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結局、「人間」にしか興味が持てない。

気付いたら33歳とか、完全な大人になっていてやばいスピードで日々は過ぎてゆくなあと改めて思うのですが、翻って自分が小さいときに見ていた33歳って、価値観とか好奇心の「方針」がはっきりしている人、に見えてたと思うんです。

好きな食べ物とか
仕事で目指す自己実現とか
これだけは譲れない大好きな趣味とか
許せないこととか

そういうものが、「決まった後」の人生の段階みたいに見えてた。でも思うのは、まあ、別にそれらのモノゴトにFIXっていう概念はそんなにないんだなと。だから「決めて、もう変えない」という状態を目指す必要はないし、力を抜いていいと思っている33歳。ただ、なんとなく「決めなきゃ」と思ったわけではないんですが、昨日ふと言語化できた気がした、自分の全ての行動の底にある根本的な好奇心の「方針」のことを書いてみます。「方針」というとビジネスっぽいけど、要するに、「自分が楽しい・好きと思うことと、つまんない・キライと思うことの違いはなにか?」を、あるなしクイズを解くかのように考えてみたってことです。

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結局、「人間の真理」が最大の好奇心の対象

僕の好奇心の本質は「人間」であり、もっと言うと「人間の真理を知り、つかむこと」だなと。一番不確かで、ケースバイケースで、本音と建て前があって、イラつかされることも多いのが人間ですが、「なぜその時その人はそういうことをしようと思ったんだろうか」「それはその人のこんな価値観につながっているんじゃないか」「そう考えると、人間とはそういう状況でそういうことをし得る存在なんだなあ」とか、そういうことを考えて、つかんで、言語化することが好きなんだと、うっすらは思ってたけど、割と確信したわけです。

ピクサー映画が好きなのも、「最も人間を描いているアニメ」だと思うからで、フィクションだからこそ、際だってそれを考えさせられるかだし、
タモリが好きなのも、「気負わず、べき論に流れず、清濁併せのんで、人間を理解しようとしている存在」に見えるからだし、
仕事で若い人の事を考えているのも、「最も最初に新しい感性を発露する存在が若者で、それを見るのが楽しい」からだし、
今、情報収集に関する単著を書いているのも「人間の”好奇心”の本質を、自分なりに言語化して、人とシェアしていたい」からだし、
海外一人旅が好きなのも、「自分を知る人が誰もいない地で自分をゼロにして、その土地の人々や文化を見て、その地の”幸せ”のあり方を妄想するのが楽しい」からだし。

全部、結局「人間なのだ」と言語化できた気がします。なので、映画は好きだけど「心理描写が謎でいきなりヒーローが悪者やっつけるだけ」の物は嫌いだし、「人間のことよりは、ビジネスモデルのことを考えましょうっていう案件」はどっちかというと苦手だし、「ただ単にショッピングと名所で写真撮って回るだけの旅」は疲れるし。人がモノゴトを好いたり嫌ったりするという現象は、表出するトピック (映画とか旅とか…) ではなく、こういう、「好奇心の本質」なんだなと、身をもって、思うんです。

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真理をつかって、関係性をよくしていきたい

もちろん「人間探究を一人でぐりぐりしている」だけだと、中々お金稼げないし、生きていけないので、誰かに価値をもたらしてその対価で生きていく、っていうシステムを生活に組み込まないといけない。そこで自分がやってることが、自分なりにつかんだ真理を言語化したり人に伝わる形にして、自分以外の今を生きづらく思っている人にそれを伝えることで、少しでもその人今より生きやすくなったり楽しく、あるいは納得して生きられるようにすることなんだと思うんです。それを「新しい関係性のデザイン」という言葉で表現しているんですきっと。

「社会ってなんだろう」ということを就活生と一緒に考えることで、「社会に出て他者と関わるということ」をその人にとってより幸せに近づける形で認識してもらえたらなあと思っているし、
「関係性を良化することで多くの問題は解決できる」と説いているのも、多くの社会的弱者はその人そのものに責めがあるわけではなく、かといって特定の悪いやつがいるわけでもなく、社会における相互関係性がうまく行ってないことばっかりだと思うし、
企業をコンサルするときも「その企業と、その企業が価値を提供すべき周りを取り巻く世の中との、よりよい関係性を、新しい言語化や構造化で気づいてほしい」と思っているし。

人間の真理が分かっていれば、個人的には、応用の訓練を積みさえすれば、どこにいって何を対象にしても、食っていけると思ってます。そこに人と「何か」との関係性があれば、絶対に真理が絡まっているはずなので、「人の真理と、関係性のプロ」になれればなあと思ってる、ということはなんとなくわかってたんだけど、改めて言語化してみました。


「人間の真理」に好奇心の源泉があって
それ起点で「関係性のデザイン」を生業にしていきたい。


そんな、33歳バースデーの言語化でした。
(これだけだと抽象的だから、今年はもっと、何やってるのかの具体的なこともnoteに書かないとね…汗)

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