿同。西岡さんはその場で思い立って徹夜して全文書き起こしの記事をUPしてから来たとのこと。記者魂だなあと思いつつ、僕も記者をやってたらそれくらいしたかもしれないとも思う、それくらいすごい言葉

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「騙されたと思って」に騙されたくない。

「騙されたと思って」に騙されたくない。

それはそれはかなり昔のことなのですが、さんま御殿にきたろうが出ていた時に、トークテーマはなんだか覚えていないのですが、「プリンに醤油をかけるとウニの味になる」ということを薦められて拒否しようとした話をしていた。薦める人間は最後の口説き文句として「だまされたと思ってやってみてよ」という言葉を発動したらしいのだけど、きたろうは、「だって、だまされたくないんだってば!!」と返して、まったくもってその通り

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