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気づき帖2(160920~)

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日々の生活の気づきの備忘録その2。
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#好奇心

書籍「仕事と人生がうまく回り出すアンテナ力」 ~「はじめに」「序章」公開しちゃいます~

書籍「仕事と人生がうまく回り出すアンテナ力」 ~「はじめに」「序章」公開しちゃいます~

改めまして、吉田将英と申します。

広告会社で人の心を動かして行動してもらう仕事を、いろんな領域でやっていたり、プライベートでも様々なトピックで企画したり講演したりしています。具体的には、こんな仕事やら活動やらをしてきました。

今年の4月に、そんな企画やプロデュースをしていくうえでいつも意識している「好奇心を大事にする方法」を一冊の本にして、「仕事と人生がうまく回り出すアンテナ力(三笠書房)」と

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「聞こえてしまう」ことの拡張性

「聞こえてしまう」ことの拡張性

名古屋暮らし3日目のお昼。隣の隣の席に座るおばあちゃん4人組の会話が聞こえてきてしまう。話題は体のかたさについて。まだなんとか大丈夫だけど、動くうちに毎日ストレッチをしていかないとだめらしいのよという話から、寝る前ふとんの上で薄暗がりの中、天井に向けてV字開脚を毎晩するのだけど、自分では120度くらいのつもりが、明かりつけてやってみたら90度くらいで、やんなっちゃったわよー!という話などなど。いつ

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本当の好奇心は、自分を希薄にする

本当の好奇心は、自分を希薄にする

今週は久々の講演の機会でした。ご依頼いただいたゼミのウェブにまとめがのっていたので詳細はこちらを見ていただきつつ。

「こうすると若い人に対してうまくマーケティングが機能するよ」という話以前に、「そもそも、若い人のことを理解するとどんないいことがあるの?」という話からあえてしました。まあ、おおかたのオーディエンスのみなさんは『いや、だからそれは彼らにうちの商品を買ってもらえるようになる、ってことじ

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物事を「未知の断面」で切る好奇心

物事を「未知の断面」で切る好奇心

年に一度は少なくとも箱根に来ているから、人生で数十回は芦ノ湖を見ているはずなのに、ふと考えてみたら西側の岸に何があるのか、全然知らない。地図を見る限りは、何があるもくそも「なにもない」のだろうし、それは見た目でも明らかで、車道も岸から離れたところに通っているようだから、まあほんとに何もないんだろうけど、調べたら遊歩道がずっと通っているらしいので、走ってきてみた。結構な細い道で途中やぶ漕ぎも交えなが

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いまさらヘビメタを、聞いてみようと思えるか。

いまさらヘビメタを、聞いてみようと思えるか。

走るときには、だいたい何かを聴いている。いろいろ立て込んでいて脳がイーー!ってなってるときは聴かないけど。聴いているときは、前はAudibleでビジネス書を聞き流していただけど、別のことにアタマを使いながらカラダを動かすのは、なんだからカラダに失礼な気がしたので最近はやめて、音楽に戻ってきた。

Spotifyのデータを分析したら、人は平均して33歳で、それまで聞いたことのない新しい音楽への探求を

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ひとの「幸せ」を笑うな

ひとの「幸せ」を笑うな

最近、何度目かの糸井重里ブームが自分の中に来ていて、再読も含めて、いろいろ著作とか発言とかほぼ日の過去記事を読んでいる。読むたびに発見と畏怖が順繰りに出てきて、驚きと喜びとそれの向こう側に一抹のくやしさみたいなものを感じながら、自分がまだまだ何者でもないような気持ちになったり、一方で以前同じ文章を読んだときになんともなく読み飛ばしていた言葉が琴線に触れることをもって、現在地は確実に移り変わり続けて

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自分の好奇心を大切にする方法

一昨年からはじまって、じりじりと煮詰めてきた初の単著がやっと校了して、Amazonもオープンして、さてこれから怒涛の販促の日々がはじまるぜってとこまでやってきました。タイトルは「仕事と人生がうまく回り出すアンテナ力」。三笠書房から1500円ほど。買ってください買ってください買ってください。

といいつつ、今を逃すとこの激流に飲まれて行って、「売ることが目的化」しそうな自分がコワイので、立ち止まって

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結局、「人間」にしか興味が持てない。

結局、「人間」にしか興味が持てない。

気付いたら33歳とか、完全な大人になっていてやばいスピードで日々は過ぎてゆくなあと改めて思うのですが、翻って自分が小さいときに見ていた33歳って、価値観とか好奇心の「方針」がはっきりしている人、に見えてたと思うんです。

好きな食べ物とか
仕事で目指す自己実現とか
これだけは譲れない大好きな趣味とか
許せないこととか

そういうものが、「決まった後」の人生の段階みたいに見えてた。でも思うのは、まあ

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アレルギーおもてなし快

アレルギーおもてなし快

私、アレルギーと好き嫌いが多くて。
「なんでパンダもチーターもあんな偏食なのに平気で、人間ばっかり山奥から海の底までまんべんなく食べないといけないのだ。そんな生物は物理的にいないからおかしいだろ」と小さい頃、クソめんどくさい理屈をこねるほどに納得いってなかったんですが。(答えは、「それでも死なないけど、寿命は30年代になる」だと思う。今の人間の平均寿命自体、自然の摂理を逸脱しているのでそれ基準に考

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秘境ほどグローバル

秘境ほどグローバル

遅めの夏休みをいただいて、東北を一週間かけてぐるっとしてきて。その中で、秘湯と名高い秋田県の乳頭温泉郷に行ってきたわけです。山奥の、道の行き止まりに7つの温泉宿があって、そこを周遊バスで湯めぐりできる感じ。

ホントに秘境で電波とかないんですけど、ウォシュレット普及率はほぼ100%。中途半端な東京のはずれなんかよりよほど水回りはきれい。結局は外国人観光客がもたらす市場の原理が、技術の普及には一番効

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”頭がいい”って。

”頭がいい”って。

とどのつまりなんだろなと、最近考える。役に立つ/立たないとは直接無関係なのは間違いなくて、じゃあ価値ある頭のよさってなんだろうなあとか。結局は最近の自分の整理は、

・知るのが上手
・考えるのが上手
・伝えるのが上手

の3つの各スコアの高さとバランスなんだろうなと思います。

知るのが上手っていうのは、基本的には知識の量。
物知りってことになるんですが、ここはもうデジタルさんが何でもかんでも瞬時

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モノの希少価値

モノの希少価値

suicaをオートチャージ機能のあるVIEWカードにして、これで自分でチャージするという行為と、単独のsuicaカードは今後使わないんだろうなあ。そしてiPhone7で呑み込んじゃえば人に寄っちゃあsuicaカードそのものが登場しなくなるって人もいるんでしょうね。

まあそのうちお札とかもなくなるんじゃねとか、ポイントカードなんかどんどんなくなればいいのにとか、それが進んでいったら物質がどんどん減

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chatには相手が必要だという問題

chatには相手が必要だという問題

自分が20代の前半くらいのときに、ちょうど第二次SNSブームが来て、twitterとかFacebookがどっと広がったんです。自分の周りでもやる人が多く、ごく自然な感覚の延長でやれてたと思うんです。LINEも、最初はスタンプに対しての慣れるまでの違和感みたいなものもありつつも、あれは既存のコミュニケーション様式の延長だったんでしょうねと。で、今来ているのがSnapchatであると。これは何というか

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