今年から始めたことのひとつ、「音大生の本棚」。 主に、Instagramで本をテーマに発信をしています。 (時々Twitterにも登場しています) 音大生の本棚 「♯音大生の本棚」 こちらの2つを使って、わたしの本棚にある本や最近読んだ本を紹介しています。あらすじなどは書かず、何をこの本から思ったのか、わたしの考え方や思い、本との思い出を自由に書き綴っています。 なぜ、発信しようと思ったのか。音楽家なら音楽のことを発信するべきではないかと思う人もいるかもしれません。 わたし
11月に入って、寝ることができない日々が続きました。 朝早くから練習して、日中も頭をフル回転で動かして、帰ってきてから練習やら勉強やら家のことをやってと確実に疲れているはずなのに、ベッドに入っても全く寝付けない。そして気がついたら意識を失っていて、真夜中に1時間おきに覚醒。朝は夢見の悪さで、追い立てられるようにして飛び起きる。という状態になってしまいました。夢と現実の区別がつかないくらいリアルな悪夢にうなされて、飛び起きてからもしばらく動悸が止まらなくなる日もあったりと、自分
今まで、スポーツ観戦というものにあまり興味を示してこなかった私。 小さい頃は朝から晩まで公園で遊び続ける、外遊びが大好きだった子どもで、体を動かすことは今も好きです。 スキー、水泳、テニス、ヨット、乗馬…と様々なスポーツと触れ合う機会があったのですが、どちらかというと個人技のスポーツを好んで選んできました。 そのため、野球とかサッカーといったチームスポーツは外から眺めるだけ。スポーツ観戦をする、というのもあまりピンときませんでした。 ドイツに移り、今住んでいる街のフランクフ
ドイツ生活を始めてから1ヶ月が経ちました。 うわあああと頭を抱えることも、異国の地なのにほっとする瞬間があったり、毎日が新しい日々を過ごしています。 私がドイツに来てから使う言語は、母国語の日本語、英語、ドイツ語。 ドイツ語に関しては絶賛勉強中なので、日常生活で使う比率は英語がほとんどを占めています。私が通う、フランクフルトの音楽大学はドイツの中でも必修授業を大学院生にも多く課すことで有名だと入学してから知りました。どうやら、大学院生は基本的に演奏実技以外の授業がほとんどな
さて、初っ端から散々動き回り、疲れ切って寝て起きた次の日。 …盛大にやらかしました。 元々、乾燥で喉が痛くなりやすい私にとって、ヨーロッパのカラッとした空気は要注意なもの。これまでも何度か講習会のたびに、喉痛いなあ…となることが多く、去年の夏はコロナに罹り1人でのたうちまわりました。 起きてから、すぐに喉に異変。 あー、からっからに乾いた喉と知っている痛み。2日目にして風邪ひきました。 いつもであれば緩やかに始まる喉の痛みが、今回は最初からすでに痛いということで、思いつ
今回の記事から日本ではなく、ドイツのフランクフルトからお送りしたいと思います。 ずっと待ち望んでいた、ドイツの音楽大学の大学院に進学することが叶い、10月からフランクフルトで新しい生活を始めました。 実はまだ到着してから4日目。 新しい住処として見つけた学生マンションの部屋に楽器と自分、2つのスーツケースを持ってたどり着いたばかり。 初めての1人暮らしのワクワクと、何もないところから生活を始めることの難しさに翻弄されつつ楽しみつつ過ごす日々です。 昨年はほぼ2週間おきにヨー
次の日からドイツに渡るためのパッキングをしている私を眺めていた母が一言、「ずいぶんと旅慣れたのね。」と驚くように、そして少し寂しそうに呟いた。 海外に渡航する時何を持って行くかや、どんなものがあると安心なのか、私に一番最初に教え込んだのは母。中学生の時の家族で行ったドイツとフランス旅行は両親にピヨピヨと後ろを追いかけ、高校生で2回母と渡独。どちらも母に準備の大切さを徹底的に仕込まれた。ミニマリスト、ではないけれど、どんな時でも自分が安心することができる物や自分の腕力に見合った
2021年の6月に2台ヴァイオリンとピアノのトリオ、「Trio Lila」(トリオ リラ)を結成しました。高校生時代を同じ時間軸と空間で過ごしたものの、重なり合うことがなく接点が少なかった同級生2人と、大学3年に進級した時に改めて再会したことがきっかけとなり、演奏グループを立ち上げました。 ヴァイオリンデュオ一緒にやろうよ、というオーケストラの本番の控室で声をかけられ、ピアニストも加わってトリオになり、コンサートをこれまでに2回企画運営して…と3人でさまざまなことに挑戦して
需要があるのかよくわからないけれど、ふといつも見ているヴァイオリンケースや中の小物に新しさを感じたのでちょっと紹介してみようかな、という軽い気持ちで記事を書いてみる。 【大きなもの】 ・ヴァイオリン →2012年からの相棒。今年で11歳になります! ・弓(2本) →1本がメインの弓で3年前からの相棒 もう一つは万が一メインの弓に何か起こった時に使う弓 または現代曲や特殊奏法が含まれる曲の時に使ったり 【小物類(サイドポケットの中。楽器に関わるもの。)】 ・肩当て →Ku
昨年は日本とヨーロッパを合計7往復しました。 妹との2人旅、国や街を跨いで移動する旅、初めて訪れる国への旅、帰国して3日後には次の国へと向かったこともありました。 流行り病に罹って1人でのたうちまわりながら大使館やら領事館への手続きに奔走したこともありました(こちらは別途記事を参照ください。「修行と体調管理」) そんな中でキーポイントとなっていたのはパッキング。 いかに効率よく荷物を選択し、詰めていくのか。無駄なものを省きながらも自分がお気に入りで落ち着くものを最大限持って
ちょっとした、私の思い出話。(いつの間にか思い出に変化した) ドイツの南、ミュンヘンに修業へと出かけた時のこと。 ちょうど同じタイミングでメッセ(国際見本市)の開催と重なってしまい、街中のホテルが値上がり。一介の音大生が泊まるようなお値段では無くなってしまって途方に暮れていました。留学中の先輩に連絡をとり、転がり込ませてもらおうかと進めていたものの、コロナのことや先輩自身も忙しいということもあって断念。 必死に検索を繰り返し、少しでも安価で安全な場所・講習会の会場へアクセス
なんだかTwitterにも呟けないし、Instagramに投稿することでもない。 私の日常でぽつんと置かれた種を書き綴ってみることにする。 だから、多分支離滅裂になっているし着地点もまだ見えていない。 ヴァイオリニストはネイルをしない。できない。 小さい頃からヴァイオリンを弾くならマニキュアはダメです、と無言の圧があった。 夏休みになって学校もなく、少し羽を伸ばせる時にだけ許された指先に塗るマニキュア・ネイル。きらきら光る爪が嬉しかった。 それが小学校の時の思い出。 中学
日本とヨーロッパを修行のために往復する生活のなかで毎回気をつけていた 「コロナ」 帰国するたびに陰性証明書が必要で、何度も何度もPCRテストを受けてきました 今回の修行はオーストリアの田舎町 しかし、マスタークラス期間の途中に体調を崩し、寝込む事態に陥った私 異国の地でコロナに感染して療養・回復、無事帰国したという大きな経験を言語化しておきたいという気持ちと、誰かの参考になればと思い、綴っていきたいと思います 帰国の飛行機の中で、忘れないようにと箇条書きのようなメモをそのまま
「しばらく修行してきます」 ひと言だけTwitterに呟きました。 約10日間、日本を離れました。 2年ぶりにヨーロッパの土を踏み、空気を吸い、全身で音楽を感じた修行の日々。 マスタークラス(日本語に訳するのがなんとなく難しいけれど、海外音大の教授の特別レッスン=実技講義・指導を短期間に受けることができるコース、セミナーのこと)を受け、朝から晩まで音楽に溢れた生活をまたできたこと。嬉しくて、感動して泣きそう、とか思いながら毎日を全力で過ごしてきました。 私にとって、マスタ
先日、Twitterでこんなことをつぶやきました。 ドイツ人のヴァイオリン教授のレッスンをオンラインで受講できる機会があり、その特別レッスンに申し込みをした私。 海外の音大に進学したいという思いがあり、教授を探しています。 そんな中、案内をいただきレッスンを受講することを決め練習に励みました。 レッスンは素晴らしく、1時間があっという間で学びの多い時間でした。その一方で、わたしの中では「通訳者」・第三者の存在に引っ掛かりを覚えました。もちろん、「通訳者」のことを否定するつも
みなさま、ご無沙汰しています。 9月1日から15日まで一般投票期間が行われていた、学生エバンジェリストアワード2021Autumnにてファイナリストに選出していただきました! 応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました! 結果はとうの昔に公表されていて、10月からチャレンジ期間が始まっています。各方面でのご報告が遅くなってしまいました… というのも、夏に準備していた音楽活動が秋になって一気に本番を迎えたのと同時に冬に向けての音楽活動が本格化したことによって、さま