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■「詩の実作講座」が3年目に――
現代散文自由詩人の独り言(89)2021年1月から通う、現代詩実作講座(都内のカルチャーセンター)。
丸2年通い、3年目に入った。
何年も何年も通っている人がいる一方、2年間に消えた人もいる。
参加者同士で交流している人もいるようだが、ぼくは今は誰とも交流することもなく、作品を提出し、自分を含めた提出作についての先生の講評を謹んで聞いているだけである。
今月の提出作は、きのうアップした「バットと
■面白い物語だが、詩には影響はないか
現代散文自由詩人の独り言(88)◇林真理子「アッコちゃんの時代」
2005年8月 新潮社刊林真理子の「本」はデビュー作の「ルンルンを買っておうちに帰ろう」(1982年刊)を読んだ記憶(ひょっとしたら読んでないかも。少なくとも手元にはない)は、あるがそれ以外は週刊誌掲載のエッセー以外に読んだことはなかった。ドラマ化されたものは何作か見たけれど。
この小説は、先月「■深みのない本と印象深い本」で触れ
■2022年ぼくが一番感銘した本
現代散文自由詩人の独り言(86)スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ「戦争は女の顔をしていない」(岩波現代文庫、2016年2月刊)ぼくは、昨年(2021年)12月25日に借りた吉増剛造の詩集「螺旋歌」から今月26日に借りた、同じ吉増の「花火の家の入口で」までに、地元区立図書館で172冊の本を借りた。
その中で、詩集や詩論などの本は2割もないだろう。ノンフィクション、雑誌、ビジネスもの、小説などなど
■ユーミンは優れた〇〇
現代散文自由詩人の独り言(84)酒井順子「ユーミンの罪」(講談社現代新書、2013年11月刊)
デビュー50周年の松任谷由実については、先日、「ユーミンはサイボーグ」と、「詩」に書いたばかりだが、本書は荒井由実時代、ユーミンにとっては初期を中心とした時代の各アルバムを評論したもの。デビュー40年の直後に出た本で、その時点の視座からの評論である。
「負け犬の遠吠え」で知られるこのエッセイストの本は
■珍しく褒められたのだけれど
現代散文自由詩人の独り言(83)◇言葉で語らず、風景が語った詩月に1度通う、現代詩の実作講座があった。
参加者が自作を持ち寄り、先生が講評するものだが、今回はきのうアップした「キラキラと」を提出した。
当初は違うタイトルだったものを、さらに少しだけ直してきのうアップしたが、ここのところの僕の詩に対する反応とほとんど変わらない状態である。
しかし、先生には
「いいわ、今までの中で最高!」と褒めら