覆面柴犬 πr2(シン化形態)

過疎な犬の秘匿の住処。 基本ネガティヴ。 小匙程リアル。

覆面柴犬 πr2(シン化形態)

過疎な犬の秘匿の住処。 基本ネガティヴ。 小匙程リアル。

記事一覧

mon entreprise

理由など無いけど わたしは わたしで いつの日も 多分 変わらない 欲しいものは 欲しいし 我慢強いわけでもない でも 誰よりも 強く 深く あのひとを想い続ける…

いい天気 台風一過 ってやつで 癪に障るくらい いい天気 目に映るもの 全て 開けっぴろげに 照らされて 見たくないもの 見られたくないもの まで 浮き彫りになる そん…

condamnation

何か に 寄りかかったとしても 想うのは 矢張り あなたのこと 胸の内に 巣食った影を 消し去ることも来ないまま 只 あなたを想い 言葉 なんて 陳腐で 簡素なもの では…

凍える種

何やっても 無駄なのさ 何も実らない 何も孵らない 何も届かない 何も叶わない 己が心削るのも 所詮は 自慰行為 何にもなりはしない 魂の安らぐ座 楽土すらも あり…

Sans masse

視界が歪む 枯れた筈の涙腺 が 潤い を 取り戻してしまう 掠れた声 は 譫言を呟き続ける どうすることもできぬまま 何か を 放り出すわけにもいかず 地面に 打ちつ…

se geler

伸ばした手は 空を切り 乾いた瞳は 幻を追う 時折 言葉を 唇は零す 惨めな自分を 縁取って 何もない 夜を蔑む 早くしないと 総てが 凍てついてしまう 裸足の裏を …


見えないだけで 
傷まぬわけではない

vol de nuit

啄むように あなたに口づけ 噛みつくように 首を抱き 想いの丈は 伝わりきらぬ 膨れ上がって はちきれる ただ夜風のように ごく滑らかに あなたを刻んだ あたしの…

aiguiser

逢いたいけど もう少し 時間が必要 ずれた鋏を研いで 二つ刃が重なり合うまで この孤独を道連れとしよう 睡魔が訪れるまで どのくらいの時間を要するのか 今宵も瑪瑙…

fumée

此の街は 空がすごく近い 星空も 思わず 手を伸ばしたくなるような そんな 澄んだ空気が 鼻の奥を刺す 何れ わたしは彼処に行くんだろう 煙に成りたい 結んで 解け…

je ne peux pas abandonner

雨がアスファルトを濡らし わたしは下卑た 笑みを浮かべる 雨の止まないのは 噎せ返る匂いがするから 何時までも 降り注げばいいと 願って尚 切れ間ない雲を憂う 自分…

femme rouge

しとしと と そぼ降る雨を見ながら考えること は 矢張り あのひとこと 忘れていられる なんて 紡いだ嘘を わたしは破いた 無理だよ そんなの こんなにも わたしの…

noteでは、
自分がこれまで書いたことのないもの
を記すようにしている。

中性的というか女性主人公の噺。

とは言え、自分如きが「女心」を測れるわけもなく、
勘違い文章
でしかないかもだが。

試行錯誤しつつ実験の過程の真っ只中。
何も生まれないとしても、
それもよし。
か。

pluie du soir

癒えかけていた 暗い切り傷が 静かに開いてゆく 今宵 わたしの部屋は 雨に打たれて 窓を叩く 優しい夜 冷たいのは多分 気のせい 独りだからではない 寧ろ 静けさ…

gerbera day

花 というもの 其々に 貌 彩 御噺 言葉 幾多も在りて 其の総て 知ることは叶わず 私は あなたのことを 殆ど知らないのだと思う けれども ほんの僅かに知った部分だけ…

新蓮根。

mon entreprise

mon entreprise

理由など無いけど
わたしは
わたしで

いつの日も
多分
変わらない

欲しいものは
欲しいし
我慢強いわけでもない

でも

誰よりも
強く
深く
あのひとを想い続けることなら
自信が持てる

好きに成れる
自分を
いいところも
厭なところも

世界で一番
自分が解っている

我が儘言うけど
弱虫だけど

強がりで
見栄っ張りで
薄っぺらいし
汚いけど
だからこそ
醜いほど想って

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où

いい天気

台風一過
ってやつで
癪に障るくらい
いい天気

目に映るもの
全て
開けっぴろげに
照らされて

見たくないもの
見られたくないもの
まで
浮き彫りになる

そんなものに

揺さぶられ
蹴落とされ

声を発することさえ
臆病になってしまう

眩しいせかい

わたしの居場所


ない

condamnation

condamnation

何か

寄りかかったとしても
想うのは
矢張り
あなたのこと

胸の内に
巣食った影を
消し去ることも来ないまま


あなたを想い

言葉
なんて
陳腐で
簡素なもの
では

到底
表せない程に

わたし
は更に
同じ倒錯を繰り返す

苛まれたままの
胸は癒えることはなく 

贖罪なのだろうか

見上げた空には
月すら見えはしない

わたしには
免罪符など
無意味

この
仄暗い闇

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凍える種

凍える種

何やっても
無駄なのさ

何も実らない

何も孵らない

何も届かない

何も叶わない

己が心削るのも
所詮は
自慰行為

何にもなりはしない

魂の安らぐ座
楽土すらも
ありはしない

何もないよ

Sans masse

Sans masse

視界が歪む

枯れた筈の涙腺


潤い

取り戻してしまう

掠れた声

譫言を呟き続ける

どうすることもできぬまま

何か

放り出すわけにもいかず

地面に
打ちつけられた様に

軋み出す
何もかも

ゆっくり
長い闇

が欲しい

軽くなれる様に

se geler

se geler

伸ばした手は
空を切り

乾いた瞳は
幻を追う

時折
言葉を
唇は零す

惨めな自分を
縁取って

何もない
夜を蔑む

早くしないと
総てが
凍てついてしまう

裸足の裏を
硝子が裂いても
歩き続けなければならない


見えないだけで 
傷まぬわけではない

vol de nuit

vol de nuit

啄むように
あなたに口づけ

噛みつくように
首を抱き

想いの丈は
伝わりきらぬ

膨れ上がって
はちきれる

ただ夜風のように
ごく滑らかに

あなたを刻んだ
あたしの軀は

夜毎疼いて
眠りから離れ

旅立つ先は

あなたの胸

aiguiser

aiguiser

逢いたいけど
もう少し
時間が必要

ずれた鋏を研いで
二つ刃が重なり合うまで
この孤独を道連れとしよう

睡魔が訪れるまで
どのくらいの時間を要するのか

今宵も瑪瑙の夜へ

闇より柔らかな
月夜だから

優しいわたしが
生まれる様に

fumée

fumée

此の街は
空がすごく近い

星空も

思わず
手を伸ばしたくなるような
そんな
澄んだ空気が
鼻の奥を刺す

何れ
わたしは彼処に行くんだろう

煙に成りたい

結んで
解けて 

それでも又
繰り返す

あのひとの腕の中なら
永遠の眠りもいい

流れ星を見つけたら
わたしはきっと

真っ暗な闇に
はらはら消える煙になって

それは
まるで
人魚姫の泡の様で

わたしは
笑顔に成れるんだ

je ne peux pas abandonner

je ne peux pas abandonner

雨がアスファルトを濡らし
わたしは下卑た
笑みを浮かべる

雨の止まないのは
噎せ返る匂いがするから

何時までも
降り注げばいいと
願って尚
切れ間ない雲を憂う

自分が
何を求めているのか
空と海の境目程
掠れて暈けて
目に見えない

鳥は
羽を濡らして
もう
高くは 飛べない

それでも
まだ
羽ばたいて
もがいて

打ちつける雨粒

瞼さえ
開けられないというのに

わかりき

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femme rouge

femme rouge

しとしと

そぼ降る雨を見ながら考えること

矢張り
あのひとこと

忘れていられる
なんて

紡いだ嘘を
わたしは破いた

無理だよ
そんなの

こんなにも
わたしの心は
あのひとで埋め尽くされて
真っ赤に成っているのに
金曜日の昼下がりは
無情にあたしを冷やす

雨ばかり降るこの街は
あのひと出逢った
大切な場所
あのひとと出逢ってしまった
因縁の場所

雨に塗れた景色の中

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noteでは、
自分がこれまで書いたことのないもの
を記すようにしている。

中性的というか女性主人公の噺。

とは言え、自分如きが「女心」を測れるわけもなく、
勘違い文章
でしかないかもだが。

試行錯誤しつつ実験の過程の真っ只中。
何も生まれないとしても、
それもよし。
か。

pluie du soir

pluie du soir

癒えかけていた
暗い切り傷が
静かに開いてゆく

今宵
わたしの部屋は
雨に打たれて

窓を叩く
優しい夜

冷たいのは多分
気のせい

独りだからではない

寧ろ
静けさは心地よい

それなのに
何故

わたしの胸は
こんなにも軋むのだろう

閉じた瞼から
とめどなく
雨が流れ出して


枯れることも忘れたまま
飲み干してくれるひとなど
居ないのに

声が
ぬくもりが
優しい嘘が

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gerbera day

gerbera day


というもの

其々に



御噺
言葉

幾多も在りて

其の総て
知ることは叶わず

私は
あなたのことを
殆ど知らないのだと思う

けれども
ほんの僅かに知った部分だけで
私はあなたに
惹きつけられてしまった

だから
あなたは私の
Special
なんだ

これからも
自分自身の舞台で
陽に向かって
誇らしく
咲き続けてください

誕生日
おめでとう

Merci de rester

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