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小説・自由詩・ショートショート

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#人生

放浪 〜風船のような生き方に憧れる文鳥〜

風船のようで、渡鳥のような存在。

繋ぎ止めてくれないと、どこかへ飛んでいってしまう。

飛んで行くことが悪いことでもなく、

この場に居続けることが良いこととも限らない。

カゴの中の鳥が、飛ぶことを忘れてしまうように。

自分で餌を取る本能を忘れてしまうように。

けれど

遠くまで飛び過ぎてしまうと、きっと家には戻れない

帰る場所を残しておいてくれ、なんて言うのは甘えかもしれない

行った

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【小説】ロボットと青年 ー時間と心の豊かさについてー

「次の方どうぞ。」

カウンセリング室の引戸が、カラカラと音を立てて開いた。

「先生、ご無沙汰しておりマス。」

一人の青年型ロボットがにこやかに入室してきた。穏やかな動作で頭に乗せていた帽子を取り、軽く会釈する。
帽子の下には、人間ではないことを示すように、通信状態良好を表す青いLEDランプの光がこめかみ辺りを走っていた。

「やぁ、久々だね。さぁ座って」

私は、いつものように、冷蔵庫からお

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【自由詩】  道  (238字)

草原の真っ只中に、

身体一つでぽいっと放り出されて、

「はい、進んでください!」と言われたら、

私は途方に暮れるだろう。

どっちに行ったら良いのか分からない。

立ち止まり、空を見上げて、

地面に寝転んで、お昼寝を始めるかもしれない。

思い立って進んだ途端に、

「あ、そっちじゃないです」

と言われたら、ちょっと怒っちゃうかもしれない。

その草原に、一本の道があったのなら、

それ

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【自由詩】悩める、ボールペン達よ。

【自由詩】悩める、ボールペン達よ。

大した能力差もない、

見た目が大きく違う訳でもない、

似たような色とデザインの

多種多様なボールペン達が、整然と並ぶ。

誰かが、気に入った!君が良い!

と言ってくれるその日を夢見て、

理路整然と並んでいる。

素敵な出会いで、旅立っていくやつもいるし、

何日も何週も何ヶ月も、在庫のやつもいる。

逃げ出すこともできず、

ただじっと時が過ぎていく。

誰かのお迎えの手によって

仲間

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