「耳をすませば春の音」ー詩ー

春が　あちこちで
息してるよ
耳をすませて　聞いてごらん

サクラの　つぼみが
開きながら　おしゃべりしてる
時々　あくびもしてる

ミツバチが　
コスモスの花の上で
羽根を　細かく震わせて
風の歌を　歌ってる

ひばりが　大空高く飛びあがり
さえずってる
小鮒たちは　さえずりを
耳にして　銀の鱗を光らせて
水から　跳ね上がる
春の川で　魚が跳ねていたら
ひばりの　鳴き声に
耳を　すませてみよう

赤い　ナナホシテントウムシが
前足を　キュキュと擦り合わせて
蒼い空に　飛び立とうとしてる
とても小さな　すり音だから
アリさんでないと
聞き逃がす　かもしれない

ハクモクレンの花は
北を向いて
9枚の大きな　花びらを
精一杯　広げて
甘い香り　漂わす
夜になると　北極星に
また　会えましたねと
挨拶してるのが　聞こえる

白い　春の綿雲に
祈ります
「父さん　父さんが
大事にしてた　ハクモクレンが
咲いたよ。　また　一緒に
見れる日が　くるよね」

白い雲が　ゆっくり
うなずいたような気がしました

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　子犬のようになつきます🐱🐱🐱🐱

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