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介護で思ったこと、思うこと

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記事一覧

モヤモヤ、、😶‍🌫️ つぶやき

モヤモヤ、、😶‍🌫️ つぶやき

空を見上げるのが好きです。

日暮れ時の西の空には千切り絵のように、
不思議な色と質感の雲が点在。
夏の雲ではなく、日の入りも早くなり
朝晩は涼しさを感じます。
それでもまだしばらくは
暑すぎる2023年、夏は続きます。

要介護(要支援)の認定を受け、
作成されるケアプラン。
「受けられるサービス」のみ書かれています。

長年の趣味のお稽古事の先生が、
閉められたお教室の片付け手伝いに
時々稽古

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私、やっぱり入居しないから

私、やっぱり入居しないから

二人の母親と「施設」をテーマに話す。
これが今、とても難題なのです。

・ 平均寿命

女性の方が長生き。

実父・義父、二人とも
平均寿命よりは長く生きたけれど、
配偶者に見送られて旅立ちました。

・ 健康寿命

平均寿命に迫ってきている実母・義母。
それなりに自立生活を送っています。

それでも健康寿命の年齢を
遥か遠い昔に超えてしまっている二人。
ボケてはいないけれど、記憶が曖昧な事も多く

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老親との付き合い方 ① 「施設」は禁句?

老親との付き合い方 ① 「施設」は禁句?

家の中のいろいろな事にも一段落付き、
母の気持ちの整理もついたのではと思えた
頃合いを見計らって、聞いてみました。

「近いうちに一度介護認定受けてみては?」

母からは即座に

「失礼な、私はまだボケていません」

と、想像通りのリアクション。
不快感を露わにしています。

介護判定=認知症判定 と誤解していることは
前から気づいています。

ただ私の父つまり彼女の夫は晩年認定を受け、
最後まで

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老親との付き合い方② スマホデビューのお手伝い

老親との付き合い方② スマホデビューのお手伝い

80代半ばの二人の母親は
少し前からスマホユーザー。

◎みんな持っているから私も欲しい後期高齢者の周りのお友達も
スマホに機種変更する人が多いようで
以前からスマホに興味津々。

外に出れは電車内、病院待合室、、
至る所で手元のスマホに釘付けの人の
姿ばかりが目についてしまう。

家では(私を含め)子供達は何かというと
スマホを手に操作する。
たまに遊びに来る孫達も自分と話しているより
スマホを

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幸せな老後とは

幸せな老後とは

『「幸せな老後」を迎えるための準備
なぜ日本の高齢者は「不幸」なのか。』

医師の諸岡真道氏の提言をもとにした
特集記事を読みました。

⭐︎ アドバンス・ケア・プランニング

東京都医師会が挙げているACP
アドバンス・ケア・プランニング

次の7点にフォーカスして
自分が願う最期のあり方を家族と話し合い記録し
主治医に伝えておく。それの繰り返すことで
「幸せな老後」に備えましょうと提言されてい

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介護で思ったこと 11 ホスピス相談見学3

介護で思ったこと 11 ホスピス相談見学3

つづき

△ 短期入院できると知り一安心

「ご家族が介護で疲れた時など、
短期間お父さんを預かることもできます」

ホスピス見学時、緩和ケア外来の看護師さんが
教えてくれた短期入院制度。

とても心強いサポートがあると知ると、
在宅介護もますます前向きになれる。

そして自宅では
訪問診療のドクターはじめ医療スタッフさん、
訪問看護師さん、そしてケアマネさんが
連携を密に、力を合わせ
「自宅で過

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介護で思ったこと ⑩ ホスピス相談見学2

介護で思ったこと ⑩ ホスピス相談見学2

つづき

△ 緩和ケア外来で医師と面談の日

それまで一度も受診したことがない、
実家から車で20分ほどの総合病院。
そこにホスピス(緩和ケア病棟)がある。

面談予約の当日、初診受付を済ませ、
緩和ケア外来の医師と面談。
事前に渡していた父の医療情報提供書と
画像に目を通して待っていてくれたのは
初老の優しい目をした男性医師だった。
ゆっくりじっくり話した後、
看護師さんにホスピス病棟を
案内し

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介護で思ったこと ⑨ ホスピス相談見学1

介護で思ったこと ⑨ ホスピス相談見学1

親の面倒は看取る「覚悟」を持て、
信頼できる訪問診療医に巡り会えた。

万全の対策を講じ、
自宅で看取る心の準備はできた。

◎はずだったのに、、、

やはり心のどこかに
これから起きること、
未知なることへの
拭い切れない不安が
あったのだと思う。

◎最後の砦としてのホスピス入院

適切な言い方ではないとわかっている。
ただ日々追い詰められていたその頃の私。
緊急避難場所としてのホスピスを

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介護で思ったこと ⑧ 自宅に病室がやって来る

介護で思ったこと ⑧ 自宅に病室がやって来る

在宅診療を実際に手配し始めるよりずっと前、
つまり当事者意識が希薄だった頃。

自宅で過ごすより
ゆったりとした居住空間の
医療・介護・生活が融合した施設に入居した方が
安心、快適に過ごせるのではと
私はぼんやり考えていたのだ。

△ 施設もいいのではと思っていた時期もあった

お母様がとある民間老人施設で生活している、
友人から、

『施設に入居した経緯、
お母様が快適に暮らしている(多分?)

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介護で思ったこと ⑦ 繋がった

介護で思ったこと ⑦ 繋がった

訪問診療医探しで途方に暮れ、
区の在宅医療相談窓口でアドバイスを求めた私

ぱぁ〜っと視界がひらけてきた

数日して医療福祉コーディネーターの担当者さんが
電話をくれた。

「早速いくつか心当たりのある診療所に
問い合わせました。

年齢、病歴、介護度、
いづれは緩和ケアへの移行があること
大まかな居住エリアなど
お父様の情報を渡した上で
引き受け可能と回答してくれた
2診療所名AとBをお伝えしま

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介護で思ったこと⑥ 辿りつく

介護で思ったこと⑥ 辿りつく

在宅緩和診療をお願いする医師、診療所を
自分達で決める。

とても難しく辛い課題。

その医療サービスを受けることになる
当事者である父は入院中。
この決定には彼の希望は反映されない。

それまでの人生、他人任せには決してせず、
大切なことは自分自身で決めてきた父。
多分人生最後になるかもしれない選択を
家族とはいえ私たちがするのです。

責任重大で荷が重かった。

△ 訪問診療医を見つけてと言わ

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介護で思ったこと⑤ 家族は迷い子

介護で思ったこと⑤ 家族は迷い子

△ 心の準備もないままに

要支援1の
「年齢の割には元気」な老人だった父。

それがまさかの緊急入院、
そして入院中の認定見直しで要介護3となり、
退院、自宅療養が始まることとなりました。

退院が決まった時、もちろん家族全員喜びました。
同時に入院中かなり早い段階から
病院から難しい課題を与えられて、
正直途方に暮れていました。

▼ 家族がしなくて誰がする、なのですが、

在宅で安心して医療

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介護で思ったこと ④ 覚悟する

介護で思ったこと ④ 覚悟する

時系列ではないけれど、
親の介護を経験して、その時の感情、経験を
「介護で思ったこと」のタイトルで書き留めています。

突然始まった介護生活。
今回は「覚悟する」と心を強く持て
それでもこわごわ、右往左往しながら、
父を在宅で介護し、看取ったことの振り返り。

◎ 人生の覚悟

いつか必ずやってくる親の最期の日々。
その時は寄り添って行きたい、と
「覚悟」を私に持たせたきっかけが
今から10年以上

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介護で思ったこと③「年齢が病気」の続き

介護で思ったこと③「年齢が病気」の続き

晩年入退院を繰り返した父。

◎ なぜか夜間に急変

急に具合が悪くなるのが決まって夜9時以降。

訪問診療を受け始める前は
診断が確定、積極的治療はしないという今後の方針を
決めた大学病院に連絡していた。

「発熱など容態急変したときは、迷わず連絡してください。
その際、絶対まず救急車を呼ぼうと思わないで。
とにかく私たちに連絡をください
時間外であれば、救急外来に電話をしてください。」

と長

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