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ドイツ生活🇩🇪

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ドイツでヴァイオリンを弾きながら日々考えることをまとめたもの
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#ドイツ

食べる、生きる

食べる、生きる

ドイツに来てから、フルーツを手に取ることが増えました。バナナをストックし、定番のりんご、オレンジやマンダリン(みかん)など、スーパーに買い出しに行った時に一番最初に行くコーナーはフルーツ売り場。スーパーの構造上、一番目につくところにフルーツが山盛り置いてあるので、目がそちらに吸い寄せられ、気がつかないうちにフルーツをまず選ぶのが買い物のルーティンになりました。

これまでの修業旅と称したマスターク

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第3言語でプレゼンテーションをする

第3言語でプレゼンテーションをする

先日、大学の講義内で45-50分ほどプレゼンテーションをしてきました。
2週間前にテーマと日程が発表され、指定された日にちにそれぞれの学生が選んだまたは指定された楽曲についての分析とプレゼンテーションを用意すること。これが教授から学生に課された課題でした。

もちろん、講義はドイツ語。英語も許されてはいますが、教授が話す言語は基本的にドイツ語のみ。また、ドイツ語ネイティブやドイツ語を問題なく話す学

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言葉と、コトバと、ことば

言葉と、コトバと、ことば

ドイツ生活を始めてから1ヶ月が経ちました。
うわあああと頭を抱えることも、異国の地なのにほっとする瞬間があったり、毎日が新しい日々を過ごしています。

私がドイツに来てから使う言語は、母国語の日本語、英語、ドイツ語。
ドイツ語に関しては絶賛勉強中なので、日常生活で使う比率は英語がほとんどを占めています。私が通う、フランクフルトの音楽大学はドイツの中でも必修授業を大学院生にも多く課すことで有名だと入

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閉ざされた道、開いた道

閉ざされた道、開いた道

ちょっとした報告と個人的なお話。

奨学生に選出していただきました。
Deutschlandstipendiumという大学を通じて全学科の学生の中から選抜される奨学金生の1人として推薦をいただきました。(私の大学は音楽だけではなく、演劇やダンスの学科もあるので、いろんな学科の学生が集まります)
こちらのDeutschlandstipendiumは月々の奨学金で、選出してもらうためには学校からの推薦

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消えたEMS

消えたEMS

昨年の9月末は引っ越しのために日本からEMS(国際スピード郵便)で段ボールを新しいドイツのお家に送る作業をしていました。
合計6箱の引っ越し荷物だったのですが、紆余曲折あったものの5箱は手元に届きましたが、残りの1箱はドイツの通関手続きの最中に「紛失」。
(1つ税関送りになってしまった段ボールがあり、電車と徒歩で1時間の税関局まで取りに行き、手続きをしてから約10kgの段ボールを抱えて帰りました…

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お散歩する、その風景

お散歩する、その風景

ドイツ人は歩くことが好きです。何かと歩きに行こう!と目的なく、ぐるぐると歩きにいくことに誘われます。「散歩する=spazielen gehen」とドイツ語の初級教科書で最初の方に習う動詞であるくらい、ドイツ人にとっては散歩・歩くことが好きらしいです。

フランクフルトは平らな道が多く、中心街までも難なく歩いていくことができます。ついつい日本の感覚で電車(U-Bahnという地下鉄)に乗って、サクサク

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クリスマスを過ごす

クリスマスを過ごす

ドイツに来て初めてのクリスマス。
11月くらいから街や人々がわくわくしている雰囲気を感じていました。
「日本に帰るの?」という質問を友人から何度もされていたのですが、私は帰る予定はありませんでした。10月に引っ越しをしたばかりで、2ヶ月も経たないうちに帰るのは勿体無いと思ったのと、ありがたいことにギリギリまで演奏会や授業がフランクフルトであったので、今は帰る時ではないと最初から思っていました。

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深夜1時、叩き起こされて

深夜1時、叩き起こされて

高校卒業以来会っていなかった高校時代の友人がフランクフルトの近くにあるマンハイムに住んでいると連絡をくれ、せっかくなら会おうということで1日マンハイムを楽しんだ、とある土曜日。帰宅して、心地よい疲れを感じながらベッドですやすや寝ていました。
そこに突然鳴り響いた火災報知器のサイレン。私は比較的眠りが深くて、一回寝るとなかなか覚醒しません。そして疲れていることもあってぐっと深く寝ていたと思うのですが

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お隣さんとの交流

お隣さんとの交流

今まで実家暮らしをしてきて、ヴァイオリンの練習に関して困ることはありませんでした。家族の理解さえ得られれば、何時に弾いても基本的には許されて、早朝練習も深夜練習も可能なほぼ24時間ヴァイオリンを弾くことができる環境でした。幸い、ご近所さんの理解も得られていたこともあって、音楽活動を応援してくれる人が地元に多かったのは一つの強みでした。

さて、ドイツに移り1人暮らしを始めたものの、自分の家で練習が

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ひとりの晩酌

ひとりの晩酌

11月に入って、寝ることができない日々が続きました。
朝早くから練習して、日中も頭をフル回転で動かして、帰ってきてから練習やら勉強やら家のことをやってと確実に疲れているはずなのに、ベッドに入っても全く寝付けない。そして気がついたら意識を失っていて、真夜中に1時間おきに覚醒。朝は夢見の悪さで、追い立てられるようにして飛び起きる。という状態になってしまいました。夢と現実の区別がつかないくらいリアルな悪

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新しい興味

新しい興味

今まで、スポーツ観戦というものにあまり興味を示してこなかった私。
小さい頃は朝から晩まで公園で遊び続ける、外遊びが大好きだった子どもで、体を動かすことは今も好きです。
スキー、水泳、テニス、ヨット、乗馬…と様々なスポーツと触れ合う機会があったのですが、どちらかというと個人技のスポーツを好んで選んできました。
そのため、野球とかサッカーといったチームスポーツは外から眺めるだけ。スポーツ観戦をする、と

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まあ、いろいろ起こるよね

まあ、いろいろ起こるよね

さて、初っ端から散々動き回り、疲れ切って寝て起きた次の日。
…盛大にやらかしました。

元々、乾燥で喉が痛くなりやすい私にとって、ヨーロッパのカラッとした空気は要注意なもの。これまでも何度か講習会のたびに、喉痛いなあ…となることが多く、去年の夏はコロナに罹り1人でのたうちまわりました。

起きてから、すぐに喉に異変。
あー、からっからに乾いた喉と知っている痛み。2日目にして風邪ひきました。

いつ

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New Start in Frankfurt!

New Start in Frankfurt!

今回の記事から日本ではなく、ドイツのフランクフルトからお送りしたいと思います。
ずっと待ち望んでいた、ドイツの音楽大学の大学院に進学することが叶い、10月からフランクフルトで新しい生活を始めました。
実はまだ到着してから4日目。
新しい住処として見つけた学生マンションの部屋に楽器と自分、2つのスーツケースを持ってたどり着いたばかり。
初めての1人暮らしのワクワクと、何もないところから生活を始めるこ

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