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「騙されたと思って」に騙されたくない。

それはそれはかなり昔のことなのですが、さんま御殿にきたろうが出ていた時に、トークテーマはなんだか覚えていないのですが、「プリンに醤油をかけるとウニの味になる」ということを薦められて拒否しようとした話をしていた。薦める人間は最後の口説き文句として「だまされたと思ってやってみてよ」という言葉を発動したらしいのだけど、きたろうは、「だって、だまされたくないんだってば!!」と返して、まったくもってその通りだと思ったのを結構鮮烈に覚えている。

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よく考えるとよくわからない枕詞っていうのは実は結構あって、

・だまされたと思って
・あえてきびしい言い方をするけど
・逆に

とかとか。言いたくなる気持ちもわかるし、日本語的に意味せんとしていることもわかるけど、相手の態度変容を引き出すことに優位に働くのだろうかと考えると、ほとんど意味ないと思うのです。まあ、言われた側もあんまり意味として受け取っていないのだろうと思うのだけど。たまに、きたろうのように冷静に断固として拒否しようとしているスタンスの人からすると、説得する側の思考の粗さというか、結局押し切ろうとしているだけ、みたいに見えることもあるんだと思う。「いや、結局あんたの主観やん」と。だったらそういう風に初めからそう言ってほしいもんである。

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きたろうは結局、「だまされたくないんだってば」といってやらなかったそうな。まあ、そうだよね。いやなものはいやだし、それで仮にプリンに醤油をかけてみて、まずかったら、きたろうは「だましやがって!」ってその人に思うわけでw まあ、保守的ですいませんっていうことに尽きるんだけどねw そもそもこういうことを七面倒にこねくり回さずに「やっていればいいじゃんーめんどくさいやつだなあ」と思われないことのほうがいいよね、なんて。

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