水面に掌を映す 傷はやがて癒え 痛みも忘れて わたし は この短い恋 を 空へ還す 夢は夢のまま で 傷 は 傷 のまま わたしの奥に刻まれた 小さな幸せのかたち は 歪…
不安定なこの状態を 嘆き わたしの喉は何も通らない 朝を恐れ 夜に忍んで 昼間に怯えるわたし は 自分が何なのか わからなくなる そんな時が在る 自我崩壊 いっその…
雨雲 と 晴れ間 点在する矛盾 柔らかく差し込む光 に 降る雨 は 綺麗過ぎて わたしは 目の奥 に 痛みを感じる 矢張り 朝は嫌いだ 明る過ぎて 見えなくなるものがある…
ずっと ずっと そばにいたいと思った きっと あなたが わたしを この闇の底から すくい上げてくれるって そんな 希望的観測 どうしようもない わたしは 自分の何が…
淡々と 唯 湧いてくる闇だけを 連ねてきた 今日まで まるで 読み手を意識しない 駄目な物書き 完全に閉鎖した倒錯の中 に 安穏と閉じこもったまま 指だけを動かし 立…
言葉たちの 途切れたあと わたしに歩み寄る影 虚無 とは かくも やんわりと暖かいものなのか 満たされているのか そう言えるのか 唇は 渇きを忘れて 指は ひんやりと…
夜は 誰にも等しく 朝も 残酷な程 律され訪れる どんな陽が目に刺すか どんな闇が背中を包むか 愚かしくも 全て己の瞳孔に映し 嘆くばかりで この冷たさを忘れてしま…
わたしは 蛾 毒蛾 なんだ 撒き散らした aphrodisiac で 誘われる 煌る処へと でも 揚羽の羽 を欲しがって 真似たとて 虚飾の鍍金は いずれ 剥がれ落ちてしまう …
耳朶に残る 甘い疼きの正体 を わたしは 知っている まるで 鍵盤を弾く ように 想いを奏でる 今までの どんな行為より 貪るように 霧散してゆく思考 の中 贖罪を渇望…
甘い 甘い ヴァニラの香 に包まれて 垣根から差し出された 手を握り返そうとした 目に焼き付いた 景色の総て 幾度の夜を越えようとも 決して 薄れることはない記憶…
すき っていうのは 求めること じゃない 其れは 欲望 其れは 醜悪至極
なにも考えてない顔 して なにも傷ついてない ふり 本当は誰よりも 痛いのに 自分の痛み が 一番わかるのに 曝せる場所 は 見つからなかった 自分が破裂するまで 呑み…
色を見誤っていたんだね 自分の咎を棚上げするつもりなんてないけど あの言葉は 絶望という病になって 私を蝕んだ 花瓶に注いだ滴が 水ではなかったから そのあとの気…
癒えかけていた 昏い切り傷が 静かに開いてゆく 今宵 雨が 窓を叩く 優しい夜 寒いのは 多分 気のせい 独りだからじゃない ならば 何故 胸が こんなにも痛むのだろ…
いつも心に 病巣がある 差し伸べる手など必要ない 離された後 辛いだけだから 同情なんかいらない 惨めになるだけだから 僅かばかりの幸せ の後 何が来るかわかってい…
覆面柴犬 πr2(暫定態)
2024年5月11日 08:05
水面に掌を映す傷はやがて癒え 痛みも忘れてわたしはこの短い恋を空へ還す夢は夢のままで傷は傷のままわたしの奥に刻まれた小さな幸せのかたち は歪んだ愛のかたち報われず爛れて崩れる甘美
2024年5月10日 08:21
不安定なこの状態を嘆きわたしの喉は何も通らない朝を恐れ 夜に忍んで昼間に怯えるわたしは自分が何なのかわからなくなる そんな時が在る自我崩壊いっそのこと跡形もなく崩れてしまえばいいのになんて願わくば わたしを違う生き物へと作り直して欲しい優しい獣へとそうなれたら汚い感情なんて持たないまま眠るように絶えることが出来る筈夢に見た楽土
2024年5月9日 00:01
雨雲と晴れ間点在する矛盾柔らかく差し込む光に降る雨は綺麗過ぎてわたしは目の奥に痛みを感じる矢張り朝は嫌いだ明る過ぎて見えなくなるものがあるし何もかもが動き出すから自分だけ取り残されてしまう移ろう時間に 見捨てられるみたいに夜に帰りたい凪の静かな闇に総てが眠ったときこっそりとわたしは蠢く漆黒の世界に紛れ眠りすら
2024年5月8日 07:28
ずっとずっとそばにいたいと思ったきっと あなたがわたしを この闇の底からすくい上げてくれるってそんな希望的観測どうしようもないわたしは自分の何が嫌いかわからない形なんかない 憎悪でだけど確かで そこにあって握り締めた拳を打ちつける壁がなくて何が光で何が闇かわからない まま 大人になった抱いた黒いなにか を見つけられなくて定義で
2024年5月7日 13:10
淡々と 唯湧いてくる闇だけを連ねてきた 今日までまるで読み手を意識しない駄目な物書き完全に閉鎖した倒錯の中に安穏と閉じこもったまま指だけを動かし 立ち上がることもせず利己で周りを固め猜疑し 嫌悪し凍てついてなどいないのに凍えているふりをする正にパラノイアちまちまと吐き出した闇ヴェールを被せたような毒拙い 言葉たち総て汚い指が痛み
2024年5月6日 12:00
言葉たちの途切れたあとわたしに歩み寄る影虚無とは かくもやんわりと暖かいものなのか満たされているのかそう言えるのか唇は 渇きを忘れて指はひんやりと冷たいわからない空いた穴が塞がることはあるんだろうかあるとしたらそれはきっと 忘れてしまうことそれはとても為し難く自分の一部を喪うこと
2024年5月5日 10:52
夜は誰にも等しく朝も残酷な程 律され訪れるどんな陽が目に刺すかどんな闇が背中を包むか愚かしくも全て己の瞳孔に映し嘆くばかりでこの冷たさを忘れてしまう過去の出来事に鍵をかけたこれからは頑なに唇を閉ざし冷ややかな水面のように燃え上がる松明のように過ごしてゆけたならいい全てを信じ受け入れ包んで傷ついたなら 涙し幸せならば高らかに笑いそ
2024年5月4日 12:34
わたしは 蛾毒蛾なんだ撒き散らした aphrodisiacで誘われる煌る処へと でも揚羽の羽を欲しがって真似たとて虚飾の鍍金は いずれ剥がれ落ちてしまうそんな醜い蛾
2024年5月4日 10:15
同情はいらない。何の足しにもならない。そんなことは求めていない。
2024年5月4日 06:44
耳朶に残る甘い疼きの正体をわたしは 知っているまるで鍵盤を弾く ように想いを奏でる今までのどんな行為より貪るように霧散してゆく思考 の中贖罪を渇望するわたしは其れが唯の自傷行為だと悟る身体の芯まで白濁してゆく自分を赦して欲しかったのだと
2024年5月3日 16:56
甘い甘いヴァニラの香に包まれて 垣根から差し出された 手を握り返そうとした目に焼き付いた景色の総て幾度の夜を越えようとも決して 薄れることはない記憶焼き付けられれたフィルムのようにあなたの目を通したあの景色が見える
2024年5月3日 07:00
すきっていうのは求めることじゃない其れは欲望其れは醜悪至極
2024年5月2日 16:35
なにも考えてない顔してなにも傷ついてないふり本当は誰よりも 痛いのに自分の痛みが一番わかるのに曝せる場所は見つからなかった自分が破裂するまで呑み込み続ける
2024年5月1日 23:36
色を見誤っていたんだね自分の咎を棚上げするつもりなんてないけどあの言葉は絶望という病になって私を蝕んだ花瓶に注いだ滴が水ではなかったからそのあとの気持ちも意地としか思えなかった忘れられないことは誰にも言えず硝子の花瓶に挿した紅い花
2024年5月1日 04:44
癒えかけていた昏い切り傷が静かに開いてゆく 今宵雨が窓を叩く優しい夜寒いのは 多分 気のせい独りだからじゃないならば何故胸がこんなにも痛むのだろう眠れず閉じた瞼からとめどなく雨が流れ出してきて尚枯れることは忘れたまま飲み干すことも出来ず優しい嘘が欲しくて悲しい言葉を知らないふりして涙で出来た泥に足を取られてしまい身
2024年4月30日 11:44
いつも心に病巣がある差し伸べる手など必要ない離された後辛いだけだから同情なんかいらない惨めになるだけだから僅かばかりの幸せの後何が来るかわかっている余計にさみしくなってしまうんだお仕舞いが辛くなってしまうんだそれでもヒトを断ち切れないから胸の高鳴りと冷静な卑屈を併せ持つきっと これからも治らない