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心を守るために 哲学 本来的自己の回復

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精神医学としての哲学です。 サバイバルからリカバリーへ。
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#人間

今日の哲学

自分と他人を比べる必要はない。
自己と他者は全く別の存在であるから、わ

今日の哲学

今日は医学

人間は解決不可能な危機を目の前にすると病気の中に逃げ込む

以前書いた通り我々は限界状況と隣合わせにあり、それを見失ってしまうと様々な病気が発症する。

病気の中に逃げ込むことによって死を回避しているのだ。

精神疾患的症状が出れば、入院したりすれば死を回避することができる。正常な人間でも不安が起きるのは防衛本能だ。起きなければ逆に問題だが、以前書いた最優先事項(希望)が不安に対する

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今日の哲学

認知行動療法で発見したこと
・ストレスを意図的に抜くこと(一旦生活を快適にする。嫌なことをしない)
・内面悪(心を悪に染めたり。快楽に溺れたりしないほうがいい)
・他人を傷つけると自分も傷つく(自分が傷ついているから他人を傷つけるとも言えます)
・趣味より日常生活を楽しむこと
・有神論的実存主義 自分の良心が神の存在と繋がっていること(それまでは無神論者でした。真理・本質はない。ただ個人的快感を求

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今日の哲学

狂気について

人間の内部には狂気があるという前提で大江健三郎は芸術論を論じていたわけだが、村上龍氏の論説はもっと凄い。母体から離れ幼少期からの神経的苛立ちこれが体積して狂気が生まれ、極端にいうと大の大人になってから抑うつの反動で犯罪者になる人がいる。だから早い時期から神経にメンテナンスを入れ場合によっては暴れる必要があると唱えた。抑圧とかいじめとか不条理とかあるからね。子供には希望が絶対的に必要

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今日の哲学

カイヨワの戦争論について
サバイバルすることにより人間は我を忘れ、自分が自分であるという責任から解放される。(自分が自分でなくなる)自我障害という論理である。これは後々危険である。というかそういう社会だから病院に来る人が出てくる。
だから病院きたらリカバリーしかないはず。ほんとは。

今日の哲学

今日の哲学
神の存在を否定してそれによって何でもしてもいいというのは間違っている。
神がいないからではなく希望がないから何でもしていいってなるのだ。

無神論のサルトルやニーチェは麻薬やったり脳自体にダメージを与えてスターになろうとしたのだ。
ビートルズも麻薬やった。そういうのは古い。

毎度書いている俺が大好きなヤスパースは有神論的実存主義で限界状況にいながらも今生きていられるのはその間に神がい

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今日の哲学 論文

実体験を踏まえた共生社会における現存在の本来性について

アダルトチルドレン・HSPの現象学・逃走論
サバイバルではなくリカバリーへ

楽園は自分の中にある。もしくはあった。

実存主義の先駆者はデンマークの哲学者キルケゴールで有名です。この文章の前置きとして、両親からの抑圧(両親のことを好きになれない)、自分自身の存在への目覚めというのがあります。キルケゴールは自分の存在(魂)は自分一人だけのも

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