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💗*愛詩*💗

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私の詩は、ほぼノンフィクションの感情そのまま。 経験しないと出ない想いを綴っています。 だから、私にとって詩は短いドラマ。 愛する誰かへの短いラブレターなのです。
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2020年10月の記事一覧

―Miss You―

―Miss You―

君の心が.

とめどなく湧き出る.

悲しみの泉なら.

私はそこから水路をつくり.

小川から大いなる河川へ.

大いなる河川から遥かなる大海へと.

悲しき泉の水源を放つ.

君の瞳が.

熱と光を失くし.

色を忘れたガラス玉なら.

躊躇う君の手をとって.

優しくくすぐる風の日向へ.

温もりみちた光のシャワーと.

柔らかな彩色を施す.
#やさしさにふれて

―自身創生―

―自身創生―

暗闇に光一筋.

吸い込まれるよう.

真っ直ぐ続く光を辿る.

もしもこの先.

枝分かれた道ならば.

どちらの枝道も光溢れていたならば.

抱える不安.

大きく脆いシャボン玉.

されど歩みは止められず.

選択は常に生まれては消え.

歩みの途中では.

正否の判別も定かにならず.

目に見える光は誘惑ばかりで.

過度な期待を無意識に求め.

そんな自分に惑う.

いっそ 歩みを止めて

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―卑劣なスキャンダル―

―卑劣なスキャンダル―

闇に紛れて 感情のパーティー.

カルト化された コミュニティ.

お祭り騒ぎで ペインティング.

彩られるのは 誰の涙か.

仮面の微笑みで.

隠したつもりの嘲り笑い.

一方で優しさを持ち寄り.

もう一方では澱んだ魂.

美しさと優しさの誤解.

醜悪な芳香を放つ事に.

気付きもしないまま.

誰かを苛み欺く事でしか.

安心を得られない.

悲しい人々のカーニバル.

何がし

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―I love you more than you love me―

―I love you more than you love me―

負けず嫌い。

アナタは呆れ笑いで頬を包む。

でもね…本当なんだもん。

負けず嫌いじゃないのよ?

アナタに勝ちたいことなど。

何1つない。

だから..本当に..。

アナタが愛す以上に.

ワタシはアナタを愛してる。

―戸惑い人―

―戸惑い人―

日が落ちて また夜がきて.

日が昇り また朝がきて.

街も人も動き出す.

エネルギーに満ち溢れた片隅で.

私独り 戸惑いながら…

貴方がいないということを.

まだ受け入れられず.

心の時が止まったまま.

今 瞳に入る景色がすべて.

貴方と見た物 触れた物にかわるといいのに.

今 すれ違う人の流れの中に.

貴方がまぎれていたらいいのに..

瞳に映るすべてが

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―私について―

だから私は詩を書くの。

赦す為に。

守る為に。

解放する為に。

小さな頃は時を忘れて.

川の流れを眺めてた.

受けた悲しみを流し赦す為.

空想は友達だった.

居心地よくて.

優しい色合いの世界.

自由に泳ぐ.

心を癒し守る為.

怯えは偽りの笑顔で隠し.

泣くまいと.

悟られまいと.

虚勢をはる.

はち切れそうで..

小さな頃からひたすら綴った言葉.

だから..

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―従順―

―従順―

あなたが紳士を気取るなら.

わたしは淑女を気取るでしょう.

あなたの野性が暴走したら.

わたしはあなたのなすがまま.

中心の疼きは止まず.

互いの焔が絡まり盛る.

しじま蹴破り織り成す夜は.

あなたとわたし夢の狂宴.

―イメージ―

優しくなりたいと…いつも.

願いがあるとするなら、それだけ.

優しくなろうと…いつも.

意識して、ささくれを撫でつける.

哀しみの旋律.

癒しの譜面を知らない私.

時を経て…いつか.

愛をのせ、イメージする.

時を経て…いつか.

奏でる旋律は、本物の優しさにかわる.
#やさしさにふれて

―小さな世界―

―小さな世界―

迷いこんだ蜘蛛

そっと指先にのせ

外へ帰す.

その瞬間だけ

何か1つでも守れた気になる

エゴイスト..

小さな私はいつも

小さな心をすりきらして

どこか居場所をさがしてた.

空想世界はいつも優しくて

空には虹が架かってて

海には宝石がちりばめられて

海鳥は優しい.

私は

蜘蛛のように守られていたと知る..
#やさしさにふれて

―限界の深さ―

―限界の深さ―

僕達は若いから わけもなく走ってた.

限界の深さを知らないから 何も考えなかった.

傷ついてもすぐにたちなおる

回復力があったから.

いくつも恋して楽しんだ.

悲しんだり悲しませたりの連続で.

軽い気持ちで心を弄ぶ.

いつまでも若くない..

青空が教えてくれた.

よく晴れた秋の日に.

とてつもなく大きな心の地震.

恋の深さに驚いた..

立ちなおれない苦さを味わった.

もう

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―きわに問う―

―きわに問う―

もし、貴方の中に戸惑いがあったら.

今、動いているものすべて歪んでしまう.

私には真実しか愛せない.

涙なんかで操らない.

煮え切らないのなら.

かき消すように私を棄てて.

媚びてまでしがみつきたいわけじゃない.

優しいだけじゃゆるせない.

真実じゃなきゃ終わらせない.

―存在するということ―

流されて生きることと

踊らされて生きるは違う。

流される流れは 自分のペース。

緩やかだったり、

小走りやダッシュ、

立ち止まるもまた。

外部影響で

踊らされて生きるのは

性に合わない。

どうせ踊るなら

笑われても、

不恰好でも、

嫌われても、

後ろ指さされても、

自分のリズムで踊って生きる。

―愛なんてモンスター―

―愛なんてモンスター―

対比から生まれる実感.

静と動.

残酷なのに無垢.

鮮烈に映える白に赤.

血の通わない冷たさ..

その中で感じる温もり.

矛盾だらけの否定出来ない肯定感.

愛なんてそんなもの.

受け入れてみれば.

紛れもなくそれは愛.

―調律―

―調律―

安定の土台はどっしりと.

妥協の振り子はユラユラ揺れて.

ワタシの心はメトロノーム.

割りきれない不条理のさなか.

例え..

泣けない程 極限のジレンマでも.

乱れなく一定のテンポを刻む.

誰の為…リズムをつくるのか.

誰の為…心を刻むのか.

その心情も知らず.

たおやかに美しく奏でるのは誰…?