「冬の足音が聞こえる」ー詩ー

冬が　そっと近づいてる
足音を　しのばせて　やってくる
北風は　先払いの　冷たい息を
街の通りに　吹き込んでる　

朝　庭一面が　霜化粧姿
昨晩の　きれいな　お月さまから
お化粧道具を　わけてもらったのね

車の　フロントガラスも　
白くなって　震えてる
近所の子供が　ガラスに
また　おバカな　落書き
書いてる

紅葉の　葉の上にも
霜は　座り込んでる
お願い　もう少しだけ　紅葉を
楽しませてほしいの

グランドで　プレイする
少年たちの　息が　白く流れる
息の色は　日々　濃くなってきた

庭に住んでる　虫たちの姿は
もう　見つけられない
皆な　春の国へと　戻って
行ってしまったのね

元気なのは　坊や
真っ赤な　頬っぺして
子犬のルルと　
庭中を　駆けまわってる

若い　エネルギーと
溌溂さには
冬も　なかなか
近寄れないみたい

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　子犬のようになつきます🐱🐱🐱🐱

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